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行為が終わった後、
首輪のように首についた枷から伸びた鎖を引き、弔くんは私と一緒にお風呂に入った。
そして
弔くんの部屋のベッドに寝かされ
ベッド淵の柱に
カチャリ
「寝てる時に逃げられたら困るからね?
そんな事凛はしないと思うけど」
そう言って鍵をかける____
その日の晩は眠れなかった。
初めての事が多すぎてって言うのもある
まだ身体に残る快楽の跡____
たくさんの玩具を使ったのは初めてだ____
それに
____
目を開けて、鎖で繋がれていると理解してからの恐怖。
怖いのに、笑って
〝これで一生一緒だね〟
と言う弔くんが___
怖い。
隣でスースーと
寝息を立ていつもの様に眠る弔くん。
どうして……?
どうしてこんな風にいつも通り眠れるの?
ねぇ、
私もう、みんなに会えないの、外に出れないのヤダよ____
涙が溢れる
止まらない
『ふっぇ……ッ』
声を殺して泣く
弔くん、
弔くんの事……好きだけど……
こんな事……
〝逃げられないよ?〟
逃げたい……
逃げたいよ。
そう、思いながら私は泣き疲れて眠ってしまった____