テラーノベル
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⚠️ 暴力表現少しあります ⚠️
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いつも通り起きて朝ごはんを食べていた。
すると、母さんが口を開いた。
母 「ねえjnt、ちょっと相談があるんだけど……」迷.
仁 「うん?なに?」
母 「……母さん、再婚しようとしているんだけど…、」
思わず、手が止まる。
俺の家庭は、母子家庭だった。
父親はいたが、仕事が上手くいかなかったりたくさんの借金をしたりで出ていった。
しかも借金は母さんの負担にさせて、無断で出ていった。
正直元からあの人のことは興味なかったし、好きではなかった。
……俺も、少しだけ暴行を受けていたから。
母さんと2人の方が気が楽でよかった。
でも、母さんはいつも俺に「ごめんね」という。ほぼ毎日だ。
毎日「気にしてない」と言うけれど、毎回母さんは顔をしかめる。
それを少し呆れていた。
母さんは俺を少し楽にさせようと頑張っていたのかもしれない。
正直俺はどっちでもよかった。
母さんが幸せであれば。
心做しか嬉しそうな母さん。
これが多分、1番母さんにとって幸せなのだろう。
俺の仕事は、母さんを困らせないこと。否定しないこと。
正直失望という思いもないし、そんなに興味もなかった。
仁 「…うん。いいと思うよ」
母 「本当!?よかったわ! じゃあ、3日後にお相手の家に行くから準備しておいてね!」嬉.
母 「jntの年齢に近いお子さんもいるらしいから、安心してね!」
仁 「…うん」
準備って言っても、引越しだからそんなに準備はないと思った。
…義兄弟、か……
どんな奴だろうな…
──3日後
母 「行けるかしら?」
仁 「…うん」
母 「心配しなくても、大丈夫よ。お子さんも全員いい子でかわいいと聞いているわ。」
仁 「…わかってるよ」
そんな機嫌を取られなくても、そんなことわかってる。
そういえば、学校は変わらないらしい。
それは、よかった。
母 「このアパートともお別れできるのね!♩」満面笑.喜.
ボロいアパートから新しい家に行けるのが嬉しいのだろうか。すごく上機嫌だ。
ここは、母さんのテンションに合わせるしかない。
仁 「……そうだね」
仁 「…ねえ母さん」
母 「ん?なぁに?」
仁 「兄弟って、何人いるの」
母 「聞いているのは、4人だそうよ。高3の子が1人、中3、中2、中1の子が1人ずついるみたい!」喜.
仁 「そう」
全員学年が違くて4人兄弟、か。
俺が入れば、次男って感じか
ほんとに、どんな奴なんだろうな……
──家着
母 「さ、着いたわよ」
仁 (豪邸みたいだ…、)少驚.
俺たちの目に飛び込んできたのは、「豪邸」といえるほどバカでかい家。
隣にいる母さんは、見る方に目を輝かせていた。
母 「こんな家に住めるなんて、…夢見たいっ…!」感動.
母さんの夢は、金持ちになること。
自分が1番の幸せな人になること。
多分母さんは、俺のことなんて母さんが思う “シアワセ” の手助け要員なんだと思う。
ずっと前から、そう思っていた。
まぁ、こんな俺を育て続けてくれた時点で、その説は確証している。
──ピンポーン
るんるんでチャイムを押す母さん。
俺はその背中に黙って着いて行った。
父 「お、来たね」微笑.
出迎えてくれたのが、俺がこれから「父さん」と呼ぶ人物。
正直、呼びたくない。
母 「ええ、お待たせ!ほらjnt、挨拶して♩」満面笑.
満面な笑みでこちらを見てくる母さん。
俺は心の中でため息をついて、得意の作り笑いで言った。
仁 「jntです。これからよろしくお願いします」微笑.
父 「jntくんだね!こちらこそよろしく!」微笑.
パッと見、善人そうな顔の男性。
だが、前の父親と笑い方が似ていた。
偽善者の笑い方だ。
この人の子供、大丈夫かな…?
笑い方だけで見分けられる俺は、どこかおかしいのかもしれない。
前の父親の反省を活かして恋人探しをしない母親に呆れる。
笑顔と性格を作って演じるだけで疲れそうだ。
父 「じゃあ、上がって上がって」
父 「お前たち。新しい家族が来たぞ!」
兄弟たち 「…っ」怯.
やっぱり。父親の言葉に対して異様な反応だ。
虐待などを、受けているのだろうか。
そう思った時に、自分の過去がフラッシュバックする。
少し、頭がズキリと痛む。毎回、思い出す度に怒る謎の頭痛。
この人たちは、大丈夫なのかな。
母 「こんにちは。初めまして。これから、よろしくねっ!」微笑.
兄弟たち 「………っ」警戒.怯.
父 「…ごめんな。ちょっと人見知りで…」少睨.
母 「ふふっ、いえ。大丈夫よ。うちのjntも、こんな感じだから。」笑.
勝手に人の情報を……
父 「きっとjntくんも初めてで慣れないよね。同世代に近い子供たちと一緒にいてくれないか?」
仁 「…わかりました」
父 「ありがとう。そうだ、ついでにお前たち。jntくんに部屋を案内してきてくれないか?」偽頬笑.
? 「…うん。わかった…」
1番年上そうな人が返事をする。
平気そうな顔をして、心做しか怯えているように見える。
まさか……この父親は気づいていないのか?
…まぁ無理ないか。俺の母親も、俺の頭痛に気づいていないみたいだし。
? 「…着いてきて」
仁 「あ…はい…っ」
? 「ここ。」
仁 「ありがとう、ございます…」
? 「おい。お前」
仁 「なんですか…?」
? 「俺らには、極力関わるな。ただし親の前では普通に接しろ。」
仁 「……わかりました」
父親の影響で他人に対して警戒心を抱いているのか。
瞬時にわかった。
俺だって、そう感じるから。
? 「なんで不思議にせんの?」
かわいらしい顔立ちをした、キャラメルボイスの奴が口を開いた。
仁 「……聞かない方がいいんじゃないですか?傷つきますよ?」
? 「…っ、知ったような口をっ…!」
? 「jyuちゃんっ、!」
悔しそうな顔で、俺を睨んでくる奴。
と、子犬みたいな顔立ちの奴。
仁 「それはすみません。でも、実際そうなんじゃないですか?」
そう言うと、一斉に黙る義兄弟。
……図星かな
? 「…もういいよ、みんな。俺らも戻ろう。」
仁 「……案内、ありがとうございました」微笑.
? 「っ……」
最後、なんか顔が苦しそうだったな。
何がいけなかったんだ…?
ま、いいや。荷解きしよう
“hyt” side.
柔 「ほんとにあいつ、何考えてんだか……」
少し苛立っているようなトーンで呟いたjyu。
舜 「まぁまぁ、……でも、何考えてるか分からなくて、怖かったよね…急に同情してきて」
jyuをなだめて共感するsyn。
太 「もしかしてあの人も、俺らと同じ環境で育ってきたとか…?」
ありえないことを言い出したdit。
勇 「そんなことないだろ。あの顔。適当に言っただけだって。」
それを否定する。全員、何も言い返せない顔で下を向く。
その沈黙を、synが破った。
舜 「今日も、あいつ来るんかな…」怯.
勇 「大丈夫。何があっても、俺が守る。」
柔 「最近、hyちゃんばっかな気がするんだけど……」
太 「俺らのことも、頼ってくれていいんやで…?」
勇 「…ははっ、これに頼るってなんだよ」笑.
場を変えさせようとして、笑う。
大笑いしたことなんて、最近ない。
前の学校でも、父親の言いなりで家から出させて貰えなかった。
だから友達との接し方も、全て忘れた。
今は長期休暇しているらしいけど、それが明けたあとが少し不安だ。
全員、同じ気持ちだった。
その時だった。
──ガチャッ
全員 「っ!?」驚.
全員が肩を上げる。
振り返ったそこには、虚ろな目をした父親が立っていた。
勇 「親父……」
父 「今日のあの態度はなんだ…?おかげで少しあの人からの評価が下がってしまったかもしれないじゃないか。」
父 「おい。どうしてくれんだよっ!!」勇.殴.
勇 「ッッ”!!」
太 「hytっ!」
父 「お前もうるせえよっ!!!」太.殴.
太 「うぐっ”、」
柔 「父さん!!」
父 「腹立つんだよっ、そのなだめる声もその態度も!!」柔.殴.
柔 「ぐっ、けほ”っ、」
舜 「っ、やめてっ、やめてよっ……!!」
父 「あぁ!?うるせぇ!!!」舜.殴.
舜 「っ”!」泣.
こんな地獄が、30分ぐらい続いた。
気がつけば俺らは、気を失っていた。
jnt side.
暇だ。
荷解きが終わった今。
何しようと頭を抱えた末、あの兄弟がいるかもしれないリビングに行った。
すごい目で見られるかもしれないが、暇なものはしょうがない。
リビングに到着すると、母さんがひとりで椅子に座っていた。
仁 「母さん?こんなところでなにしてるの?」
母 「あらjnt。いいところに。ちょっとそこに座ってちょうだい」
仁 「いいけど……」
仁 「で、話って?」
母 「……あの子たち…兄弟さんたちとは仲良くなれたかしら?」
仁 「…うん。まぁね」
母 「ふふっ、流石jntね!」
仁 「…まぁね」
母 「それと……私たち、明日からかなりの間新婚旅行に行ってくるのだけれど…お留守頼めるかしら?多分私たちが行っている間、夏休みも終わって学校に行けると思うから…」
仁 「わかってるよ。色々しておく」
母 「流石jntね!ありかとう、助かるわ!」
仁 「…はいはい………そういえば、あの人は?」
母 「私たちの状況と同じで、お子さんたちに色々伝えているらしいわ。多分もうそろそろ帰ってくると思うけど…」
父 「お!jntくんじゃないか!子供たちとはどうだい?」
母 「ふふっ、ちょうど私もその話をしていたところよ。もう馴染めたらしいわ!」
父 「そうか…それは良かった……」
っ……?
一瞬だけど、血の匂いがした。
頭からつま先まで全部見てみたら、こぶしに少し血が付着してるのがわかった。
もしかして……
一応、行ってみるか…
仁 「じゃあ、俺そろそろ部屋戻るから」
母 「ええ。わかったわ。おやすみ」
父 「おやすみ。子供たちのこと、頼んだぞ」
仁 「俺、長男じゃないんですけど……まぁ、わかりました。」
父 「はははっ」笑.
一応医療道具とか包帯とか持ってっておくか…?
この包帯とかは、前の父親の影響で持ち歩くようになったものだ。
流石に病院に行って相談所とかに連れていかれたら色々面倒だから、応急処置だけでもできるようにしようと用意したもの。
ここでもあの人がどんな奴かわかっていなかったから、一応用意しておいた。
まさかこんな展開で使うなんてな……
仁 「ふぅ……」
正直、部屋に入るのにそんな抵抗は無いが、どんな姿にされるまで暴行を受けていたのか、未知数だ。
応急処置だけで済むといいけど…
その一心で、俺は部屋の扉を開いた。
仁 「っ!?」
見ただけであの時がフラッシュバックする。
あの時の同じ光景だ。
大丈夫。大丈夫。
自分にそう聞かせる。
まずはこいつらの命が先だ。
1番重傷そうなのが……こいつか。
1番重傷そうなのと言っても、全員同じくらいの傷の量だった。
あいつ、どんだけねちっこいんだよ……
正直かなり呆れた。
俺は前よりいっそう、あの人に期待しなくて良かったと心から思った。
そんなことを思いながらテキパキと応急処置をする。
すると。
勇 「ッ”……」
あ。やばっ、……
起きちゃったよ長男が
つーか、よく目覚められるな……どんだけタフなんだよ……
勇 「お、まえ……ッッ、、弟たちに何してんだよ…!!」
仁 「…応急処置ですよ。腕、見てみてください」
勇 「…!?」
あれ、こんな驚くんだ?
まぁいいや。ちょうど終わったし
勇 「どこ行く…?」
仁 「いやいや、どこ行くって……俺がいたら居心地悪いでしょ。弟さんたちも起きたら俺に警戒するでしょうし…部屋戻ってますので」去.
勇 「ま、待てお前…!!」
仁 「なんですか……?俺のこと嫌なんじゃ……」
勇 「このこと、絶対他のやつに言うなよ…!?」
仁 「…はあ?言うわけないじゃないですか」呆.
勇 「っ…!」顔歪.
仁 「ちょっ、痛むでしょそれ!?安静にして!!」慌.
勇 「あ、ああ……」不思議.
仁 「じゃ、戻ってますんで。早く治るといいですね」微笑.
あの人なんか変だ。
なんでこんな残酷なこと他人に言うのかわけがわからない。
そんな非常識な奴に見えるか?俺。
hyt side.
なに。あいつ……
再度自分の腕を見てみると、目を疑うほど丁寧に包帯が巻かれていた。
ふと、ditが言っていたことを思い出した。
太 『もしかしてあの人も、俺らと同じ環境で育ってきたとか…?』
本当に、そうなのかもしれない。
この巻き方、慣れている人しかできない。
ditたちも俺が気を失っている間に治療してくれたのか。
包帯と絆創膏の数的に、そんなに暴行を受けられていないことを知って、少し安心した。
勇 「っ……」
やっぱ、俺もまだ痛むな……
でもダメだ…俺は、起きてないと……
仁 『ちょっ、痛むでしょそれ!?安静にして!!』慌.
不意に敬語を外したあいつのことをふと思い出した。何故かあいつの声を聞くと、心地よいと思ってしまう。
ダメだ、ダメだよ。起きてないと、親父がまた来るかもしれない。
勇 「っ…」
今日は何故かすごく眠気が襲ってくる気がする。安心するような、落ち着いていられるような。
気がつけば、俺は眠りについていた。
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突然の暴力表現申し訳なかったです > < ՞
次のお話もぜひお楽しみに > ·̫ <
コメント
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続きめっちゃ楽しみです!!
続き楽しみです
続き待ってます
はる☻
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