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これがセックスなの?これが気持ちよくなることがあるの?今でも私の股間は外科手術をした後のようにズキズキ痛んでいた。でも彼を傷つけたくなかった
「う・・・うん・・・ちょっと痛かったけど・・・」
彼は優しく髪を撫でて言ってくれた
「君は処女だから最初は痛いけど、大丈夫、すぐに良くなるよ 」
彼が言うんだからきっとそうなんだろう、私は彼に微笑んだ
「愛しているよ」
彼の言葉に心が温かくなった。そして何より髪を撫でられて、裸で一緒にこうやって彼のぬくもりに包まれていることに幸せを感じた
しばらくすると彼がいびきをかいて寝だした、ヌルヌルする股間を洗いたくて、バスルームに向かった
太ももには乾いた血液がこびりついていた、私はゾっとした、股間の滑りはこの血液だったのか
どうすればいいのだろう・・・・
塗り薬とか売ってるのだろうか・・・・
私は洗面器にお湯をはり、またいで股間をお湯に浸した。温かいお湯が中にしみ込んで痛みは少し和らいだ
太ももと股間を綺麗に洗い流した時には、出血は止まっていた、私は安堵のため息を漏らした
ナプキンを持ってきていたので、ショーツに当て、チュニックを着て、再び彼のベッドにもぐりこんだ
彼は寝返りをうったけど、私をみつけるとすぐに抱きしめてくれた
最初のショックが和らぎ、試しに脚を動かす、今はそれほど痛くなかった
・・・たしかにすごく痛かったけど、きっと彼の言う通り次からは、気持ちよくなるわよね・・・
彼にすりよって彼の寝顔を見る。初めてのセックスは想像を絶する激痛だったけど、彼は気持ちよさそうにしてくれていた
そう思った途端、私はとても心が温かくなった、これが幸福ってことなんだと私は悟った
小さい頃から両親に抱きしめられた記憶はなかった、変わりに女性らしさとは何かという、厳しい躾といつも隣り合わせだった
小、中、高と通った女子高も校則はバレリーナの様な、お団子髪に水色のセーラー服、そして膝下丈のスカート
どんなに寒くてもスカートに素足で白ソックス、個性などまったくなく、みんな同じ風貌で誰が誰か見分けがつかなかった
合コンなどもしたことがなく、俊哉が本当に初めて付き合った人
その人にこれからはこうやって、毎晩抱きしめられて眠る・・・・
もう私は寂しくない・・・・・
私は運が良い、きっと幸せになれる
ズキズキする股関を無視して、私はそう胸に希望を抱いた