サイフォン「バイスと、ぷー吉だったか
。」・犬たちの近くに来て、
ヒザをついた
バイス「なんだ?」・サイフォンを見た
サイフォン「この中は、どうなって
いるのかね?」・犬たちに
地下施設のことを訊いた
バイス「んと。まっすぐ走ってたら、
トビラ(扉)があって、入ると、
でかいホネ。あとは、わかんね。」・
少し考えたあと、サイフォンを見て
言った
サイフォン「・・・・・。」・ぷー吉を
見た
ぷー吉「ふあ。基本的に1本路。
右へ続く通路もあったけど、
そこは、外に出るためのハシゴだけ。
それと、正面の他に、2箇所ずつ扉が
あった。」・両前足で、変なキノコを
持ったまま、サイフォンに答えた
サイフォン「ふむ…。」・立ち上がった
「サッ。」・ぷー吉は、変なキノコを
背中の辺りに、しまった
フィル「バイスくんたちを
飛ばした洞窟とは、関係ないですよね?
」・台所の方に居る、ダイアンを見て
言った
ダイアン「あぁ。性質が違うから
ないだろ。」・フィルを見ながら、
うなずいた
酒場のジェイク「しかし、逃げるには、
もってこいだな…。」・地下施設を
覗きながら呟いた
サイフォン「ジェイクさん。この件は、
我々に任せてくれないかね?」・酒場の
ジェイクに言った
酒場のジェイク「ん?そうか?」・
顔を上げて、サイフォンを見た
サイフォン「代理とはいえ、
村長なのでな。これくらいは、したい。
」・酒場のジェイクに、自身の
想いを伝えた
酒場のジェイク「なんか、わるいな。
旅の人に、いろいろと、させちゃって。
」・立ち上がり、サイフォンに詫びた
サイフォン「いえ、困っているのなら、
助けるのが当り前です。」・酒場の
ジェイクに応えた
フィル「ふーん。」・酒場の
ジェイクとサイフォンを見ている
サイフォン「それと、犬たちを
借りても良いかな?」・酒場の
ジェイクに訊いた
酒場のジェイク「あぁ、いいぞ。好きに
使ってくれ。」・サイフォンに答えた
サイフォン「バイスと、ぷー吉は、
どうだね?」・犬たちにも訊いた
バイス「いいぞ。」・サイフォンに
返事をした
ぷー吉「ふあ。」・右前足を挙げた
サイフォン「うむ。」・犬たちを見て、
軽く、うなずいた
酒場のジェイク「じゃあ、オレは、次の
村長のことで話し合いがあるから…。
」・サイフォンを見て、右手を上げた
サイフォン「承知した。」・酒場の
ジェイクを見て、深く、うなずいた
酒場のジェイク「お前も、何かあったら
、酒場に来るんだぞ。」・ヒザを
ついて、バイスの頭をなでた
バイス「ん。」・酒場のジェイクを
見ながら、返事をした
「バタン。」・酒場のジェイクは、
扉を閉めて立ち去った
フィル「ぼくも、そろそろ…。」・扉の
方へ向かおうとした
「ガシッ!」・フィルの動きが止まった
バイス「フィルも、あの中(地下施設)
に行こうぜ。」・フィルの左足首を
ガッチリつかみながら、見上げている
フィル「バイスくん(驚)!?」・下を
見た
バイス「行くぞ!」・フィルの左足を
引っ張り始めた
フィル「ちょっ、ちょっと、ぼくにも
仕事が…(困)。」・グイグイと
引っ張られている
サイフォン「ダイアン。彼らと共に、
地下施設の奥へ向かうのだ。」・
振り向いて、ダイアンに言った
フィル「えっ!?」・サイフォンを見た
ダイアン「それは、いいんだけどよ。
この兄ちゃん。武器もないのに、
どうやって戦わせるんだ?」・フィルを
ちら見しつつ、サイフォンのところまで
来た
フィル「あの…。」・バイスにグイグイ
されながらも、サイフォンたちの方を
見ている
サイフォン「犬でやられる程度の
魔物たちだ。素手で問題ない。
それよりも、探索をさせると
良いだろう。」・ダイアンに答えた
ダイアン「なるほど、探索か。」・
手をポンと叩いた
サイフォン「ふむ。」・ダイアンを
見ながら、うなずいた
ダイアン「さすがは、サイフォン!
オレは、戦うことしか考えて
なかったぜ(大笑)!」・サイフォンを
絶賛した
フィル「・・・・・。」・
立ちつくしている
語り手「フィルも、地下施設へ
行くことになった(笑)。」
サイフォン「私は、別の出入口を
探してくる。あとのことは任せた。」・
扉の方へ向かいながら、ダイアンに
言った
ダイアン「おう!」・サイフォンを
見ながら、右手を軽く上げた
バイス「うーん…。行くの、
やめようかな。今は、
のんびりしたいし…。」・下を向いて、
ぶつぶつと言っている
フィル「バイスくん?」・バイスを見た
サイフォン「そうそう。彼らは、
邪気に弱いようだ。ときどき、
刺激をあたえると良い。」・扉の前で
立ち止まり、ダイアンに助言をした
ダイアン「邪気ねぇ…。」・呟いた
「バタン。」・サイフォンは、外に
出ていった
ぷー吉「くしゅん!」・くしゃみをした
バイス「???」・きょろきょろした
『地下施設で…』
フィル「はぁ…。なんで、こんなことに
…。」・肩を落としつつ、通路を
歩いている
ダイアン「けっこう明るいな。」・壁を
見ながら言った
「トコトコ…。」・バイスと、ぷー吉は
、先頭を歩いている
「サッサッサッ。」・物かげから、
何かが飛び出した
ダイアン「ん?」・それに気づいた
リス「キシャーッ(怒)!!」
語り手「バイスたちの前に、
凶暴なリスが立ちはだかった。」
ダイアン「・・・・・。」・リスを
じっと見ている
フィル「わぁ、かわいらしい相手だね…
。」・リスを見て、冷やかな反応を
示した
リス「キシャーッ(怒)!!」
語り手「バイスよりも小さなリスが、
『かかってこいやあ!』と
言わんばかりに、挑発している。」
バイス「そだ。こんどは、こっちに行こ
。」・リスの出てきた方へ走り出した
ダイアン「ちょっくらゴメンよ。」・
腰を落として、リスの、おでこを
指で弾いた
「バシュッ!」・リスの体から
黒いケムリのようなものが抜けた
リス「???」・きょろきょろした
フィル「あの、それは…。」・
ケムリ?のことをダイアンに訊いた
ダイアン「サイフォンが言うには、
邪気なんだと。」・リスの頭を
なでながら、フィルに答えた
フィル「邪気?邪気って、あの、魔物を
生み出す『もと』ですよね?」
ダイアン「そうだ。だから、兄ちゃんも
気をつけなよ。こいつ(リス)みたいに
取りつかれて…。」・リスを抱いて
立ち上がり、フィルの方を向いた
フィル「案ズルな。ワレは、不死身ナリ
(笑顔)。」
語り手「フィルは、すでに
取りつかれていた。」
「バチン!」・ダイアンは、フィルの、
ほっぺを引っぱたいた
フィル「何をするんですか(怒)!?
」・ほっぺを触りながら、ダイアンを
見た
ぷー吉「・・・・・。」・フィルを
ボーッと見ている
「タッタッタッ!」
バイス「なんで、だれも来ねんだ!?
」・戻ってきて、ダイアンたちを
怒鳴り散らした
ぷー吉「ほえ?」・バイスを見た
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