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私
の人生なんてこんなものよ。
この先もずっとそうやって生きていくしかないわね。
私にだって幸せになる権利はあるはずなのに。
どうしてこうなったのかしら? 私が悪いんじゃない。私が何をしたというわけでもない。それなのに私はいつも損ばかりしている。私は何も悪くないのに! 神様って本当に意地悪よね。私はただ自分の人生を大切にしたいだけなのに。それが許されないっていうの? ああ、神様……。
復活・位置の変更・更新・結果 私はきっと何もかも間違えてしまったのだ。だからこうして苦しんでいる。
すべては最初から間違っていた。何かひとつでも正しかったら、私はもっと違う人生を歩んでいたはずだ。
だけど私は間違い続けたままここまで来てしまった。取り返しがつくうちにどうにかすべきだったのに。今さら気づいたところで遅すぎる。
もうだめだ。これ以上失敗を重ねることはできない。私の過ちはすべて消えてなくなるべきだ。
あの世ではどうかうまくやりなさい。
復活・位置の移動・更新・結果
彼女は言った。私はまだ死なないと。なぜなら、まだ生きているからだと。
彼女は言い返した。あなたは死にたいと願っているけど、それは無理なことなのだと。なぜなら、まだ死んでいないからだ。
彼女はいつものように目覚めると、窓の外を見た。今日も雨だった。空から降る雫が屋根を叩き、耳障りな音を立てている。
彼女が目覚めた場所は古びた小屋の中であった。壁紙は剥がれ落ち、床板にも穴が空き始めている。天井には蜘蛛の巣まで張っていた。だが不思議と汚らしい印象はない。それはこの部屋の雰囲気によるものなのかもしれなかった。
「おはようございます」
部屋の外から女の声が聞こえてきた。挨拶をしているのだと思われる。だがそれに答えようとする者は誰もいなかった。
「皆さんお疲れ様でした! これで今回の『AWO』ベータテストを終了します!」
VRMMORPGの大規模アップデートに伴い、アキバの街にあるギルドホールでは大勢のプレイヤーたちが集められていた。その数は二千人を超えており、この一ヶ月間に及ぶ長い期間、ベータテストに参加していたのだ。
「それじゃあ、最後に何か質問があれば受け付けますよー」
壇上に上がったミチタカがそう告げると、会場からまばらな拍手が起こった。それを受け、彼は小さく頭を下げて礼をする。
「〈冒険者〉の諸君! 我々〈海洋機構〉は、新たなる仲間を迎えることにした!」
その宣言にざわめきが起こる中、「〈海洋機構〉だと!?」「まさか……あのギルドか?」「いや、しかし……」などと囁きあう声が聞こえた。