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#1x1x1x1
ゆ(旧「ゆゆゆゆ」)
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ゆ(旧「ゆゆゆゆ」)
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「…ハッ、無様に追い出されて、物陰で一人泣いてたのか?俺の哀れな創造主」
城の最深部、ひび割れた黒い玉座に深く腰掛けた1xが、意地の悪い笑みを浮かべてシェドを見下ろす。
その赤い瞳には、かつて世界の中心にいた男が、すべてを失って自分の元へと転がり込んできたことへの愉悦が満ち満ちていた。
「誰が泣くかよ……ッ! あいつら、ちょっとバグの真実を知ったくらいで大騒ぎしやがって。ビビり共が!」
シェドは吐き捨てるように言い返した。
「強がるな。人間どもに背を向けられた瞬間、お前のデータは恐怖でバラバラに崩壊しかけていたぞ」
1xは指先で、シェドの顎をなぞるようにして小馬鹿にする。
「寂しかったんだろう? 居場所を失くして、俺のこの薄暗い城しか縋る場所がなくなって……なぁ、シェド?」
心を抉るような煽り文句。
孤独に耐性のない怪物だからこそ、相手の孤独を正確に突き刺すことができる。
「……うるさいんだよ、お前は本当に……ッ!!」
カチリ、とシェドの中で何かがキレる音がした。責任感も、罪悪感も、今はすべて怒りと情動の彼方へ吹き飛ぶ。
シェドは1xの胸ぐらをガシッと掴み、強引に自分の方へと引き寄せた。
「っ……?」
予想外の反撃に、1xの赤く光る瞳が驚きのあまり、わずかに見開かれる。
シェドはそのまま、煽る言葉を紡ぎ続けていた1xの傲慢な唇を、自らの唇で乱暴に、叩きつけるようにして塞いだ。
「ん、む……ッ/// ふ、ぅ……っ♡」
柔らかな人間の唇が、異形の冷たい、けれど緑黒の炎を孕んだ熱い唇へと重なり、激しく肉を押し付け合う。
喧嘩の延長線。主導権を奪い合うような、お互いの歯がカチリとぶつかり合うほどの、荒っぽい不器用なキス。
「……ん、はっ……///! 煽ることしか出来ないなら、その生意気な口、二度と開けらんねえようにしてやるよ……っ!////」
一瞬だけ唇を離したシェドが、肩で息をしながら、挑発するように1xの目を至近距離で睨みつける。
「ほう……。面白い。ならばやってみろ、俺を『生んだ』罪人」
1xの顔に、歪んだ笑みが浮かび上がった。
今度は1xの側から、シェドの茶髪の巻き毛に大きな手を割り込ませ、後頭部をがっちりと固定する。
「んッ……//// む、ぐぅ……ぅ、んん……っ♡」
深く、深く、喉の奥まで侵入してくる1xの熱い舌が、シェドの口内を蹂躙し、すべての思考を真っ白に塗りつぶしていく。
緑黒の残り火のような熱が、互いの唾液を通して、シェドの身体の隅々のデータまで溶かしていくようだった。
「ぁ、は……っ、/// ん、ふ……ぁ♡ 息、できない……ッ、/// 1xのばか……っ♡」
「お前が先に仕掛けたんだろう。……ほら、もっと俺を塞いでみせろ。お前にはもう、俺しかいないんだから……♡」
裏切った人間たちのことを、もう1ミリも思い出す余裕すらないほど、二人はお互いの存在を貪り、深く溺れていった。