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ライチジャム
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#カンヒュ
ライチジャム
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ライチジャム
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健やかな風が庭から吹き流れる。流れ込むたびに庭に咲いている椿の匂いが辺りも満たす
鹿威しがカツンっと一定に鳴り響く音が心地よく、気持ちを安らげる
外は快晴で今はお昼時。太陽がちょうどてっぺんまで昇っている
こんな静かで落ち着いた空気が昔から大好きだ
ずっとこの時間が続いてほしいと思ったが現実はそうにもいかない
アメリカ「おい、クソ連!日帝chanに触れるなよ!」
サングラスをかけた国が隣にいた長身の眼帯の国にそう怒鳴りつけると辺りから様々な会話が飛び交う
ソ連「黙れ、アメカスが。お前こそ日帝に触れるな」
イギリス「なんですか、この醜い争い。日帝さんに触れていいのは私だけですよ」
フランス「何寝ぼけたこと言ってんの、ブリカス?君に日帝君に触れられる権利とかあると思ってんの?」
イギリス「は?」
フランス「うん?」
せっかくのいい雰囲気がこいつらのせいで台無しだ。大人しく帰っていただきたい
日帝「貴様ら!急に不法侵入してきたかと思えば、来て早々と喧嘩をするな!さっさと出でけ」
そう声を轟かせると皆一斉に俺のほうに体を向け、ニコニコとした笑顔をこちらに向ける
アメリカ「相変わらず綺麗な声だ!一生聴いていたい!」
そう冗談をいう国…米国はとても大きい声でそう叫ぶ
イギリス「アメリカ…煩いですよ。日帝さんが迷惑そうにしているの見えないんですか? 」
モノクロをつけて、紅茶を嗜んでいる国…英国は呆れたような顔で実の息子である米国に注意する
ソ連「お互い様だろ」
眼帯をつけた長身の国…ソ連は二国を嘲笑うかのように言い放つ
イギリス「誰がお互い様ですか!」
フランス「事実でしょう」
ベレー帽を身に着けたオッドアイの国…フランスが英国につばを吐く
アメリカ「親父と一緒なんて終わりだな」
イギリス「私も嫌ですよ」
こういう所は親子らしく息ぴったりなんだなと思いながら他の国を落ち着かせる
日帝「なんでお前らは毎回息を吸うように喧嘩を始める?頭がおかしいのか!」
アメリカ「頭は別におかしくないぜ!」
フランス「何言ってるの!ブリカスの息子が頭おかしくないわけないでしょ」
イギリス「なぜこちらにも喧嘩を売るんですか?それにアメリカは私がお世話しているときは素直ないい子だったんですよ」
ソ連「育児放棄が何言ってんだよ」
イギリス「貴方だけには絶対に言われたくないです」
日帝「別にどっちでもいい。それより……さっさと離れろ!暑い」
アメリカ「え〜!だって抱き心地がいいんだよ〜」
四国のうち三国は俺に抱きついていてとても窮屈だ。後重い
日帝「こいつら…さっさと帰れ!」
強く怒鳴ったつもりだが奴らには逆効果のようで口元を緩めながらこちらを見てくる
アメリカ「そう怒らないでよ〜日帝chan!怒ってる姿も可愛いけど」
日帝「気色悪いな」
イギリス「同感です。すっごい甘ったれた声で吐き気を催しそうです」
アメリカ「黙れ、親父! 」
フランス「うるさいよ!日帝君を堪能できないじゃん」
日帝「堪能するな。離せ」
フランス「えっ、無理」
ソ連「抱き心地が良いからな〜」
日帝「こっちが何もしないからっていい気になるなよ?反撃しないと思ったら大違いだ」
その瞬間俺はソ連を思いっきり蹴飛ばし、フランスを畳に投げ飛ばす
ソ連「いい蹴りだな」
日帝「相変わらず頑丈だな」
部屋を荒らさないように少し力を抜いて腹部蹴ったが距離が離れただけであってさほど効いていない
本当に嫌だと言うほど頑丈だ
フランス「痛ッッった!ひどいよ日帝君!」
日帝「痛くしたからな。打撲はできないようにした数分で痛みが引く大丈夫だ」
フランス「大丈夫じゃないよ!」
イギリス「ふん…情けないですね」
フランス「こんの…ブリカスが」
ソ連とは違い、フランスは体を手で押さえながら情けなく倒れている。こっちは結構軽めにやったのに重症化しているようだ
江戸「何の音じゃ?」
先程フランスを投げた時の音が結構響いたらしい。奥の部屋で休憩をしていた父上がこちらに来ていた
日本「大きな声が聞こえたんですが何かあったんですか?」
それにづついて日本も来ていた。少々やりすぎたと感じた
日帝「父上、日本!それが…」
日本「あ~、またアメリカさん達ですね」
日本はこの場面を見て状況を把握してくれた。我が弟ながら流石だと思った
江戸「またあやつら来たのか」
日帝「そうなんです、何か解決策とかありますか?」
日本「任せてください!こんな時のために用意しましたから」
日本はスマホを取り出し、何処かに電話をかけているみたいだ
江戸「日帝は本当に大変じゃのう」
日帝「まだマシですよ。ひどい時には現国、旧国全員集まりますから」
日本「今呼びましたから飛ぶように早く来るでしょう」
日本がそう言い終わった瞬間玄関のドアが勢いよく開き、二つの影が近づいてくる
海「俺の弟に手を出しているのは誰だ?」
空「全く命知らずだよね」
俺の三つ子の兄である空と海が顔に怒りを露わにしてこちらを見下ろす
確かにこれが一番簡単で効率的な方法だと思うが後片付けが大変そうだ
アメリカ「マズイ!退け!親父!俺は日帝を連れて避難する!」
イギリス「誰がそんなバカらしい提案を飲むと思いますか?貴方が囮になってくださいよ。日帝さんは私がしっかりと保護しておくので」
フランス「それを僕が黙って聞いてるとでも?」
ソ連「…納得いかねえな」
張り詰めた空気が漂う。こいつらはどれほどアホなのか。こういうときこそ協力が必要なのではないか?
海「安心しろ…全員漏れなく締めてやるから」
空「覚悟してね?」
日本「日帝さん、江戸さんこちらへ」
日本に手を引かれ、別室に避難する
日帝「今回はどれほど物が散乱しているのだろうか…」
考えてただけで鳥肌が立つ。前は襖を突き飛ばし、テレビを破壊し、花瓶は割られ部屋は水浸しで地獄絵図だった
それをほとんど一人で片付けた俺を誰が褒めてほしいとさえ思った
確かに元の原因を作っているのは俺かもしれないが…あいつらがしつこすぎるのが悪いだけであって俺は悪くないと心のなかで言い訳をする
日本「日帝さん大丈夫ですか?顔色が良くないようですが」
日帝「ああ、大丈夫だ。ただ…後片付けの事を思い出してな… 」
江戸「あれは酷かったのう…」
日帝「次テレビを破壊したらあいつらに請求書を投げつけるつもりです
」
日本「それがいいですね」
三国でのんびり話をしていると部屋から空と海が出できた。ちょうど終わったようだ
海「陸…抱きつかせてくれ…」
空「僕も!」
特に抵抗せず、両手を広げ2人に抱きつかれる
日本「片付いたんですか?」
海「そこで伸びてる」
日帝「…あいつらの片付けが一番面倒だな」
日本「そうですね…」
江戸「まあ…こんな日があってもいいじゃろう。」
窓辺で片付けを開始する。お日様はちょっぴりと西の方に向かっていた
コメント
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きゃっわいいね〜