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俺の家系は特別だ。
普通の人が持っているはずのないものを持っている。
それは、”異能力”
俺の場合、炎の耐性がある。また、炎を用いた攻撃も可能だ。
そんな異能力を持つ俺は、村で長年
監禁されていた。
危険で、1番の脅威だと囁かれる気分は
地獄のようだった。
とある日の夜。
俺は星がみたくなり窓の付近に居た。
星を見ていると、心がほんわかしてくる。
この感覚は、他では味わえない。
そう思っていた。
?)……おい、お前はここで何をしているんだ?
低く、高圧的な口調で話しかけてくるスーツの男。
金髪であり、黒色の服で身を包むこの男に、俺はまず恐怖を覚えた。
声が何も出なくなり、涙が溢れてくる。
あぁ、これでまた殴られるのか……
そう思い咄嗟にまぶたを閉じた。
しかし、拳が振るわれることは無かった。
そして、あろうことかその男は檻を破ったのだ。
俺は目の前でおこっていることが、何も掴めなかった。
あまりにも現実離れしていたからだ。
しかし、この後の記憶は消えていて
気がついたら、
大きな部屋の綺麗なベットの上で目を覚ました。
rbr)……お、…ぁ…え…!
目を覚ましたらまず、一人の人が居た。
その人は、顔に「天」と書いた紙をはっていた。
俺は不思議に思ったが、言及はしなかった。
rbr)お前ッ…起きたんかぁ…!偉いなぁ……ッ
そういうと俺の頭を撫でる。
偉い…
そんなコトバは、人生で初めて自分に対して向けられた、
好意の言葉だった。
それから男の人が沢山集まってきて、泣いている人もいた事を覚えている。
あ、そうそう
あの時俺を連れ去った人も居たな。
それからは一晩中宴状態で、全員が楽しそうだった。
そんな様子を見ていたら、なんだか俺も楽しくなり、
気がついたら笑っていた。
……一体なんでなんだろう
俺が声を出して笑った瞬間、
あの「天」の紙をつけている人が泣き始めた。
その人は、他の人に茶化されていたけれど、
泣くことは辞めずに、静かに俺に抱きついた。
そして、泣き止んだかと思えば、
今度は俺の顔を見るなり、笑い始めた。
rbr)あんさんの瞳は…ッ……綺麗な赤色やなッ……!
rbr)間違い…ッ………あらへんわッ…、、
多分この言葉は俺以外の人には聞こえていないのだろう。
こんな「天」の人の様子を見るな否や、
他の男の人たちはみんな不審がっていたけれど、
そんなものを気にせず、「天」の人は笑っていた。
勿論、俺も一緒に。
(次や、…………大丈夫、次もッこの調子で行けば…)