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──朝
仁 「ん”……ふわ、ぁ…」欠伸.
閉じそうなまぶたを擦り、ベッドから起き上がる。
母さんたち、もう行ったのかな…
時刻を見てみると8時半頃。
おそらくあの人なら早めに行くだろうと思っていた俺は、着替えをして下に行った。
意外にリビングには誰もいなくて、ちょっと安心した。
朝御飯が見当たらなかったから、自分で作ることにした。
仁 (あの人たち、食べんのかな……)
ふと、義兄弟のことを思い出す。
一応作っておくか…
仁 「ん、完成」
あいつらがきたら面倒だと思って、すぐ食べて席を開けた。
しばらくソファに座ってスマホをいじっていた。
仁 (にしても遅くないか、あいつら…?)
絶対睨まれるだろうけど、少し心配だったから部屋に向かう。
──コンコン
勇 「…なに…?親父……って!!」
仁 「うわうるさ……」
勇 「なんでお前がここにいんだよ!」
仁 「いやなんでって……あまりに遅いから呼び来ただけですけど…」
勇 「は…?だっていつも親父が呼びこないと部屋から出られないから…」
仁 「ええなにその変なルール…」
勇 「変…?」
もしかしてこの人たち、ずっとそうだったのか?
めんどくせえ、あの人。
仁 「まぁいいです。あんたの父親と俺の母親なら長期の旅行に行きましたよ。かなりの間帰ってこないらしいです」
勇 「え……ッッ ほんと、か…?」
仁 「ほんとですよ。朝御飯、作っておきましたんで起きてるなら早く来てください」
勇 「…朝飯なんてあんの、?」
仁 「…あるに決まってるでしょ。ほんとに冷めちゃうんで早くしてください」
勇 「……」
仁 「じゃあ俺、少しの間外出してるので。ゆっくりしててください」
勇 「あ、ああ……」
あの人たち、どんな環境でずっと暮らしてたんだよ……
外出するって言ってもな…どこ行こ…?
あ。そういえば……
あの人たちの服、かなり古かったよな…
買ってってやるか…笑
金なら何故か俺のカードにかなりの額振り込まれてるし。
多分母さんがあの人になんか頼み込んだのか。
今日が平日で良かった。
そんなに混んでない。
俺の気に入ってる店でいっか。服買お♩
手際よく、1人ずつ丁寧に似合いそうなのを選んでいく。
今日は夏服だけで、秋とか冬に近づいたら冬服買おう。
1人3着ぐらいあればいいか……?
趣味とか好きなものとかわかんねーし、3着ぐらいでいいか…
会計を済ませて、店を出る。
すると。
MB 「あれ、jntじゃん!どったの、買い物?」
仁 「あ、やほ。服とか買っててね」
MB 「へー!そだ!jnt、この後暇?」
仁 「暇っちゃ暇だけどなんで?」
MB 「あそぼーぜ!!」
仁 「ええ……いいけど」
MB 「よっしゃ!!どこ行くかー!!」
hyt side.
ほんとになんなんだよ、あいつ。
でもやっぱり、俺ら、変だったんだな……
太「hyt…?なにかあった?」
勇 「なんか……親父たち長期の旅行行ってるらしい…」
柔 「えっ…てことは…!」
舜 「暴力受けなくて、済むんだ…!!やったぁ!!」
太 「だね!!」
勇 「でも外出るには気が引けるよな…」
柔 「うん……新しい服とかあればな…」
舜 「まぁ…ね……というより!下!行こうよ!」
太 「俺腹減ったー、hytなんか作れる?」
勇 「うーん、どうだろ…」
柔 「え。なにこれ……」
舜 「超美味そう…!!!」
太 「こんな美味しそうなの久々かも!」
勇 (あいつが言ってたのって、これか…)
テーブルの上に置いてあったのが、おそらくあいつが作ったであろう朝食が置いてあった。
丁寧に盛り付けられて、synが言った通り、美味そうだ。
柔 「…食べない方がいいでしょ。どーせあいつが作ったんだし。何入れられてるかわかんないじゃん」
勇 「だな。俺らは俺らでなんか済ませようぜ──」
──グゥゥゥ
お腹の空いている音が聞こえた。
振り返ってみると、synとditがお腹を抑えて顔を赤くしていた。
舜 「あ、えっと、その……//」小照.
太 「お腹空いちゃって…//」〃
柔 「ええ…いやでも…!」
舜 「jyuちゃんもお腹空いてるでしょ!?」
太 「hytも!!」
柔 「まぁ空いてるけど……」
勇 「一応、な…?」
舜 「じゃあ食べようよ!」
勇 「だって何が入ってるかわかんないだろ!?」
柔 「そうだよ!ただでさえ1番信じれない相手なのに…」
太 「もー、2人とも警戒心強すぎだよ!synちゃん!俺らだけで食べちゃおうよ!」
舜 「うん!そうだね!」
勇 「あちょっ、!!」
柔 「俺しーらない、」
勇 「jyu~~!!」汗.
太 「ん!?」
舜 「これ…、、」
勇 「どっ、どうした!?なにかあったか!?」
太 「これ、、」
太 「超美味しい!!!!」
舜 「ね!!ほんと美味しい!!2人も食べてみてよ!!」
勇 「いや、俺は……」
柔 「…ん、確かに美味しい!」
勇 「おいjyu!?前と言ってるのと違うじゃん!?」
太 「まぁまぁ、hytも食べてみて!」
勇 「ん!?」
勇 「…確かに、美味しい……」
舜 「んふ、でしょ!?」満面.
柔 「…何synが作ったみたいになってんの、」笑.
勇 「…ま、俺も食べさせて貰うか、」
太 「じゃあ改めて!」
みんな 「いただきまーす!!!」
jnt side.
あの人たち、ほんと何してんだろ、…
流石に何も食ってないとやばいよね…
俺は勝手に、あの人たちが俺の作った朝食を食べていないと予想していた。
コンビニにでもよってなにか買ってくか…?
いやでも、1回家に帰るか。
仁 「てか、服着てくれんのかな…」
まずその問題を忘れていた。
まぁ、物は試しか
そう思って、早歩きで家に帰った。
──ガチャ
仁 「ただいま」
もちろん返事はなく、俺も返事が来ると思っていなかったから、すぐ中に入る。
すると。
太 「…あ、」
キャラメルボイスの奴が振り向いた。
その声と同時に、全員が振り返る。
仁 (あれ、食べてくれてる…)
仁 「……味、どうでした?」心配.
舜 「…ぉ、ぉいしかった…!」
柔 「……ありがと。」
へえ。意外と不器用なんだな……
仁 「それはよかったです」微笑.
できるだけ優しい笑顔を彼らに向ける。まだ警戒されていると思うが、飯は食べた方がいいからな。
それに、俺が作った味に慣れてもらわないと俺も困る。
仁 「そだ、服買ってきたんすけど。1回着てみてください」
勇 「…は?服?」
そんな声を無視して、服のタグを取り始める。
勇 「おい、話聞けって、」
仁 「ちょっと待っててください」
仁 「はい、できましたよ。着てみてください」
太 「わ、わかった……」
そう言って、部屋に移動する彼ら。
時刻を見てみると、昼にはまだ時間があった。
スマホでも見て暇つぶしてようか。
hyt side.
突然あいつが「服を買ってきた」なんて言うから、正直かなり驚いた。
ご飯などと比べて、服はなにか怪しむ物はないから大丈夫だとは思うが……
なんで、買ってきたのだろう。
なぜ、そんなに気遣ってくれるのだろう。
それが、1番不思議で仕方なかった。
柔 「……ねえ!これ、超おしゃれなんだけど!!」
そういえばjyuは服が好きだった。
久しぶりの新しい服で嬉しいのだろう。
太 「うん!超似合ってるよ!!」
舜 「ほんとjyuちゃんなんでも似合うね!」
柔 「んふ、ありがと。3人も着てみてよ!」
勇 「だな!」
舜 「うわぁ、おしゃれすぎる!!」
太 「かわいい!」
勇 「俺、こんな服似合ったんだ…」
柔 「というか、hyちゃんが1番似合ってる気がするんだけど」笑.
勇 「いや、そんなことないでしょ…」
太 「ええ…?1番かっこいいのに…」
舜 「なんでそれで自信ないのかわかんないよ!」笑.
勇 「うーん……」笑.
jnt side.
仁 「あ、来たきた。…よく似合ってるじゃないですか!よかったです」笑.
舜 「すっごくおしゃれだった!ありがとう!!」
仁 「!?そう、ですか…」微笑.
ほんとに犬みたいだな、こいつ…笑
仁 「気に入ったみたいで良かったです。じゃあ、俺部屋行ってるんでゆっくりしててください」
勇 「あっ、ちょっ…!!」
仁 「……なんです?」
勇 「…ぁりがと…」
仁 「…いーえ」
意外と、かわいいところあんだな。
そう思って、朝よりかは軽い足取りで部屋に戻った。
というか、名前聞いてないや。
今日、夕飯の時に聞いてみるか……
自分の部屋に入って、ベッドに横たわる。
そしたら、母さんから連絡が来た。
母 [私たちは今、フィリピンにいます。なにかあったらすぐ連絡してね]
仁 [ありがと]
フィリピン、か…
いつか、言ってみてえな…
そう思いながら、俺はスマホをいじり始めた。
気がついて時計を見ると、もう夕飯の時間になっていた。
何を作ろうかと悩んでいると、俺に1番警戒心を向けている奴に出会った。
柔 「ねえ。」
仁 「はい?」
柔 「この服、どこで買ったの」
なんだ?服に興味があるのか?
仁 「近くのショッピングモールですよ。気に食わなかったなら後でまた買いますよ」
柔 「!!ほんと…!?」
そう言ったら、目を分かりやすく輝かせたそいつ。
この兄弟は犬みたいな奴が多いのか?
仁 「もちろんですよ。気が向いたら声掛けてください。……あ、そうだ」
柔 「…?」
少しだけ身構えるそいつ。本当に何も信じれていないのだな、と少し心が痛くなる。
仁 「あんたの兄弟とあんたの名前、全員教えてください」
柔 「…え?それだけ?ってか、知らなかったの?」
仁 「知るわけが無いでしょ。何も言われてないんだし」
柔 「そういえば確かに……えっと、1番あんたと話してるのが長男のhyt。次男があの明るい声のdit。三男が俺ね、jyu。大型犬みたいな明るいのが四男のsyn。」
仁 「へえ。…いい名前ですね、全員。俺、かなり好き」
柔 「!?//」少照.
仁 「……何赤くなってんですか。変なこと言いました?俺。」笑.
柔 「…なんでもない。それと、俺らもお前の名前知らないんだけど」
仁 「ええ…?最初言ってなかったっけあの男が。」
柔 「あいつの言葉なんて興味無いもん。聞いてない。」
仁 「ふふっ、わかるな少し。」小声.少顔暗.
柔 「!?今、なんてっ、…!?」
仁 「なんもないっす。俺はjnt。じゃあ、夕飯作ってるから。呼びいく」
柔 「ちょっ、待ってよ!」
仁 「……」
柔 「~~~っ」
なんか言いたそうにしてたけど、気のせいか?
ほんとに急がないと間に合わないんだが…
jyu side.
今、あいつ「わかる」って言った…??
やっぱり、俺らと同じ経験してたのか?
いや、そうには見えないし……いやでも、俺らが虐待受けてた時、すごく傷に合っていた手当をしてくれていた。
いやっ、jntじゃなくて母親が手当したのかもしれない。
……疑問が沢山ありすぎる。この後hyt達に話してみようっと。
とにかく今は、頭の中を整理したい。
柔 「ねえみんな」
太 「んー?どしたのjyuちゃん!」
舜 「夕飯どんなやつやろなー♩」
勇 「……jyu。なんかあった?」
柔 「えっと、その…あいつ……jnt、ほんとに俺らと同じなのかも」
勇 「jnt……?ああ、あいつの名前、jntって言うんだ。……はあ!?同じって!?」
柔 「…時差ありすぎじゃない?」
太 「それ思った」笑笑.
舜 「同じって……虐待?」
柔 「そう。俺、さっき階段で会ったんだよ。名前教えたり話してたりしてたら、あいつが「わかるな」みたいなこと言ったの」
舜 「え……」
太 「ほんとに同じやったってことか…?」
勇 「そうなるな」
柔 「だからどういうことか、知りたいんだ、俺。」
勇 「って言ってもな……jnt?ってやつも俺らに興味無さそうだし…」
舜 「……そうかな?俺はjntのこと…信じれるけど」
太 「えっ!?なんで!?」
舜 「だって、興味無いやつなんかに手当とか料理とか、作ったりする!?あいつの行動的にも、信じれるんだよ!」
柔 「……っ」
synの言葉に、みんなが黙り込む。
その空気を呼んだように、コンコンとノックの音が鳴り響いた。
みんな 「!?」驚.
やっぱりみんな、急なノックにはまだ怖がっている。
ノックの音は、父さんが入ってくることが多かったから。
仁 「夕飯、できましたよ?」
扉を挟んだ向こう側に、jntの声が聞こえる。
本当に、聞いたこともないような優しい声。なんとなく、落ち着く気がする。
みんなが黙って、部屋から出る。
仁 「あ、やっと出てきた。ほんとに早く出てきてくださいね??冷めちゃうんですよ」
舜 「ご、ごめん…?」
仁 「……そんな謝らなくていいですよ笑 俺、部屋で食べてるんで。リビングでゆっくりしててください」微笑.
柔 「えっ?」
仁 「いや、えってなんですか」
柔 「いや、なんでもない…」
仁 「そんな気遣わなくていいよ、jyu」
柔 「!?」
初めて、こんな優しい声で名前を呼ばれた。
思わず、そこで泣きそうになった。
仁 「じゃ」
そう一言言って、部屋に戻っていくjnt。
勇 「……jyu…?どこでそんな仲良くなったんだ?」
すごく興味がありそうなhyちゃんに、涙も引っ込んだ。
柔 「ううん、なんでもない」笑.
太 「!……なんか、久しぶりに見た気がする。jyuちゃんの笑顔。」
柔 「え?」
舜 「ほんとにね!!ずっと暗い顔してたんだよ?jyuちゃん」
そう、だったのか……
全然意識してなくて、少し自分に驚いた。
勇 「ガチで心配してたんだぞ?俺ら。」頭撫.
優しい手で、撫でてくれるhyちゃん。
父さんが居なくなったからか、jntが来たからか、よく分からないけど、自分でも心が軽くなってることを感じている。
もっと、jntと話したい。
そして、みんなと楽しく暮らしたい。
俺の新しい夢ができた。
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変な終わり方ですみません т т
この小説は私の学校行事などに合わせて進めていきます
なのでそろそろ学校が始まります!
目安としては4話ぐらいですかね
学校になってもかわいい ◯◯×jnt をお送りします!
今は3話のネタを必死に考えています笑
今までは YJ や さのじん だったので、次は 塩レ や そのじん を投稿しようと思っております!
ぜひお楽しみに♩
色々面白い展開を計画してるのでそこにも注目してくれると嬉しいです!
ですが私の癖なのでご注意を!
コメント
5件
話が好きすぎます、! 仁ちゃ〜〜〜〜〜ん!!!ってなりました!!語彙力なくてすいません💦

更新ありがとうございます!!! 心がぽかぽかしました!
第3話、読み終えました…! 仁くん、実はすごく優しい子なんですね。朝ごはんに服、あの子たちのためにちゃんと動いてるのが伝わってきました。それにjyuが名前を呼ばれて涙ぐむシーン、じんときました。重い過去を抱えてるのに、少しずつ心がほどけていく感じがすごく好きです。 神楽さん、このままゆっくりでいいので、彼らの物語を見せてください。続き、楽しみにしてますね🌙