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続
krside
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彼は俺の事が好き、
俺も彼が好き、
両想いだ
それなのに俺が言いそびれたから、
スマイルを泣かせてしまった
kr「追いかけなきゃッ、」
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どんだけ追いかけても追いつけない
かなり距離が離れている
これ以上分からない道を行ったら帰れなくなりそうだ、
また明日学校で話そう、
次の日
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スマイルは来なかった
来ないとは分かっていた
スマイルの言ってた好きも恋愛感情ではないのも
なのに、
スマイルが学校に来ないのなら家に行こう
そう思った時にはもう行動していた
smside
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今日は休んだ
あんな事があっては顔も合わせれない、
家に居ると思いだす
きりやんの喋り方
性格
声
優しい所
あの泣きそうな顔も
思い出す度辛くなる
もう関われないから
俺は関わってはいけないから
誰かに相談しようかと思ったが辞めた
これは2人しか知らない事にしたかったから
sm「ひッ、」
またでてきた
あのきりやんの声が
「スマイルってそんな奴なんだ、」
「気持ち悪、」
「俺の事好きだったんだ、笑」
昨日に繋がるような話はお願いだからもうやめてくれ
sm「やめろッ、近づくな、!」
あれが近づいてきた
怖い、
sm.カヒュッ
sm「やめッ、」
首を絞めてきた
殺されるのだろうか
もういっその事死んでいいんじゃないか、
死んでしまえばきりやんの事も忘れられる
バンッ!!
何の音だ、?
ドアの音?何かが倒れたか?
kr「スマイルッ、!!」
sm.カヒュッ
sm「きりやッ、?」
この瞬間1番来て欲しくて
1番来て欲しくない人が目の前に居た
krside
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このままでは彼は死んでしまうような気がした
今動かなければ
きっと、
そう思い彼の家のドアを開けた
鍵がかかっているかもしれなかったのに
良くも悪くも不用心で鍵は空いていた
入った途端に聞こえる泣き声、呼吸音
彼の部屋かは分からないが近くのドアを開けた
バンッ!!
kr「スマイルッ、!!」
sm.カヒュッ
sm「きりやッ、?」
見つけた彼は何かに首を絞められているようだ
その何かは見えず苦しむ彼だけが居る
力も抜けて今にも倒れそうな彼
彼を支えるため肩を掴む
kr「スマイルッスマイル、!!」
少しづつ息が荒くなり体が冷めていく
助けられない自分が憎い
彼は”何か”を見つめ”何か”に怯えている
kr「スマイルッ、!!!」
息を吸う音でさえも掠れていく
何か助けられる方法は無いのか、
スマイルの首を抑えている何かを触るため彼の首を触る
sm「はッ、」
何かに触れた気がした
そして彼は開放されたかのように倒れた
触感は直ぐに消えて無くなっていた
とても人の手に似ていたが、
kr「スマイル、」
俺は直ぐにベッドに乗せた
また魘される前にご飯でも作っておこう
そう思い寝ている彼に口付けを1つ落とした
俺の安心の為に
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スマイルの家には何も無かった
きっと食べれる程の食欲も無かったんだろう
それ程に辛いのに気づけなかった自分が憎い
kr「ごめんな、」
食べやすい間食を作り直ぐにスマイルの部屋に戻る
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まだ気持ちよさそうに寝ている
kr「俺が守るから、」
そんな戯言を告げ
スマイルを優しく抱きしめた
いつの間にか思い出していた
彼のどんな所が好きか
正直で負けず嫌いで
すぐ屁理屈ばっか言って
面倒臭い位飽き性で
つい目で追っちゃって
でも話すと面白くって
顔は整ってて
身体も細くて
何もかもが好きになった
きっとこれ以外にも理由はあるだろう、
なんて事を考えていたら眠気に襲われた
少しの間眠気と闘ったが俺は負けた様だ、
smside
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今日は夢を見なかった
起きても首は締まってなかった
そして、隣に好きな人が寝ている
嗚呼思い出した
きりやんが来てくれたんだ
sm「、ちょっとだけ、」
1つの口付けを落とす
自分でした事が恥ずかしくて体が熱くなる
sm「此奴は好きじゃないのに、」
好きで好きで堪らないのに関われない
きっと彼は「話し合いしよう」
みたいな事を言うだろう
だって俺の初恋の人だから
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部屋から出てリビングに来る
sm「何これ、」
彼は優しすぎる
俺の為に食べやすい間食を作ってくれていた
こんな所が大好きだ
大好き、なのに
考えれば考える程苦しくなる
頭の中がきりやんでいっぱいになる
俺の部屋で眠っている彼を想うともっと身体が熱くなる
sm「考えるのは辞めよう、」
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間食も食べ終わり彼の元へ戻ってみる
sm「きりやん、起きてる、?」
まだ眠っているようだ
本当に顔が綺麗でつい見とれてしまう
高い鼻も
長いまつ毛も
少し小さな唇も
寝ているし、と眼鏡を外すと
いつもは眼鏡ではっきりと見えない所も見えて何だか緊張する
本当に顔が整っている
sm「俺も寝よ、」
krside
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目を覚ました
俺は寝てしまったようだ
守るなんていいながら、
隣にはスマイルが居て先程よりも心地よさそうだ
kr「スマイル、!?//」
スマイルが寝返りを打ち顔が途端に近くなる
何時もより顔が近くとても緊張する
眼鏡がなくてもハッキリと見える程
いつキスしても可笑しくない距離だ
kr「恥ず、//」
俺はこんなにも人を好きになったことは無い
言えば初恋だ
ただの男友達、
それだけなのにただ顔が近いだけで体が熱くなる
kr「好きだなぁ、」
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リビングに行き間食を食べているか見た
kr「あ、食べてる、」
とても安心した
いつ食べたのだろうか
食べてる時はどんな表情だったのか
とても気になってしまう、
きっと彼は俺の事何て”ただの友達”なのだろう
嗚呼、”ただの友達”から”恋人”になれたらな、
smside
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sm.ハッハッハァー、
また起きてしまった
今回は悪夢が出てきた
本当に少しの間だけ
いや、少しに感じただけかもしれない
いつの間にか夜中になっていた
起きたら隣にきりやんは居らず不安感に駆られた
やはり期待なんてしては行けなかった、
違うきりやんが優しすぎるんだ
あんな事を言った俺の所に来てくれる何てどれ程優しいのだろうか
きっと、
もう帰っただろうが、
sm「、きりやん」
いつの間にか口に出していた
どうせ誰にも聞こえないのなら別に良い、
もう力は抜けリビングにも行けない
別にいい
どうせ用もない
それでもこのドアの先にきりやんが居ると分かったらどれ程嬉しいのだろうか
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難しいね