テラーノベル
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止まった時間
部屋は静まり返っていた。
床に座り込む👁️🗨️の肩は、小刻みに震えている。
呼吸は乱れ、視線はどこにも定まらない。
「……止まらない。」
かすれた声が漏れる。
「止めたいのに……。」
その言葉は、自分に向けたものだった。
⸻
「👁️🗨️。」
低い声が響く。
Ი𐑼だった。
表情は一切変わらない。
その視線は、ただ👁️🗨️だけを見ている。
「こっちを見ろ。」
返事はない。
肩だけが震えている。
「報告しろ。」
長い沈黙。
やがて、震える声が返ってくる。
「……もう、自分で止められません。」
「怖いです。」
「頭の中が真っ白で……。」
⸻
Ი𐑼は迷わず一歩近づく。
「報告を受理する。」
短く答える。
「今、お前一人で対処する段階は終わった。」
静かな声だった。
だが、一切揺るがない。
⸻
👁️🗨️は首を振る。
「……迷惑になります。」
「違う。」
即座に返る。
「これは助けを受ける状況だ。」
「一人で抱え続けることを禁止する。」
⸻
部屋は静かになる。
👁️🗨️の呼吸だけが響く。
Ი𐑼は変わらない表情のまま言った。
「今日の命令を伝える。」
「自分を責めることを中止。」
「一人で耐えることを中止。」
「助けを拒否することを中止。」
一つずつ、区切るように告げる。
⸻
👁️🗨️の瞳から涙があふれる。
「……できるか分かりません。」
「分からなくていい。」
Ი𐑼は静かに答える。
「今必要なのは、全部できることじゃない。」
「助けを受けることだ。」
長い沈黙。
やがて、👁️🗨️は小さく頷いた。
「……はい。」
Ი𐑼は短く頷き返す。
「それでいい。」
「今日は生き延びることだけが任務だ。」
コメント
1件
この話、すごくよかったです。「一人で抱え続けることを禁止する」っていう台詞に、胸の奥がぎゅっとなりました。相手の苦しみを否定せず、ただ「助けを受けろ」と言い切るᲘ𐑼の強さが印象的で、読んでてほっとしました。ここでようやく、ちゃんと助けが届いたんだなって。
こと🎀🌌
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