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「中也さん、やつがれ身体を鍛えたいです」
突然そんなことを言ってきた芥川の言葉に、持っていた資料を落とした。
「あ、芥川手前…!いいぞ!!!!」
部下が進んで鍛えたい、ましてはあのヒョロヒョロの芥川が自らそう言うのに感動をした。
「光栄です。場所はやつがれが指定するので、何時か休みを開けてくれませんか?」
「勿論だ!」
俺には溜まりに溜まった有休がある。それをまさか部下の為に使えると思わなくて思わず素直に喜んでしまった。
「ありがとうございます。所で中也さん。泳ぐのは得意ですか?」
「あ?泳ぎか…あまり得意じゃねぇな」
そう言えば芥川はコホンと咳払いをし、「そうですか」と笑った気がした。
「───────で、なんで手前が此処にいンだよ!!」
「それはこっちの台詞だね!」
喧嘩をしている双黒…最高かよ。
どうも敦です。僕は今、太宰さんと水上アスレチックに来ました。何故かって?
「人虎、カメラはしっかり持ってきているな?」
「勿論、水没対策もできている」
芥川と太中の濡れを見る為です。中也さんも太宰さんも仕事着できています。これ最高ですね。だってだって中也さんの場合あの小さいおしりが濡れたらくっきり見えるんですよ?!最高じゃないですか?!(限界中也オタク)
「俺は今日芥川が鍛えたいと言うから来たンだ!」
「私だって自慢の後輩が体力をつけたいと言うから来たのさ!!」
「これじゃあみっちりやる為に貸切にした意味がねぇだろ!!」
あ、だから人が誰一人居ないのか。だが中也さん。ナイスです。
「あ、あの中也さん。そろそろ(太中が濡れるの)始めませんか?」
「あ、嗚呼そうだな。太宰!手前絶対邪魔すンなよ!」
「こっちこそ!」
僕は芥川を見た。芥川は此方の視線に気がつくと変顔をしてきた。巫山戯んな。
と、言うことで僕は無事太中が見れました☆じゃなくて!!!なんで太宰さん1人なんですか?セットじゃないと!!
「全く、敦くん。あの子たちほっとこ!あ、待って。中也今棒渡りしてんじゃん。悪戯しよ…」
え?早速太中してくれるんすか?ありがとうございますッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!
「芥川、慎重に行け…後ろに倒れてきたら俺も巻き込まれちまう…」
「承知…(は!!!太宰スんが近づいてくる!!!オイラ先に行って太中みよっ♪)」
芥川は何かを察したらしい。流石太中オタクだ。
「うぉ!いきなり動くなよ…」
「ばぁー♡」
「ひゃ!!」
え、ひゃ?可愛すぎかよ中也さん。あ、中也さん落ちていく。最高。
バシャーンと音を立てて中也さんは池に落ちた。
「芥川、中也さん泳げないんだよな」
「嗚呼」
「此処の深さは?」
「170cm」
「中也さんに異能力無効薬は呑ませたか?」
「念の為2つ分呑ませた」
「「うふふふふふうっっっっふうじゃんqんwk」」
芥川ナイスすぎるだろお前。はい。中也さん上がってきませんね!!!さぁどうする太宰さ…うぉ?!?!?!!!!!!!!!
太宰さん目の前で飛び込んだァァァァァァァァ!!!!!!!最高!!!!!!!!!!
「はぁはぁ…」
「もう泳げないの?」
太宰さんが中也さんを抱き抱えているー!!!!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!はぁっ?!中也さんが上がる瞬間エロい!!!!!!全身がテカテカしていて髪の毛からは水滴が垂れてきて…お尻なんてもうくっきりレベルじゃなくてグッキリレベルじゃないですか!!!!やっべ勃起した!!!!!!!芥川お前は?!?!
「うふん♡」
フル勃起だー!!!!!!
「私達は濡れちゃったから着替えてくるね。まったく、中也が落ちなければ…」
「誰のせいだよ莫迦!!でも…….扶けてくれてありがとう…」
「ふふっ」
おいそこイチャつくな芥川の下がやばい事になってるぞ。しかも其の儘手を繋いで更衣室に行くし…なんなん。
「芥川!!しっかりしろ!!お前あの人達が帰ってくる前に下をどうにか…」
「やつがれ、死んでもいい」
「死ぬなー!!!!」
仮にも敵に死ぬなというのはどうなのだろうか。だが此奴は唯一太中を語れる奴だ。死なれたら太中を語れなくて僕も死ぬ。
とりあえず芥川のソコを萎えさせる方法…はっ!此奴は太中の死ネタが大の地雷、ハピエン厨だ!
「芥川…さっき、中也さんがそこら辺にいた蛙とぶつかって太宰さんの前で死んだぞ…(?)」
我ながら何を言っているのだろう。こんなゴミみたいな嘘言って彼奴が信じるわけ…
「は…?中也さんが死んだ…?太中の死…?しかも蛙とぶつかって…?」
すげえダメージ受けんじゃん。一瞬にして下も萎えたし。
「やぁやぁ着替えてきたよー…って芥川くんどうしたの、そんな死んだゴリラのような顔をして」
アンタ死んだゴリラを見たことあんのか。
「だ、太宰さん!!!中也さんが…中也さんが死んだって本当ですか?!?!」
「あ?何言ってンだ。俺はここに居るだろ」
そりゃそうだ。
「い、生きてる?ふぇぇぇぇん!!!!」
なんだコイツ。
「お、おう…よくわかンねぇが、さっきは油断しただけだからな太宰!!今度はマジで邪魔すンなよ!」
「わかりますん」
「どっちだよ!!」
相変わらず太中してんな…。
で、案の定さっき中也さんが邪魔すんなって言ったから中也さん達と違うアスレチックをしますよね。こっちは太中を見に来たんだ巫山戯んな。
「ねぇ見て敦くん…w中也ターザンロープしようとしてるよw身体鍛える気あるのかなw」
いやそれアンタもだろ。さっきからずっと中也さんの事につっこんでさり気なく太中しているだろ。
「見にこうよ!」
「え、あいいですよ」
なんか素っ気なく返事したように見えるが内心めっちゃ嬉しく(太中がみれるから)太宰さんについて行く。
「やぁ中也」
「手前さっき邪魔すンなっつったよな?」
「いやぁターザンなんてして身体鍛える気あるのかなって笑いに来たのだよ」
だからアンタもだろ。
「やつがれ、早く太中みたい…」
「子供みたいなこと言うなよ…」
「あ、まて。やつがれ見えた。あと8秒後に太中が見れる!!」
「え」
「中也がターザンロープから落ちるところみたいから私が落としてあげよう!」
「それはこっちのセリフだ!」
これ、本当に太中が見れるんじゃないか?!芥川ナイスだ…!
2人とも同時にターザンロープに掴まって降りていく。押しに押される光景…最高だ。そしてこの戦いは明らかに中也さんが不利だ!何故なら中也さんの方が腕が短いからだ!!
中也さんが押すのに必死になって手を滑らせた!!!!!下に落ちていく!!!!
「芥川カメラ用意!!!」
「準備万端だ!!」
落ちていく中也さんの腕を掴んでわざと一緒に落ちる太宰さん最高です。
ドボーンとこれまた大きい音を立てて2人は池に消えた。
「おい芥川…太宰さん達顔を見せないが」
「やつがれ見えました。神が水中に行けばいいものが見れると…」
お前神とか信じるんだな。
「やつがれ、いっきまーす!!!!」
「お前それア〇ロに怒られろー!!!」
僕と芥川は池に飛び込んだ。この水上アスレチックは水がそこまで汚くなく、目をガン開きした。
「ぼいうあまないじすjsなかおおzkjづうぃqかmsjじ?!(ちょ、太宰さんと中也さんがディープなキスをしている?!?!)」
「どぢえいうぃあっっkszkzぅjxhでゃあおおいうぃsんzm!!!!(中也さん赤面の最高かよ!!!!)」
しっかりカメラを取り出し(防水)僕達はフィルムに収まらないくらい写真を撮った。芥川は防水なのか知らんがスマホでビデオを撮っていた。芥川の方をむくと変顔をしてきた。殴りたい。
「ぷはっ」
僕と芥川は先に顔を出して泳いで撤収した。これがバレたら太宰さんにしばかれそうだし(経験済み)
約5分後くらいに太宰さん達は上がってきた。そんなに水中で何をしてたんだ。あれか?交わっていたのか?水中セッ〇スしてたのか?!しばかれるとか低頭脳な考えやめてずっと飛び込んでればよかった!!!!
「ふぅ、長く待たせてごめんね。ちょっと中也が暴れるから…」
意味深に聞こえます太宰さん。
「ところで…なんで君達まで濡れているんだい?」
やっべなんも考えてなかった。
「や、やつがれ達は水泳大会をしていました!!」
莫迦すぎる!!僕が言えることでは無いが!!
「ふーん、そっか。まぁいいや。ところで出してくれるかい?」
「…?な、なにをですか?」
「君達が撮っていた写真とビデオ」
僕と芥川は目を見つめあった。見つめあって笑った。これ、death routeだ。
「じゃあ、写真たちも回収したことだし、私達はこの後色々スることがあるからまたねー。あ、後明日○○街の○○喫茶店に来てね。話があるから」
最後の一文だけ顔が怖かったのは気のせいだろうか。ま、僕達はとても美味しい太中を見たしよかったよかった!!!!
「やつがれ太中の同人誌描こう」
「何故今それ言った」
次の日、僕達はしっかり○○喫茶店に行き、しっかりしばかれて(それはもうヤバかった)その後芥川が徹夜で描いた太中の同人誌を見せてもらい、絵の下手さに爆笑して芥川にもしばかれました。