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ある日、ムカデが歩いている所にキツネがやって来ました。

キツネは、ムカデが歩いている様子をしばらく興味深げに眺めていました。

そして、キツネはムカデに声を掛けました。

「君にはそんなにたくさん足があるのに、どうしてそんなに上手く歩くことが出来るんだい?

混乱はしないのかい? どの足から先に動かすの?

足を動かす順番はどうしてるの?」と質問しました。


ムカデは立ち止まり、キツネの方を見ました。

生まれて初めて そんな質問をされて、自分でもそんなことを考えたことが無かったことに気がつきました。

そして、答えようにも その答えが分かりませんでした。


そこで、ムカデは自分の足を見ながら動かす順番を考え込んでみました。


すると、どうしたことでしょう! ムカデの足が混乱し始めたではありませんか!

そして、またムカデが歩き出そうとしたのですが、足が思うように動かなくなってしまいました。

歩こうとすればするほど、足の動きが混乱してしまいます。

とうとうムカデは

「キツネが変なことを聞くから 混乱して歩けなくなったじゃないか … 」と困惑して泣き出してしまいました。


それを見て キツネは笑いながら、すました様子で去って行きましたとさ。 (おしまい)

ドンゴロ台のキツネの話

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