f 「ここおいでよ」
自分の膝を手で叩いてみせる
k 「…」
k 「…いい」
f 「さみしかったんでしょ?」
k 「べつに」
f 「えぇ…」
悲しそうにスマホをいじる彼を見つめる
f 「俺のこと嫌い?」
k 「……」
k 「もう、ねる」
f 「え”」
f 「まだ答え聞いてないんですけど?!」
k 「……」
k 「ぃ…言わなくても……」
k「…わかるだろ」
震える 小声で彼の 耳 に届ける
f 「なんで、そんな可愛いことするの?」
幸運にも届いたらしい
k 「可愛くねぇよ…」
k 「じゃあ、おやすみ…」
耳まで真っ赤にして話す彼が愛おしくてたまらない
f 「…すきだよ、ky」
こちらも聞こえるか分からない声で届ける
k 「……ん」
彼が小さく頷いてみせた
こちらの思いも届いたらしい
f 「……ふふ、」
さっきのky可愛かったなぁと浸る彼
彼はツンデレというよりは不器用の方が合ってる
自分の気持ちに正直になれないらしい
f「(そこも可愛いけど)」
普段から先程のような態度を見せている
あちらから甘えてくることなんて
月に一度だけ
f 「……今月、くるかな」
『偏る思いは頭痛へと』
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