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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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はじめまして、さきいか太郎です❗❗

今回、ヤンデレこばかぶ3話目を書かせていただきました。

小林ニキがヤバいです。とにかくヤバいです。

華太君がちょっとだけ危険な目に遭ったり、ちょっとだけヤバいことされたりします。

さきいかの性癖が漏れだします。

苦手な方は逃げてください。良いよ❗という方はお進みください。

それでは、どうぞ





















「おかあさん……………これ、カーネーション❗今日ね、“ははのひ”だからね作ったの」


「いつもおしごと、すっごいがんばってるから。ぼく、プレゼントあげたくて」


「……………………………………………………ありがとう、とても嬉しいわ」


「……………ッッ❗❗ほんと❗…………………………じゃあ」


「でもね、華太。お母さんこういうのが一番嫌いなの。」


「……………………………………………………え」


「あーあ、疲れる。お母さん今から仕事なの。何で今渡すかなぁ。あぁ頭悪いもんねあんた」


「カーネーション……………だっけ?こんなのどこに飾るのよ。ぼろぼろでゴミみたいなの」


「おかあさ」


「お母さんを困らせないでちょうだい」


ぼくががんばって作ったカーネーションがびりびりと細かくなっていく。

やめて。おかあさん。やめてよ……………

ぼくはただ、おかあさんのえがおが見たかっただけなの。









「うわぁぁッッ」


気持ちの悪い夢を見た。久々だ。あの人の夢を見るのは。

まだ呼吸が整わぬ状態であるせいで、目の前がチカチカと点滅する。

深く息を吸って、落ち着いて目を開くと、自分の目を疑うような光景が広がっていた。

ピンク色のラグに、ハート柄のベットシーツ、それらの上にあるたくさんのテディベア。

まるで女子小学生のお部屋だ。そのくせ窓はひとつもない……………

ドアは分厚く、鍵がかけてあり、力業では開けられなそうだ。出来るとすれば、兄貴達だな。

さて、俺をここに閉じ込めた犯人だが心当たりがある。


「小林の兄貴……………」


兄貴を疑いたくないがこればかりは仕方がない。前々からパワハラ、セクハラ、ストーキング

それに性的暴行……………、もう「自分が犯人です」って言っているようなものだ。

そんなことを考えていると、急に扉がひらく。


「おはようカブト」


「元気?」


見間違えるはずがない。小林の兄貴だ。俺は必死にテディベアを兄貴に投げる。

防衛本能だ。兄貴に楯突いてでも、自分を守りたかった。


「何で、何で俺なんですかッッ、俺はずっと、兄貴のためにおえぇ、げほッッ俺はッッ」


言葉がすっと出てこない、文脈もぐちゃぐちゃだ。まだあのときの恐怖が頭を支配している。

テディベアも残りわずかだ。


「い゛い゛い、い、いいつも殴ったり゛お゛し゛りさわっだり、キスだ゛って゛」


「……………………………………………………」


治りかけていた唇の傷が開き、血が飛び散る。最悪な気分だ。


「うううう゛うう゛ぢまでつ゛げられてて、ごほッッ、おれ゛のゴミとかあせっ漁ったり」


「もう、もももうやです゛なんで、なんで、ふぅ、ひゅっ、ずび」


「ああああああああああああああああああああああ」


苦しい。うまく息ができない。俺、死ぬのか?嫌だ嫌だ……………


「ひぃ、あ゛……………うぅ、がぁ………………………うううう」


助けて……………そう思った瞬間体が何か暖かいものに包み込まれる。どうやら兄貴は

俺がパニック中にベットまで近づいて、俺に抱きついたようだ。


「ほら、深呼吸だ。吸って、吐いて」


「う゛ぅえ……………ぐ、ふぅ」


「そう、いい子だ。大丈夫。大丈夫。」


背中を擦られる。少しだけ落ち着いてきた。

正気に戻った俺は、現実から逃げるように眠りについた。




兄貴は何故俺を監禁する?気に入らなければ、殺せばいいのに。いや死にたくはないけど。

他に目的があるのだろうか……………………………………………………。


「カブト、入っていいか」


前回とはうって変わって、兄貴が紳士的に入ってきた。

怒られた子犬みたいな表情に母性がうずいたが、今はそんなこと考えている場合ではない。

監禁目的をきかなくては…………………………………………


「兄貴……………質問していいすか」


「……………………………………………………ん」


「俺を監禁してどうするつもりなんですか、何が目的なんですか」


さっきまで困り顔だった兄貴の表情が、ふいに笑顔になる。嫌な予感がする。


「そっかぁ、そんなに知りたい?いいよ。教えるよ」


「……………………………………………………」


「俺さ、気づいたんだ。カブトのことが大大大大大好きなんだって」


「……………………………………………………」


「ひえぇ」


え、あ、怖ッッ。ヤバい、鳥肌立った。そんな俺に構うことなく、兄貴はるんるんと話始める。


「だってさ、もしお前が誰かに傷つけられたらそいつ殺したくなるし、もし俺以外の

人間がお前に好かれたらそいつ殺したくなる、もう監禁しかないだろ、なぁ」


「あぁ、仕事はだいじょーぶ、1週間休みもらったから」


「1週間……………だけですか」


「おう、1週間で俺のこと好きにさせるだけだろ。簡単だ」


「まずは、キスから練習しような、カブト♥」


ここから、始まった……………この地獄の1週間は。




「ごぉ♥……………ぐ、んあ………う゛♥♥、お゛ぉ」


「っん……………はぁ、カブトはキス下手だなぁ、かわいい」


「ぜひゅ……………ふ、はぁ、げほ………」


丸二日間。兄貴は俺にキスをしてくる。フレンチからディープまで全部。

抵抗はできない。したら思いきり頬をひっぱたいてくるからだ。現に今、俺の頬は

赤く腫れている。


「飯買ってくるからいい子にしてろよ」


兄貴はそう言い残して、この場を去った。あと五日、この繰り返しだと思うと、震えが止まらない。

脱出も考えたが、テディベアだらけのこの部屋でどう脱出すれば……………

そうしているうちに、兄貴が帰ってきた。


「カブトぉ、ただいまぁ」


「…………………………………………………」


兄貴は俺の額にキスを落とす。それに慣れてきている自分が怖い。


「お、お帰りなさい。小林の兄貴」


「うん♥……………そうだ、カブトにお土産あるんだ」


そう言うと、兄貴は袋から小さな小瓶を取り出し、俺に手渡す。


「何ですか?これ?」


「媚薬」


「びっ……………………………」


「ほら、キスする時いつも苦しそうじゃん?だから飲めよ」


「……………………………………………………」


「あの、朝食をとってからでは」


「今飲めよ」


「……………………………………………………」


「……………………………………………………」


絶対に嫌だ。飲みたくない。だが相手は小林の兄貴、気に入らないことがあれば…


「じゃあ、5秒数えるうちに飲めよ。飲まなかったらグリン……………な」


「ごーお」


「待ってくださいっ、少しだけ、時間を」


「よーん」


「嫌だ。ごめんなさい、やめて」


「さーん」


「うぅ」


「にーい」


「いーち」


「……………………………………………………」


「あはは、いいね。やれば出来んじゃん♥」


「ふぅ、はぁ♥♥、……………っん♥」


あたまがぽかぽかする、おなかがあつい。くちのなかがあまくてしあわせ。

あにきとのちゅうがきもちよくてだいすき。あにきがおれのむねをくすぐってくる。

はずかしいけど、もっとさわってほしい。あにきのはないきがみみもとにあたって

なんだかいけないことしているみたいでわくわくしちゃう。あにきがおれのなかに

はいってきた。くるしいけど、でんりゅうがはしってるみたいできもちいい。あつい。

もっとちゅうして。すきってゆって。なんかへんなきもちでうれしくなるの。

あにき、だいすき。





「腰がいたい」


この感じだと、ヤったな。最後までヤられた。監禁生活三日目でついにヤられた。

もう絶望しかない。俺はたくさんあるテディベアにあたる。投げたり。転がしたり。

すると、あることに気が付く。


「これは……………小林の兄貴のスマホ」


さっきまでテディベアの下敷きになっていて気づかなかった。これで助けが呼べるかもしれない。

俺はすぐさま画面をタップし、パスワード入力に移る。

小林の兄貴がつけそうな4桁の番号……………………………………………………


0519


いや、ないな。もしこれであっていたら恐怖以外の何者でもな……………あってるー。

じゃない。早く誰かに連絡をとらなければ。

話の通じる人で、口が固い人で、状況の理解が早い人言えば、あの人しかいない。


「助けてください ╴╴╴の兄貴ッッ」



















はい続きます❗すみません❗❗

長くなりましたぁぁぁぁぁ、さようならぁぁぁぁぁぁぁ

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