trgt
短いです
tr side
tr「ねぇポッキーゲームしない?」
2人でスーパーに来ている時に、ちょうど目についたポッキーを見ながら言う
gt「はっ!? お前声でかい、今外だぞ」
tr「あぁごめんごめん」
今度は耳元で小さな声で言う
tr「ねぇポッキーゲームしない?」
耳が弱いぐちさんは、顔を真っ赤にしながらやめろ、と小さい声で呟く
もう、どうやっても文句言われちゃうじゃん
tr「ね、良いと思わない?」
gt「じゃぁ、好きなの買ってこい」
やったぁ〜と思いつつ、ポッキーのコーナーへスキップしながら戻る
るんるんで家路についた俺は、買った物の中からお目当ての商品を探し出す
tr「ね、やろ!」
ぐちさんの顔の前にでーんと見せたそれは先ほど買ったばかりのポッキー苺味
まだ、何かゴニョゴニョいってるぐちさんを引っ張ってソファに座らせる
gt「一本だけだからな」
tr「ぐちさん優しぃ〜」
一本許されれば、ぐちさんなんてとろとろにできちゃうのにね
考えを読まれたのか
gt「俺、言っとくけど、ポッキーゲーム強いかんね」
はいはいお決まりの意地っ張り
いつもそう言って、あとでぺしょぺしょになってるのがオチだ
まぁ、自信満々でドヤ顔のぐちさんも可愛いから良いのだけど
tr「絶対、ぐちさん最後の方には、ぐちゃぐちゃになって、もうやめて〜って言ってるよ笑」
ちょっと悪意を込めて声真似までしてみせる
こうすると…ほら、負けず嫌いのぐちさんは煽られるとすぐに乗ってくる
gt「何だとぉ!? じゃあ、一本以上してやっても良いぜ!」
gt「3本でも4本でも何本でも来んかい!」
笑
こうやって俺の手のひらの上で踊らされてるの気づかないんだよね
ビリッと袋を破り、チョコ側を咥えたぐちさんが、どうだ!とでも言いたげにこちらを見てくる
何だかその顔が子供みたいで、可愛くなってくる
tr「お、良いね〜」
tr「どこまでその調子かな?」
俺がそう言って差し出された方を咥えると、途端にぐちさんの目はオドオドとしてきてる
そんなのお構いなしに俺はサクサクと噛み進める
ぐちさんも食べ勧めてはいるけど、俺に比べたらペースも遅いし顔も真っ赤だ
お互いの鼻がぶつかりそうだから角度を変える
後もう数センチ
ぐちさんの早すぎる呼吸音が聞こえて、こっちまで恥ずかしい
ぐちさんの体が逃げ腰になってるから、腰に手を回して逃げれなくする
涙目でこっちを睨んできても知らない
サクサク
ぐちさんはもう全く食べ進めれてない
ぐちさんの美味しそうな唇まであと少し
、、チュ
軽い口付けだけで、サッと身を離す
gt「はぁ、はぁ、あぁ♡」
ほんとに一瞬のキスだけなのに、ぐちさんの顔はもうとろけてる
半開きになった口から口の中が少し見えちゃう
目をトロンとさせて放心状態のぐちさんに、今度は俺からスタンバイさせて2本目を誘う
tr「ほは、ふぎ、行くよ」
ぐちさんはボーとして反応を示さない
そんな姿にちょっとだけイラッとして、ぐちさんの頭をこっちに向ける
gt「ぁぅ」
やっとこさ咥えたぐちさんを確認したら、さっきの比にならない速さで食べ進める
ザクザクザク
一瞬にしてぐちさんの唇にかぶりつき、そのまま舌も入れ込む
gt「ぅん、た、らこ、、?、っはぁん」
ポッキーのクッキー生地と甘酸っぱいイチゴ、加えてぐちさんときたら最高の味だった
ぐちさんの頭を優しく固定して、倒れそうになる体を支えてあげる
口から小さく漏れ出す吐息は、可哀想なくらい余裕がなさそう
胸をトントンと叩かれて、名残惜しいけど仕方なく離れてあげる
涙目で顔を真っ赤にして肩で息をするぐちさんの様子は目に毒だ
口元に残ってるチョコレートを人差し指で掬いとってペロっと舐める
tr「美味しかった♡」
gt「やめろっ」
tr「あれっ?ぐちさんポッキーゲーム強いんだっけ?笑」
gt「うるっせ、」
tr「可愛かったよ、ただのゲームでこんなになっちゃてるの」
gt「これがただのゲームの訳あるかっ」
tr「えぇ、じゃぁもうやってくれないの?」
tr「俺は楽しかったのになぁ」
gt「また今度、、な、」
tr「え、良いの?、じゃぁ明日とか!?」
gt「はぁ?」
終わり
駄作
コメント
1件
今までで1番どタイプな作品見つけちゃいました🥹🥹大好きです、!