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♢ ATTENTION ♢
・一話に記載してある通り .
kn「」⌇ hb『』
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hb.side
窓の外から太陽の日差しが優しく部屋を照らし、風がふわっとカーテンをなびかせる .
『ふわ、ぁ………』
『んぁ、…朝だ〜……』
寝起きだけど今日は何故かとても気分が良い . なんかスッキリした気がする .
手元のスマホを手に取って時間を確認すると、確かにそこには “ 12時48分 ” と表示されていた .
『……うわ昼マジか』
俺らは朝…というか午前中を寝て過ごしていたらしい .
『(…まぁ毎日ヤりっぱなしだったからなぁ)』
そりゃ久しぶりにこんな長い時間寝れたら、睡眠不足も解消されて気持ち良く起きられる訳だ .
奏斗はまだぐっすり眠っていて、起こすのは少し気が引ける .
奏斗を起こさないようにゆっくりベッドから降りて、窓を全開に開けて風を浴びると、 ふわっとした風が体を包んで気持ちが良い .
『うわー…きもちー……』
どこからか、ちゅんちゅんと鳥のさえずりが聞こえて、何となく俺も鳥のさえずりの真似をしてみる .
『……〜♪、〜〜♪♪』
「可愛いことしてんねぇ…」
『あれ奏斗?起こしちゃった?』
後ろを振り向くと奏斗がベッドに横たわりながら、にへぇと微笑んで俺を見ていた .
寝起きでふにゃふにゃな奏斗が可愛くてじーっと見詰めていると「なに〜」なんて笑いながらバッグハグをして来た .
「雲雀鳥のさえずりうま……」
「雲雀は前世鳥だったのかな〜…」
『俺鳥マジか、え〜じゃあ奏斗は〜…』
俺が奏斗の前世を考えている間も奏斗は続けて「人懐っこい猫ちゃんかな〜…、でもやっぱわんちゃんか……」なんて俺の前世を予想している .
『奏斗はねー、やっぱわんちゃん!大型犬のやつね』
「いーや僕は人間」
『はぁ〜?ずるくねぇ?』
なら俺も人間が良いし…なんて文句を言っていると奏斗が爆弾発言をかましてきた .
「僕人間だから…雲雀を飼っていっぱい愛でる」
『エッ……、』
コイツ絶対寝ぼけてる…!
奏斗はかくかくと頭を揺らしていて今にも寝ちゃいそうなので優しくベッドに寝かせて、遅めの朝食を作ろうと部屋を出た .
♢♢♢
knt.side
「ん”〜……、あれ…ひば……」
横に手を伸ばしてベッドをぱふぱふとさせる . 本来なら隣に居るであろう雲雀が居ないので体を起こして周りを確認する .
「……起きたのかな」
スマホには “ 1時37分 ” と表示されている . どうやら僕は随分と長い時間寝ていたようだ .
リビングに行くと雲雀がご飯を食べていた .
『あ、奏斗おはよー』
「おはよ〜…寝過ぎた……」
『俺も起きたばっかー』
雲雀も起きたばっかなんだ…まぁ、お盛んだったからなぁ…と先週の夜を思い出しながら顔を洗ったり髪をセットしたりする .
『てか!奏斗お前1回起きた時寝ぼけてたろ!』
「え?」
シャコシャコと歯を磨きながらぼーっと思い出す . …あー?前世が何とかーみたいな話か .
僕なんて言ったっけ……
もぐもぐと焼き立ての食パンを食べている雲雀を横目にまた雲雀の前世を考える .
まず雲雀の可愛いところだよな .
雲雀の、可愛いところ……
数え切れないぐらいいっぱいあるけど、まず笑顔が可愛くて、怒ってても可愛くて、… .
……
『ん”ッ♡ひぃッ♡かぁとっ♡んぁ”ッ♡♡』
『あッ♡あ”ッ♡きもちッ///〜〜ッ♡♡』
『あ”ぅッ♡やっ♡イっちゃッ、お” ッッ♡♡♡』
「………」
朝考える事ではなかったな .
雑念を振り払う為に顔を両手でぱちんっと叩く .
「っよし…雲雀ぃ!朝ご飯僕も食べるー!」
『ん!んんん〜!』
雲雀を見ると食パンを口いっぱいに詰め込んでいた .
「雲雀ってリスだったんだ…」
『お前もう1回顔洗ってこい』
コメント
6件
神すぎます、私初コメで大好きな貴方に初コメ捧げます
ニチャァ( ◜ω◝ )幸せすぎる😭♥ 主様のおかげで、まじ元気出ます!あと、口角どっか行きましたどこに行ったか知ってますか?見つけ次第教えてください🙇♀️。毎回素敵な作品を拝見できることに感謝感激です!