主の勝手なお話です。通報❌
何でも大丈夫な方だけどうぞ~
「ねえ…まあさ…あのさ…」
「うん?どうしたの?」
ブブブブ))
ブブブブ))
ブブブブ))
-今度は、TV通話でかかってきた!
「え?え?どうしy」
「出なよ」
-あ~かかってきちゃったか…
りょうたが通話ボタンをタッチ
-いやいやいやこの2人の格好
絶賛営み中がバレちゃうでしょうが!
りょうたがさっと自分の方へ画面を
むけ私の胸元を直してくれる、素敵!
りょうたは…胸元全開…キスマも…
まあ、良いか、付き合ってるんだし
いやいやでも人様が見て気持ちの
良いものではない、マナー違反だ
パッと画面が切り替わった
-…相変わらず色気全開…
=あ!…だて?…え?…
=お疲れ様です
=お疲れ
=ごめん、あ…まあさは?
-ここですね
=いますよ
ぐいっと抱き寄せられ画面で
彼と対面した
この感情をなんと呼ぶのだろう
=あ…ご無沙汰してます…
アイドルスマイルの彼
=おお~久しぶり~元気だった?
慌てるとおどける癖も変わってない
私の腰を抱いたりょうたの腕に
力がはいる
=はい、かめなしくんは相変わらず
ご活躍でなによりですね
-大丈夫、成り行きに任せるんだ…
=まあさは相変わらずかわいいね♡
りょうたから殺気が漂う
-やめてやめて尊敬してる先輩に…
いつもは仲良しなのに…
私のせいだよね…また、迷惑に
なっちゃうよ…
=かず兄、俺達が付き合ってるって
この間、言いましたよね?
=あ~そだっけ?忘れたかも…
-挑発してる…治安悪う
=俺達、付き合ってます!
それに、一緒に住んでます。
…俺、まあさを愛してますから
またアイドルスマイル
=へえ~だてもオトコになったんだあ
……俺もまあさのことずっと、
愛してるけどね♡
-彼の鎖骨を見てる
むこうからも殺気が漂う
-愛してるだって…
りょうた、わざと隠さなかったんだ…
いやいや話題を変えなきゃ…
あっそうだ
=あの!かめなしくん!彼女さんに
送るメッセージが間違ってこっちに
きてましたよ?彼女さんに早く
送りなおさないと、待ってるかも…
=ああ、いないから大丈夫
=え…?
=は?かず兄?
=ごめん、だて…ホントは…う~ん、ずっと
いないんだ…彼女いるって言って、指輪でも
しとけば、女の子よって来ないし
マネージャーが変わったからウソの
スキャンダルも出されなくなったし…
-スキャンダルもウソ……そんな
=まあさにブロックされてたけど
ずっと送ってたんだ。でも、今日は
既読になったから思わず…電話した
まあさ、俺言っただろ?
お前のこと、絶対に諦めないって!
忘れちゃったの?
-忘れるわけない…
その言葉が
どれだけ、うれしかったか…
その言葉に
どれだけ、苦しめられたか…
=だから、何回も共演のお仕事も
お願いしてるんだよ♡
=かず兄、もう用がなければ
切りますね…
=まだ話、終わってねえよ!
だて、12月の特番、俺達のバックで
いつもの6人で踊ってよ
まあさ、マネージャーに言って
おくから、客席に関係者席が
あるから見にきて?楽しみにしてる♡
じゃあ、またね…
プツ))
「りょうた!かめなしくんのバックで
踊れるって!すごい!!やったね!
来春のたきざわくんの舞台にも
呼ばれたし…すごい!すごい!」
「え?…うん!やった!」
りょうたの勇姿が見られるのが
うれしくて彼の首に飛び付く
彼のしなやかな指が私の頬に伝う
涙を拭う
「まあさ…どうして泣いてるの?」
「あ…かめなしくんとりょうたが
私のせいで、あんなピリピリして…
また、迷惑になっちゃうなあって…
ごめんなさい…」
「俺達は大丈夫だよ!
かず兄、優しいし…彼女の存在が
ウソだったのはショックだけど…」
-知ってる
私のせいで2人が…
どうしたら良いんだろう…
それにずっと愛してるって…
スキャンダルもウソ…
私が信じられなかったせいで
彼を傷つけてる…
でも今はりょうた達がいてくれてるし…
わかんないわかんないわかんない
続く