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風宮 むぅまろ(̨̡ ¨̯
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芙月みひろ
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ランチを終えた僕たちは、近くのショッピングモールへと足を運んでいた。
「誕生日プレゼント、一緒に選びたいって言ってたけど、何が欲しいの?」
「ルームウェアと、それから……」
「それから?」
「本当に陽一さん、一緒に選んでくれるのかなぁ……」
可憐に首を傾げて見せるが、その瞳は確信犯だった。彼女は僕の肩に手を置くと、耳元で囁いた。
――某ブランドのルームウェアを買い終えた後。彼女が僕を連れて行ったのは……。
パステルカラーが溢れる、男一人では一秒も直視できない禁断のエリア(下着売り場)だった。
「……白石さん? こ、ここ、本当に僕が入っても大丈夫な場所……?」
「カップルOKですよ。私、陽一さんに選んでほしいんです♡」
白石さんは僕の狼狽ぶりを楽しむように、ハンガーに掛かったブラジャーとTバックを指でなぞった。
「あ、ちなみにサイズは〇〇です。……真剣に選んでくださいね?♡」
もはや僕に、視覚パケットを遮断(シャットダウン)する権利は残されていないらしいらしい。