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ケーキとフォークと君と眼帯。

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ケーキとフォークと君と眼帯。

1 - ケーキとフォークと君と眼帯。

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2025年02月23日

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あてんしょん

この作品は、某やばい街に住んでいる関西弁実況グループの矢印様と、卵が好きな個人配信者様の名前をお借りした二次創作作品になります。実際の本人様との関連は、名前や口調や、キャラクターデザインのみですので、ご了承ください。

また、この作品のテーマはボーイズラブですが、本人様方が同性愛者というわけでは断じてありませんので、ご理解の程よろしくお願い致します。


また、過激な描写が含まれる場合がございます。そのようなシーンが苦手な方は、御手数ですが自衛の方をよろしくお願い致します。
















わんくっしょん

















ちーのは目を覚ますと、いつものように薄暗い地下室にいた。目を覚ます度に目に入るこの地下室に閉じ込められている現実が、ちーのを絶望へと引きずり込んでいた。

「オレ、今日も生きてるんか…」

そう呟きながら、ちーのは眼帯の下で疼く右目……があった場所を押さえた。痛い。使える左目で部屋を見回す。豪邸の地下室、そこはこの豪邸の持ち主であるフォークの男の「コレクションルーム」だった。

フォークの男はちーのを人攫いから買い取った金持ちのフォークだ。最初にちーのの右目を一口で食べて、「これは、なんて美味いんだ」と笑った。その日から、ちーのは地獄のような日々を強いられた。毎日、血液を限界まで吸われるだけでなく、性的暴行を加えられ、その体液を搾り取られ、心身ともに蹂躙された。「お前みたいなケーキこのくらいが丁度いいだろう」と蔑まれながら足蹴にされ、「男のくせに情けない声で喘ぐな」と顔を叩かれた。フォークの男はちーのの体を無理やり犯し、「お前は俺の所有物だ。」と嘲笑った。人間としての尊厳はもちろん、男性としてのプライドさえも踏みにじられ、ちーのは抵抗する気力すら奪われていた。

「お前は生きてる価値もない。ただの食い物だ。でも味がいいから生かしておいてやる」と言いながら、フォークの男はちーのの髪を掴んで、乱暴に扱い、欲望のままに体を弄んだ。暗い部屋で、そんな日常を終えたちーのは膝を抱えて呟いた。「殺してくれへんかな…」気に入られたせいで全身食べ尽くされることは免れたが、この毎日は死よりも辛いのではないかとすら思い始めていた。

そんなある日、地下室の扉が静かに開いた。ちーのはビクッと体を縮こまらせた。男への恐怖が染み付いているのだ。だが、入ってきたのはフォークの男ではなく、フォークの男が雇っている使用人の一人だった。

彼の名は、ショッピと言った。ショッピはフォークの男に仕える使用人で、黒っぽい紫の短髪がセンターパートに整えられて、猫目が鋭く光っている。いつも冷静沈着で、ちーのは”近寄りがたい奴”という印象を受けた。

「ちーのさん、一緒にここを逃げませんか?」

ショッピが静かに、だがはっきりとそう言った。敬語だがどこか柔らかい響きがあり、ちーのは目を丸くした。

「…な…どういうことや?」

ちーのは警戒しながら聞き返す。ショッピは一瞬目を伏せ、それから口を開いた。

「一緒に逃げようと言いました。そのままの意味です。貴方を俺が逃がしますよ」

ちーのは黙ってショッピを見た。良い人そうだ。こちらに伸ばすその手を取ってみたい。しかし、信じていいのか分からない。

自分は、生まれてこの方たくさんの人間に酷い目に合わされてきた。迫害を受け、フォークだけの村に追い込まれた。勝手な都合で、その村の仲間にさようならの挨拶もできず攫われて、その身体を売られた。そして、自分勝手な輩に買われ、その身を、心を、好き放題に壊されている。

そんな経験をしてなお人を無条件に信じるなんて、無理難題だ。

「オレ、簡単に人を信用出来ん…お前は、ほんまに信用できるやつなんか?」

ショッピは小さく笑い、ポケットから鍵を取り出した。

「信用はこれから作ればええやん。まずはここから出るのが先ですよ」

その夜、ショッピはスーツではなく、矢印の描かれた大きなパーカーと丸いサングラスというラフな姿で現れた。ちーのの鎖を丁寧に外し、二人は豪邸の裏口を目指した。フォークの男は今頃腹一杯にケーキを食べて、酒に酔って寝ているはずだが、足音一つでバレるかもしれない。ちーのの心臓はバクバクとうるさく鼓動している。

「オレ、あの人に逆らうの初めてや……追いかけてきたら、怖くて…足がすくんじゃう…かも……」

「そうなったら…ショッピくんはオレを置いていくやろうか…」

ちーのが小声で言うと、ショッピは振り返って手を差し出した。

「置いてくわけないやろ。俺、こう見えても面倒見ええって言われんねんで」

その言葉に、ちーのは初めてショッピに手を預けた。冷たくて細い手だったが、妙に安心できた。


裏口を出た瞬間、遠くでフォークの男の怒鳴り声が響いた。「ちーのが逃げたぞ!あの役立たずのケーキを連れ戻せ!」

二人は顔を見合わせて走り出した。夜の森の中、フォークの男の手下が迫ってくるが、ショッピは冷静に道を選び、ちーのを引っ張った。

「オレ、もうあいつの玩具やない…!」

ちーのが叫ぶと、ショッピはニヤリと笑った。

「せやな。お前はこれから自由や!」



豪邸から逃げて暫く、二人はショッピの家にたどり着いた。小さな木造の家で、森の奥にひっそりと佇んでいる。ちーのはまだショッピを完全に信じ切れていないが、フォークの男の手が届かない場所にいる安心感があった。ショッピはちーのに部屋を用意し、「ここなら安全や」と優しく言った。

そして、ショッピはその日のうちに自分はフォークであることと、ちーのを助けた理由について話してくれた。曰く、ショッピには弟がいたのだと言う。弟と言っても、生まれて直ぐに少し顔を合わせただけなのだが。その弟は、ケーキだった。生まれた次の瞬間には、病院関係者に赤子は連れていかれた。肉親に名前もつけられず、ケーキの村送りだ。

母は泣いてすがった。我が子を持っていかないで、返して、と。弟も泣いていた。その瞬間、ショッピは、ケーキが人間として扱われないこの世界に違和感を覚えたのだと言う。

だから、人間ではないように扱われるちーのを見て、放っておけなかったのだと話した。


それから1年が経った。ショッピはアパートに引っ越したが、ちーのはショッピと一緒に暮らし、フォークの恐怖に怯える日々から少しずつ解放されていた。未だにフォークの男に体格が似た男を見ては異常に怯えるちーのにショッピも寄り添ってくれた。だが、ちーのは気づいていた。ちーののそばにいるショッピが、時折鼻を軽く動かし、その甘い匂いに反応していることを。


ある日、ちーのは夕飯の後、ショッピに切り出した。

「なぁ、ショッピ。毎日ケーキの側にいて、食べたくならへんのか?」

ショッピはフォークだ。ちーのの甘い匂いを毎日嗅いで、食べたくないわけがない。だって、そういう本能なのだから。ちーのはその気配を感じていた。ショッピは一瞬目を逸らし、冷静に答えた。

「…ならんよ。俺はそんなことせえへん」

だが、ちーのはショッピが目を逸らしていることに気がついていた。嘘をついている。ちーのは立ち上がり、ショッピに近づいた。

「ショッピなら、いいんだよ。俺のこと食べても…」

そう言って、ちーのはショッピの胸に手を置いた。ショッピは驚いたように目を見開き、後ずさった。

「何!?いや、俺は…!」

「ええって。オレ、お前になら…食べられたいとすら思うんだ。」

まだ、右目の痛みは癒えない。じくじくと傷んで、鏡を見る度に地獄の日々を思い出す。けれど、ちーののそんな日々をショッピが支えてくれた。だから、ここまで来れた。あの男に醜く貪り食われた日々を、ショッピが何もかも救ってくれるような気さえしたのだ。

そんなちーのの言葉に、ショッピの理性が揺らいだ。フォークとしての本能が疼き、ちーのの甘い匂いが頭を支配する。

「ちーの…俺…」

その左目に見つめられ、誘われるままに寝室へ誘導される。

「ええよ。オレは、お前に食べられたい」

ちーのがそう言うと、ショッピはベッドにちーのを押し倒し、首筋に顔を近づけた。その鋭い犬歯が肌に触れると、ちーのは小さく声を漏らした。そして、そのまま首筋を優しく舐められた。「んッ……」と甘い声を漏らすちーのを見て、ショッピは顔を上げた。

「甘い…」

「ふふ…せやろ…」

この身体の味で、あの男に殺されずに済んで、ここまで生きてこれた。


「ちーの…」


「ショッピ……大丈夫やで…ほら、オレのこと沢山食べて…」


リップ音が響く。唇と唇が重なり合って、舌と舌が絡み合って…

「ん…ッちゅ……♡しょッ…ぴ♡……」

「ちーの……んッ……」

まるで恋人のように抱き合い、唇を交わし、唾液を飲む。

「ちーの……俺、もう……」

「んッ♡ええよ……俺も…」

ちーのの左目がショッピをみる。蕩けるように、潤んでいる。ショッピは服を脱ぎ捨てた。そして、ちーのに覆い被さる。

「いただきます…♡」と呟いて、ちーのを貪り始めた。首筋から鎖骨へ舌を這わせ、そのまま胸へと降りていく。その刺激だけで、ちーのは甘い声を上げた。

「あッ♡しょっぴ……そこッ♡きもちいッ♡♡」

ちーのが喘ぐと、ショッピは満足そうに笑った。

「ちーの、ここがええんやな」

「うん……♡しょっぴぃ……もっとぉ♡」

「…ええで……」

そして、暫くは甘やかす。甘く甘く交わる。そしてまた首筋へと戻ると、今度はそこに噛み付いた。

「あぁッ……♡♡」

痛いはずなのに、何故か幸福感に変わる。あの時は、あの男の時はこんなことは無かった。ただ、痛いだけだったのに。

「ちーの、おいしい……」

「はーッ♡はーッ♡しょっぴ…♡」

好きだ。好きだ。お互いに、それしか頭になかった。

「ちーの、もう俺、我慢出来へん……挿れていい?」

「ええよッ♡おれもぉ……しょっぴのことぉ……いっぱい感じたい♡♡」


二人は一つになった。甘い声が響いている。まるでちーのの古傷を癒すように、甘く、甘く、優しく交わる。

「しょっぴッ♡しょっぴぃ♡♡♡」

「ちーの……ッ♡♡」

そして、二人は果てた。同時に絶頂を迎えた時、ショッピはもう一度首筋に噛み付いた。

「あ”ぁッ♡♡」

その痛みすら快感に感じてしまった。大きく身体を跳ねさせ、ビクビクと痙攣する。首から垂れた鮮血を、一滴も零すまいとショッピが啜る。

「ちーの……美味しい…」

「あは…は…♡しょっぴ……もっとぉ♡」

それから暫く、二人は何度も愛し合った。そして、疲れ果てて眠ってしまったちーのの隣に、ショッピも丸くなって眠りについたのだった。


朝起きると、隣で眠るちーのの首には何個も噛み跡がついている。これは、数日は治らないだろう、とショッピは思った。

「ごめんな、ちーの」

眠るちーのに語りかける。本当はもっと大切にするべきだった。けれど、どうしても我慢出来なかった。

というか、ちーのは過去にフォークに酷い目に合わされていたんだ。なのにこんな、好き勝手にするものじゃない。その傷を抉ってしまったかもしれない。

「んん……しょっぴ……?」

ちーのが目を覚ました。寝ぼけ眼で、ショッピを見る。

「ごめんなぁ、俺……」

謝ると、ちーのは首を振った。

「いやいや。誘ったのは俺やろ?ショッピが謝ること無いねんで」そう言って、ちーのは笑った。その笑顔が眩しくて、思わず目を逸らした。そして、ベッドから起き上がり、服を着る。

「朝ごはん作るな」と声をかけてキッチンに向かった時、ふと後ろから声がした。

「……また食べてね。」

思わずふりかえってその顔を見る。

「んふふ、ショッピに食べてもらうの……癖になっちゃった♡」

ちーのが笑う。イタズラに。けれど妖艶に。その左目を細め、眉じりを下げて口はきゅっと力を入れて、微笑んでいる。

「分かったよ…」

ショッピは、赤くなった顔を隠すようにキッチンへと急ぐのだった。


どうも!夕暮です!ほんますんません!最近すげー更新できてなくて😭

いや、長い作品を書くとあれもちがう、これもちがう…となってもうちょっとのところで書き上がらなくて…

所謂スランプってやつですかね。

なので今回は短編で、およそ5000文字です。最近の夕暮が目指している文章量の半分ほどですね。

いや、いつもも1話完結だから短編ではあるのか…

まぁ、夕暮ケーキバース好きすぎですねという事で、今回は終わりたいと思います。

では、皆様ここまで読んでくれてありがとうございました!冬の寒さでお腹冷やすなよ!おつぐれぇ〜

この作品はいかがでしたか?

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コメント

4

ユーザー

ァァァァァスキィィィィィ♡

ユーザー

ケーキバース良すぎます! 脱出出来て良かったー!ciが噛まれるの癖になってるの...良い...

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