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日陰「ッ…‼︎離して下さい‼︎」??「はぁ?意味わかんないんだけど?なんで?なんでだよ」
威勢を放っている。でも少しだけ、声が震えてる気がする。なんというか心の中に大きな何かを抱えてるみたい。なぜか分かるんだ。この人は何もしてこない。だからこうして強い言葉を掛ければ…
日陰「めんどくさ。」
日陰「ねぇ、分かる?この状況。貴方が有利かも知れないけど世間から見たらどう…?完全に貴方が悪くなる。俺は嘘泣きでもしたら完全に”お前”が悪くなると…思わない?」
??「は、はぁ?何それ。」
勝った。という表現は可笑しいか?でもこの気持ちは悪くないものだ。俺は微笑む。かなり可愛いの方だと思うのだがコイツからしたら只の恐怖でしかないのか。でも都合がいい。もう一回追い打ちをかけて。
日陰「あ。あと一つ言い忘れてた。」
??「なんだよ」
日陰「この事、誰かに言ったりしたら……分かるよね?だって”人生の先輩”だもんね。せーんぱい」
??「ごめっ、ごめんなさい」
日陰「あっれれー?先輩がこんな威勢してて社会どーなるんだろ??!!」
勝った。と言う表現は可笑しいか。でも気持ちがいいなとつくづく思う。
その後は良くわからない。目を閉じて起きたら朝、つまりは次の日という事だ。
学校に行って靴箱に靴を入れる。今日は係や学級委員を決めるらしい。
日陰(陽に会えるかな)
そんな事を考えていたからか若干上の空だった。他人なんて眼中にも無いのだ。
ドンッッ!
日陰「あっ!ごめんなさい」
3年生「チッ」
目線がすごく怖かった。何というかトラウマが煮えくり返る様な凄い威勢だ。ていうかあの人すごい校則違反してた気がする。ピアス開けて髪染めて制服のネクタイも付けてなかった。
日陰「はぁ」