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〜side小柳〜
子供部屋に置かれた小さなベッド
中にはモコモコのタオルをギュッと抱きしめて眠る天使
もうすぐこの子の誕生日
子供の成長はあっという間に過ぎていく
ぐっすり眠っている事を確認して俺達の寝室に戻る
俺達は隣同士の部屋をすぐ行き来出来るようにコネクティングルームに作り替えていた
まだ乾かない髪の毛に櫛を通す
鏡台に座り自分の顔を見ている
俺には気になる事があった
それはまだ俺達が夫婦ではないと言う事
婚姻届が提出されていないんだ
そしてまだ‥‥番でもなかった
気になってるのなら聞けば良い
そう思うのに忙しさを理由に先延ばししてしまう
ガチャ‥‥
風呂上がりの葛葉さんが部屋に戻って来た
鏡越しに目が合う
何?の顔で俺を見つめる
「葛葉さん‥‥俺たちってまだ‥‥婚姻届出してなかった‥‥ですよね?」
「‥‥‥‥‥‥」
無言で俺の後ろに立つと抱きしめられる
沈黙が長くて不安になる
「ちょうど明日出しに行こうと思ってたんだよね」
「そんな訳ないでしょ?‥‥何かあるなら俺‥‥」
「いや、明日行こう。‥‥その前に3人で行きたいところあるんだけど」
「‥‥良いですけど‥‥でも‥‥」
「ホントにそれだけ!」
そう言うと葛葉さんは俺を無理矢理ベッドまで連れてってしまう
「ちょっと!何ですか⁈」
「先に噛んでも良い?」
「は?」
さすがに高い声が出てしまう
葛葉さんはいたずらっ子な笑みを浮かべて牙を出して戯けてる
「もしかして‥‥俺の記憶が戻るの待ってた?」
「‥‥‥‥ってねーよ」
葛葉さんの嘘は分かりやすい
でも2人ともそろそろ思い始めていたと思う
記憶は戻らないのではないかと
「すぐ噛みますか?」
そう言いながら葛葉さんに背を向けて首を前に垂れる
そして後ろの毛を手で押さえた
葛葉さんが後ろに近づき俺の首に手を掛ける
「‥‥‥‥愛してるよ、ロウ」
「知ってますよ。毎日聞いてますから」
うなじにキスをされ、大きく口を開いた
「‥‥‥‥んっ!‥‥ぁ‥‥‥‥」
「‥‥遅くなって悪ぃ。一生大切にするから」
「やっ‥‥そこ何回も‥‥んんっ‥‥」
「どうした?」
必死に声を漏らさないように手で口を塞ぐ
噛まれたところが気持ちよくて声が漏れ出てしまう
「やだ、葛葉さんっ‥‥そこ‥‥開いてるのに」
「ん?子供部屋?ぐっすり寝てるよ」
「そうじゃなくっ‥‥やっ!‥‥ねぇ!」
葛葉さんがバスローブの紐を引っ張り、身体が曝け出される
そして首を甘噛みし続けながら俺のものを指先で弄った
「やだって、葛葉さん!‥‥あっ‥‥本当に‥‥」
涙目で振り向き葛葉さんを睨む
葛葉さんはパッと手を離し、急いで扉を閉めに行く
その間に脱がされたバスローブを羽織り直す
「何で着てるの?ダメでしょ脱がないとぉ」
「あんまり大きな声出さないで!起きちゃうから」
性懲りもなく、また俺に抱きついて来る
そしてバスローブの合間から手を入れ、太ももを撫でる
「何でまた出来ると思ってるんだよっ」
「だってそんなに大きくなってるのに‥‥」
「いいです。1人でして来ます」
「やだよ!俺がいるのに何でだよ」
また葛葉さんは俺の首に牙を立てる
「やっ、もう‥‥それはズルっ‥‥あっ‥‥」
力が入らなくなると俺はベットに崩れ落ち、両手をついて四つん這いの格好になった
それをいいことに、脚を開かされ孔を丸見えにされる
「んっ、葛葉さ‥‥」
「解してあげる」
「‥‥‼︎」
孔の脇を親指の腹で割られ、温かい柔らかいものが中へ入って来る
「んんっ!それっ‥‥やだって‥‥あぁっ‥‥動かさないでっ‥‥」
「ん?‥‥んーん?」
中を舌で掻き回され腰が引ける
葛葉さんは爪が長いので、時折俺が嫌がるのに舌を挿入して中を解そうとする
「だって解さないと」
「‥‥っ俺が嫌なの知ってるくせに」
「お前がこうされるの良いって知ってるからだけど?」
「違いまっ‥‥!‥‥あぁんっ‥‥んっ‥‥」
葛葉さんのものが俺の中を割って奥まで届く
首に齧り付きながらもう先程から限界だったみたい
二の腕を掴まれ動きが激しくなる
肌と肌のぶつかる音が湿り気を得て大きく響く
「あっ、あっ‥‥ああっ‥‥ぃく‥‥いくっ!」
「っ‥‥っ‥‥俺も‥‥‥‥いきそう」
出されながら何度か擦られ、身体が痙攣する
葛葉さんが指を絡めて手を握り眠ってる
噛まれた後だからだろうか
いつもより満ち足りた気分になる
幸せを噛みしめるとはこの事なんだと思いながら眠りについた
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