テラーノベル
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俺は、戦争なんてしたくなかった。お前と一生会えなくなってしまう気がしたから。
俺ら2人は、まわりの奴らがびっくりするほど仲が良かった。なんであんなに仲が良かったのかは分からないが、その時間は俺が生きた人生の中で1番楽しかった時だろう。俺は、その時からお前に恋に落ちていたのだろう。俺たちは、将来何になりたいかとよく話し合った。
ナチス「ソ連は大人になったら政治とかどうしたい?」
ソ連「そうだなー、国民の不平等が無くなるようにしたいな」
ナチス「ほぇー、そう慣れるように頑張れよ!」
ソ連「あぁ!そうだ、ナチはどうしたいんだ?」
ナチス「俺は、もっと領土を大きくしたい! 」
ソ連「いいじゃん」
ソ連「お互い頑張ろうな!」
ナチス「おう!」
この会話をしてから、俺たちは合えなくなった。俺とナチスの2国は思想がすれ違って戦争になってしまった。俺は、なるべくナチスと戦争をしたくなかった。だけど、ナチスが領土に侵攻してきた。子供の時のナチスの面影はほぼ無くなってた。
ナチス「よぉ、ソ連。お前は変わってないな」
俺はまだナチスのことが好きだった。好きな人との戦争はしたくない。だが、自分と国民を守るために俺は戦争をしなくちゃならない。
ソ連「お前は変わったな」
ソ連「俺の方に侵攻してきて何の用だ?」
ナチス「お前の領土を貰おうと思う。あと、社会主義は嫌いだからな。」
ソ連「そうか」
ナチス「後ろ、守っておいた方がいいぞ?笑」
ソ連「は?」グサッ
ナチス兵に刺された。”じわぁ”っと俺の血が雪に着色されていく。
ソ連「ハッハッ…なんでっ?」
ナチス「子供の頃からの癖だよな。後ろを守るのを忘れるのは笑」
ソ連「くそっ…」
ナチス「動けないだろ?どうだ?」
情けないな。片思いの相手に殺されるなんて
ソ連「最悪っ…だよ」
ナチス「そうだ、手土産にお前の目を持って帰るとしよう!」
ソ連「勝手に..しろよ」
俺は意識を手放した。
ここは?
白く、何も無い部屋だ。俺はどうなって…
あぁ、ナチスに殺されたのか。天国か?地獄か?何も分からない。
でも、俺は地獄行きだな。
心地がいいのか、悪いのか分からない。変な所だ。ナチスと、戦争なんてしたくなかった。
これから、俺はどこに行けばいいんだ。
???「お父様!」
???「おい、親父!」
こえ…?誰だっけ。
???「目覚ましてよ! 」
ベラルーシ…?
???「俺らを置いて逝くなよ!」
ロシア…?
ハッと、目を覚ます。
ベラルーシ「起きた!お兄様!」
ロシア「良かったぁ」ギュ
ソ連「ここは?」
ベラルーシ「病室よ!」
視界が、いつもより狭い。目があるであろう、右目に手を当てる。
ソ連「は?目は?」
右目は無く、包帯が巻かれている。
ロシア「俺が来た時には、無かった。…戦った奴が取ったんじゃないか…?」
ソ連「ナチだ…」
ロシア「なんて言った?」
ソ連「いやなんでもない」
ベラルーシ「お兄様、お父様も疲れていると思うから、少し休ませましょ。」
ベラルーシ「あと、お兄様も寝てないでしょ」
ロシア「わかった、そうする。体調が良くなるまで寝とけ」
ロシア「敵軍が攻めてくることもない」
ソ連「あぁ、ありがとう」
子供たちが出ていく。そこにあった鏡で自分の顔を見る。何故か泣いていた。自分でも分からない。右目がなく、泣いている情けない自分。
ソ連「はぁ」
ベラルーシ「…ねぇ、お兄様」
先に沈黙を破ったのはベラだった。
ロシア「どうした?」
ベラルーシ「お父様は、気づいてなかったんだろうね」
ロシア「あぁ、気づいてたなら俺らをとっくに部屋から追い出してる。」
ベラルーシ「でも、どうしたんだろう。お父様が泣いたところ初めて見たわ」
昔、俺は聞いたことがある。親父には、片思いしてる国が居たって。だけど、そいつと戦わないといけなくなるって。
ロシア「まぁ、今はそっとしておこう」
ナチス「はぁ」
ソ連を傷つけたのは俺だ。俺だって殺りたくて殺ったわけじゃない。だから、きちんと後ろに気をつけろと忠告してやったのに。持って帰ったソ連の右目を見つめる。
ナチス「綺麗な目…」
コンコン
ナチス「入れ」
兵士「失礼します!ソ連が生きていることが確認されました!」
ナチス「…わかった」
兵士「失礼しました!」
生きている?致命傷を負わせたはず。
いや、”俺は致命傷を負わせろ”と命令をしただけか。俺も、殺したくなかったのか。
ナチス「ははっ、情けないな俺」
終わります!新連載です。
私の、1推しカプはソナチかナチソなんです。
ここの2国は尊いのですよぉー。
話がどんどんおかしくなっていくかもしれませんが、頑張ります。ではまた!
コメント
2件
えへへへありがとうございます尊きかな