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今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!! ふむふむ…彼女は車に轢かれるより 遅刻する方が凄くヤバいと… それは凄い考え方をしてるね!!!(?) まぁ…ぶつかったのは良かったけど 包帯野郎(?)だったのは残念だね… きっと、これも何かの縁ね!!! あら!!!そうなの?!! でもエミリーちゃんが別のベクトルで めちゃ狂ってるのは確かね!!!(?) 次回も楽しみに待ってるね!!!!
最初の母上との会話とち狂ってて好きだわ もう一生こんな平和な世界であってくれよ
うーーーん(悶え) エミリーちゃん普通に好きすぎて こっちの世界では仲良く わいわいしてください おねがいします命かけます()
「いやぁぁぁぁ!!!!遅刻!!!!
ヘイマム!なんで起こしてくれなかったの!?」
「6時に一回、6時30分に一回、7時に一回、7時15分に一回、7時30分に一回、私しっかり起こしました。起きなかったのはお前の方でしょう?」
「オーマイガー、それは私が悪いわ」
「朝ごはんは要る?今日はお前の好きなホットサンドだけれど」
「ごめんねお母さん、私ウサ〇ン・ボルトよりも速く走らないといけないって言う試練を神様から与えられたからもう行かなきゃ」
「そう、ならいってらっしゃいな。口を動かして遅刻しても母は知りませんよ。」
「いってきまーす!!!」
「やっばいマジでやばい、やばさの度合いで言えばレベル100」
ちなみに車で轢かれた時がレベル50だ。
肝座りすぎじゃないかって?気にしたら負けって言葉、君に教えてあげるよ。
私の名前はエミリー。現在進行形でスクールバスに乗遅れた哀れな中学生。まぁ最悪歩いても間に合うと言えば間に合うから、大丈夫と いえば大丈夫。でもやっぱりウサイン・ボル〇にならないと間に合わないかもしれない。敬愛する私の先生が悪魔にならないといいけど。
でも今日は随分道が空いてる、いつもならサラダも真っ青な混み具合なのに。
「私の神は私をよく見てるね!とってもラッキ__」
どんっと誰かにぶつかった。
今どき少女漫画でも見ない展開、と思ってぶつかった人を見て見た。
包帯だらけで、今もまだ血が出ている。証拠にバッチリ私の制服にも着いている。その上サングラスをかけて、黒い服を着て、タバコを持って。そして私に言ってきた。
「……ちょっと来い」
思わず、ほんと思わず
「いやぁぁぁぁ不審者!!!!!」
スクールバッグでお腹辺りにパーフェクトストレートを入れてしまった。打ちどころが悪かったのか、しっかりぶっ倒れた。
「……あ」
神よ、私、エミリーは今ここに懺悔を致します。傷だらけで見るからにお労しい男性に向かって、自らが怖いという愚かな理由だけで美しいストレートをぶち込んでしまいました。
ですが神よ、この人も悪いと思うのです。
だって美しい私に向かってタバコをふかしながらぶつかってきた挙句制服汚しやがったんだぞこのクソ野郎!!!!許されるべきだろ私!!!
「でもどうしよう」
「この死体」
「生きてるよ」
「死体が喋った!?!?」
「勝手に殺さないでくれる?」
ぶっ倒れていた包帯が起きた。よく見れば若い。まだせいぜい18程度だろう。
「ねぇ、あんた何歳?」
「腹部に殴ってきたやつが言うセリフ?」
「いいじゃん答えてよ」
「なんで見ず知らずの人間に教えなきゃならないんだ」
「はぁ……いい?
あんたはいい子なんだからさ、言うこと聞けるよね?答えたらご褒美にアイスでもなんでも買ってあげる。だ からとっとと吐けよ」
「反社会の人間かなんか?」
「清廉潔白な中学生でーす!」
「はぁ……19だよ」
やっぱり若かった。というかこの年齢の子がどうしてこんな包帯だらけに、そんな物騒なほどの事件、この地区では起きてない。いや、観光客?……それもない。だって言葉の訛り方がここ独特のもの、それもかなり田舎の。
「というかさ」
「ん?何?」
「……学校、いいの?」
「ざけてんじゃねぇぞこの包帯野郎てめぇのせいでいい子な私のスクールライフが消し飛んだわ!!!!」
「いい子じゃねぇだろ確実に!!!!」
『そう、学校は休むのね』
「ごめんねお母さん……」
『お母さんもよくやったわよ、休んで近くの高校まで絡みに行ったこと』
「あれもしかしてホントに反社の人間だった私の家族?」
『学校には伝えておきます。それじゃあ遊びを楽しんで』
「ありがと」
「はぁ……ズル休みかぁ……」
「そんなにまずいのか?」
「まずい、気分が下がる」
「まずくないな」
「おいてめぇ」
「というか名前なんだ?」
「エミリーよ、そっちは?」
「ピーターだ」
「そう、ピーター。あなた何やってるの?」
「大道芸人」
「その包帯もそのせい?」
「もちろん」
「今すぐやめなさいよ」
「食い扶持ないんだよこっちは」
正直初対面とは思えないほど話がしっかり噛み合った。まるでどこかであったみたいに。
「せっかくなら遊ぶか?こっちの奢りで 」
「いやいやそんなクレープを奢ってもらうなんて烏滸がましい真似できるわけ……」
「奢って欲しいんだな、奢るよ」
「やった!」
……また、あったな
転生しても、まだお前とは縁が切れないらしい
姫様
前回の話の転生です
エミリーちゃんは姫さんの転生(記憶なし)
ピーターは道化師の転生(記憶あり)
色々エミリーちゃんちょろくて私とっても心配です