青桃王族パロ
青…執事 20代前半
桃…王子 10代
誤字脱字等有りましたら教えて下さると幸いです。
御本人様とは一切関係有りません。
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青side
小鳥のさえずりが聞こえはじめた朝7時。
豪華な装飾が施されている大きな扉を3回ノックして声をかける。
「ないこ様、起きていらっしゃいますか?開けますよ。」
返事がないのはいつもの事なのでそのまま部屋に足を踏み入れる。
「ん、んぅ…………」
広い部屋のど真ん中に鎮座している大きな天蓋つきのふかふかベッドで幸せそうな寝顔を無防備に晒しているのがこの国の第一王子のないこ。
「ないこ、起きろ」
「ん……、ぅ…??…?まぁ、ろ…?」
「まろだよ。朝食の準備ができたから着替えて」
「やぁだ…もっとねる………」
「はぁ…また国王に怒られんで」
「そのぶんべんきょうがんばるからいいの…」
もぞもぞと動きながら布団を被ろうとしてるのに気づいて俺からしたら小さくて可愛い手からふかふかのそれを剥ぎ取る。
「あー…!おれのおふとん……かえしてよぉ」
「ないこが起きて着替えて顔洗って髪整えたら返す。」
「うぅ…いじわる、いいもん。」
拗ねたのか枕元にあったクッションに顔をうずめる。
普段の王子らしいキラキラした雰囲気など一切感じられないその様子に、思わず苦笑してしまう。
「はぁ…もう、w」
「ないここっち向いて」
「んぅ…?」
ちゅっ
「は………」
「童話の中だと王子がキスして姫を目覚めさせるのになぁ…?」
みるみる赤く染っていくないこの顔。
全く予測していなかったのか呆気に取られた様子が愛らしい。
「ないこはいつお姫様になったの…?」
そうやってからかいついでに耳元で囁くと肩がぴくっと跳ねる。
「や、やめ…っ」
「んふ、ないこが可愛い反応してくれるからやめたくなくなっちゃった…」
「んやぁ……」
「ないくーん?父さん達みんな待ってんだけど……あ、」
「り、りうらっ!?」
「…ないくん…寝起きからいふくんと何してんの…?」
「ちょ!そんな目で見ないでよ!!違うから!」
あーあ、いいところだったのに。
「ないこ様は体調が優れないようなので部屋で食べるそうです。りうら様、メイド達に朝食を運ばせていただけますか?」
「……はーい、ないくんお大事に〜」
何かを察したりうらがたったっと足音を立てながらメイドを呼びにいった。
「ちょっと、俺体調も何も悪くないんだけど!」
「え?腰痛いんやないの?」
「そ、それは……」
夜の出来事を思い出したのかまた赤くなる顔。
「それはお前のせいだろーが!!」
「ないこがもっとって言うから言われた通りにしただけですーまろのせいじゃあらへんもーん」
「うぅぅ……もう!着替えるから出てって!!」
「お、やっと起きる気になったんや。…では、お着替えが出来ましたら呼んでください。部屋の外で待機しておりますので。」
「う、うん……」
廊下に出てないこを待っていると朝食が乗ったワゴンを押してくるメイド達が見えた。
「ね、ねぇ誰がないこ様のお部屋入る?」
「私嫌よ?なんかあの御方、ずっと笑顔だから何考えてるか分からなくて恐ろしいんですもの」
「私も。たまに目が冷たくなる時があって、それに射抜かれると思うと私…っ」
ふふ。君らが知ってるないこは継承者争いに勝ち残るためにつくられたないこだからね。
俺だけしか知らないないこ。
甘えたで寂しがり屋の可愛い俺のないこ。
執事と第一王子という許されない関係でも好きで好きでたまらない。
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初投稿がこんな駄作でいいのでしょうか…。
ちなみに僕はブラウザから入ってるのでフォロー、コメントなど出来ません。すみません。
お目汚し失礼しました、最後まで読んでいただき有難う御座いました
コメント
2件
めちゃくちゃ好きです。 はい。言葉にならないくらい好きです、!!w