『村長の家の中で…』
「シュン!」・オオカミとクマは、
それぞれの地へ送られた
サイフォン「ふむ。操作は、
しやすいか。」・地球儀のような形の、
ワープ装置に手をかざし、左右に
動かしている
語り手「ワープ装置の高さは、バイスの
体長の約4倍である。」
「ドーン!!」・ごう音と共に、
家の中が少し揺れた
サイフォン「む?」・天井を見た
「ガチャ。」・サイフォンは、
扉を開けて外へ出た
フィル「はぁ…。やっと、仕事に戻れる
…。」・ダイアンの隣で、うなだれた
ダイアン「おう、サイフォン(笑顔)
!!」・サイフォンの方を向いて、
手を上げた
サイフォン「ふむ…。どうであった?
」・扉を閉めて、ダイアンの、
ところまで歩いた
ダイアン「あぁ。バッチリ片づいたぜ。
」・笑顔で、サイフォンに答えた
サイフォン「そうか。こちらも、
ワープ装置が届いてな。クマたちを
送ったところなのだ。」・
うなずいて、村長の家の方を見た
酒場のジェイク「おーい!」・酒場の
方から走ってくる
一同「・・・・・。」・酒場の
ジェイクを見た
酒場のジェイク「はぁ…、はぁ…。今の
、ごう音は…?」・ダイアンたちの
ところに来て、うなだれた
ダイアン「地下施設が、キレイさっぱり
、なくなった音だよな。」・フィルを
見て言った
フィル「えぇ。壊れることなく、以前の
状態に戻った音ですね。」・ダイアンを
見て、うなずいた
酒場のジェイク「ふう…。よかった…。
」・ひと息ついた
バイス「あっちで遊ぼうぜ。」・
おすわりした、ぷー吉に言いながら、
村の外へ向かった
ぷー吉「ふあ。」・バイスに
付いていった
酒場のジェイク「いやなに。村が
陥没(かんぼつ)したのかと思って、
慌てて駆けつけたんだが…(照笑)。
」・顔を上げて、自身の頭を触った
サイフォン「ジェイクさん。
ワープ装置は、どこに置けば、
よいのかね?」・酒場のジェイクに
訊いた
酒場のジェイク「おっ、届いたか(喜)
。じゃあ、村の出入口に置いてくれ。
」・サイフォンを見たあと、
村の東側を指した
サイフォン「ダイアン。家にあるから、
私と共に運ぶのだ。」・ダイアンを見て
言った
ダイアン「あいよ。」・サイフォンに
返事をした
語り手「サイフォンとダイアンは、
村長の家に向かった。」
酒場のジェイク「これで、エル島まで
楽に行ける。」・サイフォンたちの方を
見ながら言った
フィル「確か、その島にも、酒場は、
ありますよね?」・酒場のジェイクに
訊いた
酒場のジェイク「あぁ、砂浜の
近くにな。」・フィルに答えた
語り手「サイフォンとダイアンは、
地球儀のようなワープ装置を抱えて、
村長の家から出てきた。」
フィル「ぼくは、行ったこと
ないんですけど、そこの、お店では、
果物を使った料理が人気だとか(笑顔)
。」・酒場のジェイクと共に歩き出した
酒場のジェイク「かもな。」
フィル「どんな感じの
料理なんでしょうね(笑顔)。」
酒場のジェイク「ただの盛合せだぞ。」
フィル「えっ?」
語り手「4人の獣人たちは、
村の出入口へ向かった。」
『いっぽう、犬たちは…』
バイス「なんも起きねぇ。」・正面を
見たまま言った
ぷー吉「・・・・・。」・バイスの隣で
、ボーッと、している
語り手「地下洞窟の奥に居た。」
『村の出入口で…』
サイフォン「球体に手をかざし、
このように動かすのだ。」・
ワープ装置の前に立ち、手を横に
動かした
「フオン。」・球体の表面に文字が
浮かび上がった
酒場のジェイク「ほう。」・最新式の
ワープ装置を見て感心した
ダイアン「この、ワープ装置には、
ブーメラン機能も、ついているんだぜ。
」・隣の、フィルを見て言った
フィル「ブーメラン機能?」・
聞き返した
ダイアン「あぁ。1度、他の場所へ行き
、5分くらいで戻ってくる機能の
ことだ。」・フィルに説明した
フィル「ふーん。」
ダイアン「その時間内であれば、
いつでも戻れるから、忘れものを
取りに行ったり、救助なんかにも
使えるんだと。」
フィル「それは、便利ですね。」
酒場のジェイク「なるほど。やりかたは
わかった。サイフォンさん。色々と
世話になったな。」・ワープ装置の
操作をやめて、サイフォンを見た
サイフォン「む。」・酒場のジェイクに
応えた
酒場のジェイク「フィルさんも、
犬たち(バイスと、ぷー吉)を
ありがとう。」・フィルにも、お礼を
言った
フィル「いえ…。」・ちょっと照れた
酒場のジェイク「じゃあ、オレは、
話し合いの途中だから…。」・酒場の
方を指して、サイフォンに言った
サイフォン「ふむ…。」・酒場の
ジェイクを見て、うなずいた
語り手「酒場のジェイクは、酒場へ
戻っていった。」
サイフォン「さて、家の中を
掃除せねばな。」・村長の家に向かって
歩き出した
フィル「ダイアンさん。ぼくにも、
これ、教えてください。」・ダイアンを
見ながら、ワープ装置を指した
ダイアン「おう、いいぞ。」・フィルを
見て言った
「タッタッタッ…。」
語り手「バイスと、ぷー吉は、
森の中を走っている。」
バイス「おっ、フィル。」・森を
抜けて、村の出入口まで来た
フィル「へぇー(楽)。」・
ワープ装置の前で、手を動かしている
ダイアン「なっ、簡単だろ(笑顔)。
」・隣の、フィルに言った
バイス「何してんだ?」・フィルの
足元に来て見上げた
フィル「ワープ装置の使いかたを
教わっていたところだよ。」・操作を
しながら、バイスに言った
バイス「そか。」・フィルを見ながら、
うなずいた
ぷー吉「ふあ(喜)。」・フィルたちの
近くで、ちょうちょを追いかけている
フィル「よし。さぁ、バイスくんは
離れて。ぼくは、ナンノ島に戻って
仕事を…。」・操作をやめて、バイスに
言った
「ガンガン!」
バイス「飛ばね。」・ワープ装置を
叩いている
フィル「ちょっ、何やってるの(慌)
!?そんなに叩いたら…。」・バイスを
止めようとした
「フオン。」・フィルは、誤って、
ワープ装置の浮き文字に触れた
フィル「あっ!?」・自身の手の先を
見た
「シュン!」
語り手「フィル・バイス・ダイアンと、
ちょうちょを追いかけてる、ぷー吉は、
ナンノ島へ飛ばされた(笑)。」
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