ーーー2日後ーーー
青「ねぇ、僕さ、桃くんと連絡つかないんだけど?」
赤「え、俺も」
黄「僕もです……」
青「え?なんで?」
赤「最後に家に行ったの黄ちゃんだよね?」
黄「はい、一昨日行きましたけど。ちゃんと元気でしたよ?でも僕その次の朝、桃くんが起きる前に出ちゃって……そこからはわからないです」
青「桃くん昨日何も無かったから外には出てないはずなんだけど……」
赤「油断した。外に出ないって言ってたから家に行かなかったけど……今すぐ桃ちゃんの家行こ!」
青「うん!」
ーーー桃の家ーーー
赤「桃ちゃーん!?」
黄「桃くーん!!」
青「桃くん!」
赤「なんでいないの!?」
青「コンビニとか行ってる説…?」
黄「来た時に通ったコンビニ一応見てみましたがいませんでしたよ?」
赤「……誘拐…?」
黄「は?」
青「え?誘拐!?……そんなの警察に言った方が」
赤「だよね。言おうよ!」
黄「そうですね。」
赤「警察の人も探してくれるって」
青「どこ行ったの桃くん」
黄「どこに行ったんでしょうか……」
赤「とりあえず僕達も探そう」
青「うん」
黄「とりあえず手分けして探しましょう!2時間後ぐらいにまたLINEで連絡し合いましょう」
青「わかった!」
赤「じゃ、またね」
青「気をつけてよ?」
赤「もちろん!」
黄「じゃ、また」
青「うん。」
ーーー黄の家ーーー
黄「どこ行っちゃったんでしょうね?桃くん?」
桃「んー!!んー!!!」
(手足を縄で縛られ、口も塞がれてる)
黄「あははっ!何言ってるのか分かりませんよ?」
桃「んー!ん!!!」
黄「しょうがないですね……口だけ外してあげます」
桃「っはぁっ…!黄どうゆうことだ!外せ!」
黄「外すわけないじゃないですか。外したら逃げるでしょ?」
桃「逃げない」
黄「嘘です。やっと捕まえたんです。逃すわけにはいきません。」
桃「っ……なんでこんな事…」
黄「僕、桃くんのこと好きなんです。大好きなんです。……でも桃くんは僕の事なんて見てくれない。」
桃「はぁ?見てるだろ!?」
黄「見てないです。甘えるのは赤と青ちゃんだけ……頼るのも、噛むのも、一緒に歌うのも!全部僕以外……」
桃「それはっ……」
黄「僕言いましたよね?頼ってくださいって……だから写真まで用意して怖がらせたのに……」
桃「あの写真!!お前がやったのか!」
黄「はい、撮ってる人は違いますけどね。お金あげたらすんなりやってくれましたよ。」
桃「家の……カメラは……?」
黄「この前家に行った時にお風呂入ってる間につけました。そして朝一に取りました。桃くんが寝てる間にね」
桃「俺がっ……どんな思いしたかっ……」
黄「それが目的だったんです。でも意味なかった。どんなにそばに居ても、どんなに助けようとしても桃くんはボクの事見てくれない。酔った時だってそう。赤と青にベタベタして。僕にはなんも無い。こんなに大好きなのに。」
桃「黄っ……こんなやり方、間違ってる」
黄「間違ってない!!桃くんは僕だけ見てればいいの!ね?僕だけ見ててよ」
桃「いやだ。こんな黄見たくない」
黄「…………へぇ……そんなこと言うんですね。ならもうここから1歩も出しません。」
カチャンッ
桃「なっ……」
黄「黄色の首輪。似合ってますよ?桃くん」
桃「外せっ!!」
ジャラッ……
黄「僕の事しか見なければ外してあげます。」
桃「っ……活動はどうすんだよ」
黄「安心してください。僕達で頑張ります。」
桃「ふざけんなっ!」
黄「なら早く僕に堕ちてください。桃くん。」
桃「絶対堕ちない」
黄「そうですか。なら僕も頑張らないとですね。」
桃「っ…………」
黄「では、僕は桃くんを探す振りしなきゃ行けないので。行きますね。よく考えてくださいね?桃くん?」
バタンッ
桃「なんでっ……なんでこうなったんだよっ……」
こんな暗いところにずっと居ないといけないのか?活動したい。でもそしたら俺は黄に堕ちないといけない。絶対に堕ちたくない。
何とか説得しないと。
手足縛られて動けないし、首輪も鎖もついちまった。何ができる?俺考えろ……考えろ……
ーーー2時間後ーーー
赤「あ!青ちゃん!黄くん!」
黄「はぁはぁっ!ごめん!遅れた!」
青「はぁはぁっ、疲れた、もう無理」
黄「少し走っただけじゃないですか!」
赤「走らなくてよかったのに…でどうだった?」
黄「どこにもいませんでした。」
青「僕の方も……」
赤「俺も、Kさん達にも連絡したんだけど来てないし会ってないって」
黄「本当にどこに行っちゃったの……桃くんっ」
赤「黄ちゃん…」
黄「僕のせいかもっ……僕が朝一に出てなかったら守れたかもしれないのにっ」
赤「仕方ないよ、仕事だったんでしょ?」
黄「でもっ……」
青「そんな事言ってても桃くん出てこないよ……探そうよ」
赤「うん……でも今日は皆で泊まろう。怖いよ……」
黄「はい……でも1回家に帰ってもいいですか?桃くん探したいけどこの事リスナーさんに言うんでしょ?ならリスナーさんを不安にさせない為に編集とかしたいのでパソコン持ってきたいなって」
青「一緒に行こうか?」
黄「大丈夫です!帰ってすぐ行きますから!」
赤「じゃ、青ちゃんの家でいい?」
青「いいけど……」
黄「なら青ちゃんの家に直ぐに戻ります。」
赤「気をつけてね」
黄「はい」
ーーー黄の家ーーー
黄「桃くん、ただいま戻りました」
桃「…………」
黄「お帰りも言ってくれないんですか?」
桃「…………」
黄「今日は青ちゃんの家に泊まるのでおにぎり買ってきました」
桃「……」
黄「お腹すいたら食べてくださいね。手の拘束外してあげます。」
桃「…………」
黄「お水もここにあるので飲んでください。」
桃「………………」
黄「あとこれ」
(桃にヘッドホンをつける)
桃「な、何……」
黄「これ外せないように固定しますね。」
桃「…………」
何か聞かせる気か?
黄「夜になったら鳴るのでびっくりしないでくださいね」
桃「…………」
黄「では、お泊まり行ってきます。」
ーーー夜ーーー
桃「……」
ご飯……
桃「モグモグ……どうすっかなぁ……」
逃げられないし……ヘッドホン付けられたからあんまし周りの音聞こえないし……
桃「足の縄取れんじゃね?」
シュルッ…シュルルル
桃「よし!!っていっても、首輪取れねぇし…鎖はちぎれねぇよなぁ……」
足に縄の跡ついちゃった
桃「どうしたもんか……黄の好意には気づいてたけどここまでとは……」
キィィィン
桃「んいっ!!!?耳がっっ!!」
なにこれっ…!!ヘッドホンから流れてんのか!?
桃「あぁっ…!!頭割れるっっ!いだいっ!」
なんだよ!?この音っ!!?
桃「っはぁっ……黄っ!」
いだいっ……痛いっ、痛いっ!
桃「あ”ぁぁっ!ごわれるっ…」
この音はずっと流れてた
黄が帰ってきたのは次の日の昼だった。
ーーー黄の家ーーー
黄「ただいま〜、桃くん!」
桃「あっ…黄っ……止めてっ」ポロポロ
黄「あ、泣いちゃってますね?僕の物になるなら止めてあげます」
桃「止めてっ……いだいっ」ポロポロ
黄「……聞こえてないですか……」
*スッ*………(ヘッドホンを外す)
桃「っはぁっ……はぁっ……」
頭がボーっとする。
何も考えれないっ……ずっとあの音が流れてる気がする
黄「桃くん、僕のものになってくれますか?」
桃「はぁっ……やだっ……」
黄「……そうですか。ならまたつけますね?」
桃「っ!!やだっ……もうやだ!」
黄「ならなってくれますよね?」
桃「っ………」
黄「桃くん大丈夫です。酷いことしませんから」
(桃を抱きしめる)
桃「ビクッ……やっ……」
黄「はぁ、可愛いですね。そんなに怯えないでください。」
桃「も、やめよ?…い、今なら俺許すし、誰にも言わないから」
黄「嫌です。まだ分かってないんですね?」
桃「っ…でもっ」
黄「でもも何も無いですよ。分かってくれるまで僕はやりますよ。」
カチャカチャ(黄がヘッドホンをいじる)
桃「ビクッ……」
黄「次はどのぐらいにしますかね?まる1日?それとも3日ぐらいやりますか?」
桃「そんなにやられたらっ……俺死ぬっ……!」
黄「大丈夫ですよ。死にはしませんから。まぁ、頭は壊れるでしょうけど、僕にとっては好都合ですから」
桃「っ…………」
黄の言うこと聞けば戻れる…のか?
あの音を聞かなくてすむ…
黄「ん〜……もっと強くしてもいいですね。」
桃「る、黄っ……分かった。黄の物になるからっ!……もうその音は勘弁してくれっ……」
黄「本当ですか!?」
桃「お、おう」
黄「嬉しいです!!」
桃「だから解放してくれ……」
黄「分かりました。」
桃「ホッ………」
このままバレないように赤とかに言えば……
黄「ただし条件があります」
桃「な、何……?」
黄「僕の事以外見ないでくださいね?あと話さないでください」
桃「………は?」
黄「当たり前じゃないですか。僕のものになったんですから!」
桃「活動はどうすんだよ!!赤達と話せないってなったら活動できないだろ」
黄「活動目的なら話してもいいです。プライベートとかは話さないでくさい。あと、僕の近くに居ること。離れたら………ね?」
桃「ビクッ………」
黄「そんなに怯えないでくださいよ、桃くんが約束破らなければいい話じゃないですか!」
桃「っ………そうだけど…」
黄「約束守ってくださいね?守らなかったらお仕置ですから。」
桃「……………」
この日から俺は黄の家に泊まることになった。
コメント
1件
やっぱ黄くんだったか、、、 続き待ってます!