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amnv
tg × mz
学パロ
10日目
──────────
mz視点
学校からの帰り道。
下駄箱で友達と話してると 、 横にいたちぐに手を掴まれ引っ張られる。
「 ちょっ… ちぐ 、! 離せ 、! 」
俺が手を離そうとぶんぶん振り回すと 、 ちぐははぁ、と低い声で俺の方を向いた。
「 俺よりあの子の方が好きなの? 」
あの子 、 俺が下駄箱で話していた友達だろうか 。
「 ……そんなわけ 」
少し黙ったあと 、 俺は否定した 。
俺は 、ちぐが好きだから。
「 嘘だ 、今黙り込んだでしょ。 即答できないの? 」
俺はさらに黙り込んだ。
手を握る強さはどんどん強くなっていって 、 ちぐの怖さも増していく 。
「 あの子より 、 俺の事見てよ … 」
ぱっと見たちぐの顔は少し悲しそうで 、 手も震えていた。俺が少し友達と喋ったくらいで 、 ちぐは嫉妬する。 そんだけ … 俺のことが好きってこと 。 ちぐを怒らせてその上悲しませたのに 、 なぜかうれしさで心がいっぱいになる。
「 俺だけでいいでしょ 、? 」
「 まぜたん のこと 、 大好きなのにっ… 」
「 俺だけなのかなって ……っ 」
そんなわけない。俺は即答した。
俺がちぐに甘えるのも 、 ちぐに重くされてうれしいのも、 全部ちぐのことが好きだからで 、 嫌いになったことなんか1度もないし 、 ちぐより愛する人ができたこともない。 それを普段は恥ずかしくて言えないけど 、 今なら言えるかも 。 ちぐをこれ以上悲しませたくない。
「 そんなわけない、 」
「 俺も 、 ちぐのこと 大好き … だから 」
いま 、 やべぇ顔してるかも。
体が暑すぎて仕方がない 。 まだ冬なのに 。
「 …ちぐが1番大事だから … 」
ちぐはにぱっと微笑んだまま俺を見つめていた。
「 ふふっ … まぜたん 顔真っ赤だよ ? 笑 」
「 おま、 馬鹿にすんじゃねぇ… !!! 」
自分の顔は見えないけど察した。 更にいま顔が赤くなったような気がする。
「 ごめんごめん、 笑… まぜたん、 一緒に帰ろ? 」
今度は優しく 、 俺の手を握ってくれた。
「 うん 、 一緒に帰る 」
離さない、と言わんばかりに俺はちぐの手を握り返した。横目で見たその顔は今日一嬉しそうだった。