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一話読むとまたー話増える♪
「今日はありがとな
兄貴の機嫌取り」
靴を履く私の後ろで、申し訳なさそうに言葉を溢した
私は動作を止めて彼の方へ視線を向け、優しく微笑む
「全然いいよ
丁度暇だったし」
靴を履くとすぐに立ち上がり、玄関の扉を開けた
「またね」
手を降ると、彼も降り返してくれる
「返事
待ってっから」
先程の記憶がよみがえる
“蘭くんのと竜胆くん、どっちの嫁になりたいか”
この答えをいつか出さなければならない
また今度、で受け流していればいつか竜胆くんは痺れを切らす
なら、言った方がいいかな
三人でいたいって
「……私ね
蘭くんと竜胆くん、三人で一緒にいたいの」
竜胆くんは目を丸くする
「やっぱり、どう考えても三人でいる未来しか考えられなくて…
だから、嫁とか、そういうのはなしで
…ごめんね」
何か言いたげに口を開けるが、すぐに口を閉じて小さく頷く
「…わかった
けど、
覚悟しとけ」
そう呟くと、竜胆くんは扉をゆっくり閉めた
“覚悟しとけ”
彼のその言葉がつっかかる
覚悟とはいったい何の覚悟なんだろう
よくわからないまま、私は自分の家へ帰った
─────···
「…だってよ、兄貴」
さっきの話を隠れて聞いてきた兄貴が姿を出す
案の定、納得のいかない顔をしている
「アイツ、俺らのこと友達としてしか見てねぇみたいだな」
でも最初からわかってた
もしかしたら、と思って聞いてみたが、案の定の返答
望華の行動から見てわかる
普通、男にあんな抱きつかねぇだろ
あいつは俺たちを友達としてしか見ておらず、恋愛的なことは考えられないんだ
なら、
「恋愛的に見てもらうまで」
「じゃあ勝負だな、竜胆
俺とお前、どっちが望華の彼氏になるか」
「いくら兄貴でもぜってぇ負けねぇ」
これは大戦争だ
負けられない戦い
望華は俺がもらう_
雑談
パピコも望華ホシイ
大戦争するか、、、
竜「え、◯すよ?」
蘭「一緒に◯そうか。」
うん。
絶対無理だねッ☆