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…えー、なぜでしょうか。
俺は、昨日の抗争の件でマイキーに来てほしいと言われているのですが。
部外者ぞ?我、部外者ぞ?
行っていいのか?
そして、春千夜くんの兄妹隠し事件、理由が分かったけど…
重すぎやしませんか?
そして、半ばマイキーのせいなんじゃん。
仕事増やす気か()
…とまあ、なんでキャラ崩壊()を引き起こしているかというと…
「全く…なんで熱だしてんのにここに来たんだよ…馬鹿か?」
「だってぇ…母さんが…邪魔っていうんだもん…。」
俺が熱を出したからである。
ココくんに絶賛看病され中。
横になっていないとふらふらするけど横になったら吐きそう…。
どうすればいいんだよ…
「とりあえず…熱…何度…?」
「はいはい、ちょっと待て。」
そう言って、体温計を取り出して俺に持ってくる。
「はい、測れ。」
:今回はここから全部ココ視点です:
~数秒後~
俺は体温を見て驚いた。こいつ…
「…生粋のバカかよ…。」
「だってぇ…母さんが…」
「はいはい分かった分かった!」
「で…何度…?」
俺は体温を告げるべきか迷った。
いや、言ったらなんか歩いて帰ろうとしそう。
悩んだが、言うことにした。
「42.7℃。」
「…分かった…帰るね…いてもあれだと思うから…。」
「お前は歩いて帰れるのか?」
そう聞くと、タケミチは黙り込んだ。
やっぱり帰れないのか。
ただ、このことが総長にバレるとめんどくさいな…。
なんかしそう。どらやきをタケミチの口に突っ込みそう。
いや、そんなことはないか…?
とりあえず、まずは食欲の問題だよな…。
「なんか食べるか?」
そう聞くが、返答がない。
…寝た?
なら、今が好都合だ。
俺は、必要なものの買い出しに出かけることにした。
「必要なものは買った…よな…?」
買い出し終了。あとは向こうに戻るだけ。
その時に、俺は最悪なやつに出くわした。
「お、ココじゃーん♡」
「何、買い出しの後か?w」
…黙れ。灰谷兄弟が。(灰谷兄弟推しの方すみませんby主)
「今、忙しいんだが。」
「ねえ、ぱって終わるから、ちょっと話聞いてよ♡」
「嫌だ。」
「なんだ、今ここで死にてぇのか?」
「看病で忙しいっての!」
すると、灰谷兄の方がゆっくり舌なめずりをして、こう言った。
「へー、だれかかくまってるんだ、アジトに。」
…今、思い出す。
トップクを着て買い物に来たことを。
…詰んだ。
「…そうだけど、悪いかよ。」
「まあ、そう心配するな。今回は注意喚起だから。」
そう言う、灰谷弟。
「なんか、最近、梵の首領が殺し屋と接触したらしいよ~。しかも、その殺し屋、マイキー狙ってるんだって♡」
…タケミチの事だ、と一瞬にして分かった。
「で、取り巻きの家族とか仲間とかも周りのターゲット排除に動いているらしい。」
「ま、互いに気を付けようぜってこと♡」
それだけ言うと、灰谷たちは「じゃあねー♡/じゃあな。」と去っていった。
…と思ったが、弟の方が俺のすぐ右隣で立ち止まる。
そして、こういった。
「九井、お前は一番気を付けるべきだ。おまえを狙ってんのはなかなかに強いやつだからな。どっちの意味でも。」
俺は背筋が凍った。
どっちの意味でも強い…?
体力面でも、精神面でも、ってことか…?
そして、何かを手渡された。
「じゃ、なんかあったらいつでも呼べ。敵対関係だが、お前がいなくなると暇になっちまうからな。」
…紙切れと…小型のナイフ?
これで身を守れってことか。
紙切れには、灰谷兄弟の電話番号が書いてあった。
俺は後ろを振り向くと、もう二人はいなくなっていた。
「…足、速すぎんだろ…。」
「ただいまー、ごめんな、一人にして。」
そうタケミチに話しかける。
しかし、返答がない。
「まだ、寝てるか…?」
そっと、布団を覗く。
しかし、中には枕が入っているだけだった。
「…待て、タケミチどこ行った!?」
俺は軽く焦る。
なんかにつかまったりしてないよな?
「あ…おかえり…。」
「わああああああ!!!!!!!」
俺はびっくりして、つい大きい声を出す。
「…うるさい…。」
「あ、ごめん。」
これは完全に俺が悪い。
「あ、そうだ、熱さましとかいろいろ買ってきたが、どうする?飯食ってからにするか?」
「…ご飯は…食べる…。でも、その前に薬飲みたい…。」
まあ、熱が40℃もあったらそうだろうな。
「じゃあ、水とか持ってくるからちょっと待っとけ。」
そういって、水を取りに行こうとした…が…
「あ、ココ。おかえり。」
「…お疲れ様です、総長。」
総長がすでに水を取りに行っていた。
「熱さまし買ってきた?」
「あ、はい、あと、氷は在庫あったか不安だったので、もらってきました。砕いたら使えます。」
俺はそう答える。
「そうか。ありがとな。」
そういって、水を俺に渡して、「氷、砕くから貸して。」と言い、総長は氷をもらって部屋を出ていった。
「…じゃあ、薬、飲むか。でも、先にゼリー食べとけ。小さいの買ってきたから。」
俺は、ゼリーをタケミチに手渡す。
タケミチはゼリーを食べると、薬に対して何も言わずに服用して、寝た。
「…なんか不自然だな…。」
俺はそう思わずにはいられなかった。
「なんか不自然なんだよな…。」
「何がだ?」
「全部ですよ。」
「熱でも出たら人間、誰でも不自然になる。」
「でも、封じ込めてるというか、なんと言うか…。」
その言葉で、総長の動きが止まる。
「封じ…込めてる…。」
そう言うと、ぶつぶつ呟きながらどこかへ行ってしまった。
ここには、俺以外(俺も怪しいが)、まともな奴はいなさそうだった…。
マイキー殺害まで あと 25日
抗争まで あと 2日