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あの夏が飽和するパロ
「」渡会
『』その他(奏斗とかセラフとか四季凪とかね)
「セラお。どうしよ、、」
『何があったの?雲雀』
「俺、、。奏斗を殺しちまったよ、、、」
『は?』
夏の日。本当に蒸し暑すぎて外に出たくなくって、エアコンの効いた部屋に閉じこもっていた。
いきなり雲雀が訪ねてきたと思えば、何があった?
『とっとりあえず、俺だけじゃなくって凪ちゃんとも話そう。部屋入って。連絡するね』
「、、ありがと」
部屋に招いた雲雀の顔は涙と鼻水でぐちょぐちょだった。
『いきなり呼び出したと思えば、、』
「ごめんアキラ」
『雲雀が謝ることじゃないよ』
『そうですね。でも詳細は教えてくれますか?』
「怒んない?」
『意図的に奏斗を殺してなかったらな』
「、、、。意図的には殺してないよ」
『なら話して?大丈夫。怒んないからね』
その日はさ俺はカフェで働いてた。奏斗もカフェに顔を出してて、雑談とかしてたよ。
で、奏斗が家からの仕事が出てきたらしい。その内容が、、、。
だったんだ。
そのことに怒り狂った奏斗が俺にカモフラージュしようって提案してきた。その仕事は断れないのかって聞いたら無理らしかったんよ。
家も断りたかったらしいが、その依頼主が家の弱み?っていうの握っててしょうがなくだったらしい。奏斗ってさ、家業はつかないってなってるけど、ファミリーの人たちは好きだから断れないらしく、でもセラおとアキラを始末するのは話が別だ!って怒ってた。
だから、怪盗の俺に頼んだのかな。途中までは上手く行ってた。けど、、。帰るときだった。
後ろから人が襲いかかってきた。そこは階段の踊り場っていうところ?だった。人が俺を殺そうとした時。奏斗をつい、押してしまったんだ。
そこに、殺したいとかいう感情はなくって、戸惑ってただけで、そのまま落ちて奏斗は亡くなった。
『じゃあ雲雀はなんも悪くないじゃん』
『セラ夫と同意見ですね』
「でも俺は相棒を殺してしまったよ。唯一の相棒を」
『でもそれって事故じゃん』
「セラお。事故でも捕まることってあるじゃん」
『それ言ったら全部終わりですよ?』
「とにかく俺はもう生きてける自信がないや」
『どうするのよ雲雀は』
「どこか遠いところで死ぬよ」
不器用な笑顔。
『どこですかね?』
「どうしよっかな。寄宿学校時代さ一回だけ森に遊びに行ったの覚えてる?」
『懐かしー』
『ありましたね』
「そこで死のっかな。どうせ死ぬなら思い出の地で死にたいからさ」
その表情に後悔はなかった。
『それじゃあ俺も連れてって』
『じゃあ私もついていきます』
「え?」