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これは、私が「人の心」を知る為に人にぴったりな「魔法具」を渡して、その人の行動をみて、心情を読み取って、「人の心」
を知る物語。
「ルカ、ルカ。御客さんだよ。」
家の商店スペースから使い魔フィルの私を呼ぶ声が聞こえる。
「ルカっ!」
はいはい。
「ルカ、遅いよ!御客さん待たせちゃったじゃん!」
「御客さんの名前は?」
フィルの怒りを無視して彼に問う。
「…もうっ!ルカったら!御客さんは○○○様だよ!日本人!」
ふぅ~ん。
「じゃあ私は凜堂瑠花ね。」
この名前、ルカ・リードは地球上全ての人を相手にするこの仕事にあっている。日本とか言う所からの御客さんなら凜堂瑠花という風に。何故か人はその土地の言葉や名付け方の風習に異様な執着を持っている。
え?御客さん何?早くしろってこと?
…違うの?
ああ、私も人間でしょ、って事ね。
はぁ~、私は吸血鬼、だよ。月暮らしの日本の東京好き。
ほら、ちいっちゃなキバとかコウモリみたいな羽とか。羽は邪魔だからしまえるの。ここ羽の推し?ポイント。
家の扉は日本の日本橋辺りに繋がっている。だから最近あの辺で推しとか推し活とかが流行ってるんだよ。…なんで人って流行りが好きなんだろうね。
「ルカっ!」
あ。ごめん…。