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※赤さん女体化のR小説です
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・ご本人様には一切関係ございません。
・スクショや公の場での回覧等は、お控えください。
・「青赤」です。地雷さんはブラウザバックを推奨します。
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真面目そうに見えて遊んでる青×遊んでそうに見えて一途な赤
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ぽつりぽつりと街灯がついただけのどこか頼りない道を1人歩く。
仕事終わりのりうらの日課だ。バーテンダーという仕事柄仕方がない。でも、やっぱり何回歩いてもこの不気味さにはなれることが出来ないと、しみじみと思った。
時刻はもう午前二時を廻っている。
家に着いて、すぐに白シャツを脱ぎ、少し体のラインが強調されるタイトなシャツに着替える。きつく結わえていた髪を解き、ポニーテールに結び直し、香水をつけ直す手にも今日はいつもより力が籠った。
…最後だから。愛してやまないあの人に会えるのが最後だから。
軽い女で済むように、軽いセリフでどうでもいい場所で、さらりと別れを告げたいのに…
それでも、あの人の記憶に少しでも残りたいと抗って、香水を浴びるように振りかける自分が大っ嫌いだ。
「さすがに匂い、きつすぎかも…」
そう放った言葉は、電気の届かない、真っ暗なアパートの部屋の隅に溶けていった。
岩崎いふ、通称「まろ」と出会ったのは、りうらが働いているバーだった。スーツをぱりっと着こなし、前髪を横に流した姿はどこぞの御曹司のような姿だった。
入店した瞬間からちらちらと店内の女性陣の視線が、彼を捉えているのが分かる。
かくいうりうらも己を少し意識しながら、彼が1人で腰かけた窓際のテーブルへ向かった。
「こちら、チャームになります。」
そう言って、ミックスナッツをことりと置く。所謂、お通しだとか突き出しだとか言われるやつだ。
「マルガリータを。あと、サラミもお願いします。」
慣れたように彼が言う。イメージ通りの低く、どこか甘ったるい声だった。
初手から強いお酒に手を出すなんて、かなり強いのだろうか。
「今、お持ちしますね」
にこりと笑ってお辞儀しながら、そう思う。
そのまま下がろうとすると、手首をすっと掴まれた。
少し声のトーンが落ちる。
「これ、僕の連絡先です。その気があるんだったら、電話して。」
彼はきっと仕事で使っているだろう名刺を取りだし、胸ポケットから出したボールペンでさらさらと、数字を書き連ねた。
受け取ったそれを、手の内に隠し今度こそテーブルから下がる。
頭に響く彼の声に私はもう酔っていた。
その日はそのまま流された。
何よりもう一度会いたかった。声を聞きたかった。私を視界に入れて欲しかった。
迷わず電話をかける。指定されたバーで飲み直し、そのまま近くのホテルに向かった。
その日から何度もあった。することはひとつで、同じだったけれど、段々と近づいていく距離に身を任せていた。
集合がホテルからまろの自宅になって、会う頻度が増えて、、、
その甘い空気に騙されそうになった。
だから…決してりうらはまろの恋人ではないと、所詮セフレだと自分に言い聞かせた。
そんな日々も今日で終わりを告げる。
今日、思い切って、まろに別れを告げようと思っていた。
スマホをスクロールして約束の時間を確認する。玄関に鍵をかけて、星空の下、駅まで歩き始めた。
駅前でタクシーをつかまえて約10分見慣れたアパートが見えてきた。最近は2週間に1回のペースで訪れていたな…と思い出す。
タクシーを降りて歩き出した道も、歩き慣れたはずなのに今日はなんだか特別な感じがした。
まろは見た目通り、なかなか稼いでいるらしく、コンパクトながらも清潔感のあるおしゃれなアパートに住んでいる。
カードをかざして、吹き抜けのロビーをぬけ、エレベターに乗った。
こんな時間だからか人には全く会わない。
インターホンを鳴らす。
中から扉が開いて、まろが顔を出した。
顔を見た瞬間、胸が高鳴る。初恋じゃあるまいし…と思うも、好きという気持ちが溢れて止まらなかった。
「いらっしゃい、いつもより遅かったー?」
「んー、そうかも、、」
「それに香水もきつめじゃない?」
「やっぱり分かっちゃうかー笑」
気づかれたことに動揺して、靴を揃える手が震えた。
リビングに荷物を置いてから、ベットルームに行った。ベットに腰掛けるまろを見て、その隣に腰かける。
その時突然、手が顎に添えられてキスが降ってきた。
「っんぅ」
「っふ」
何回か角度を変えられ、声が口の隙間から漏れる。
「どしたん、りうら。なんか緊張してる?」
まさか、別れ話をするから緊張してますとは言えず、すっと視線をあげる。
こっちを真っ直ぐに見てくる視線とかみあった。
りうらがいつもと違うところには気がついてくれるのに、この張りつめた空気が読めないまろが嫌いだ。好きで好きで大嫌いだ。
目が離せないまま、2回目のキスが落ちる。
舌が口の間から差し込まれ、口内をあらす。その舌を必死に舌で追いかけ、時折口を離すとくちゅくちゅっと卑猥な音がもれた。
「っ//っふ」
「ぁ///んぅ」
もうお互いしか見えない。
まろのごつごつとした手が、服の隙間から侵入してくる。そのままブラの中まで手を入れられ、胸を揉みしだかれる。
時々、親指が乳首を掠めるのが擽ったくて仕方がなかった。
「脱がしていい?」
そう聞きながら、もう手は服にかかっている。ボタンを1つ1つ外すまろの手が急かす気持ちを抑える。
焦れったくて焦れったくて仕方がなかった。
この先を想像するだけで、あそこはもうぐっしょりと濡れている。まろの股間をズボン越しに撫でると、そこももう熱を持っていた。
ベットに押し倒されて、上から見下ろされる感覚は未だ慣れない。どうしても少し気恥しくなって、手で胸を隠した。
「今更恥ずかしくなってんの?かわいいやん」
「はー?!そんなんじゃないし」
そうは言っても顔は赤くなるし、りうらをからかうのが上手いまろにはばればれのようだった。くすりと笑われる。
「口はツンでも、りうらは体が正直やもんなー」
手が下に降りてきて、下着越しに擦られる。愛液が溢れてくる感覚がする。気持ちいいと感じて、息が口から漏れた。
くちゅぐちゅっ
「めっちゃ濡れてんね」
「っ言わないでよ///」
「気持ちいい?」
分かりきったことを聞いてくる。本当に性格が悪い。
「ッきもちっ////ィくっかも」
体にぞくぞくしたものが込み上げてきて、身体がビクビクっとはねた。
その様子を見て、まろは満足気に微笑んだ。
「俺ももう限界だから、挿れるね」
パンッパンッパンッパンッパンッパチュンッパンッパンッパチュンッパンッパンッ♡
肌と肌がぶつかる音が部屋に響く。
「ほんっ…もう、むりぃ///」
「っあたま、おかしくなるぅ♡♡」
気持ちいい以外何も考えられない。
体が全部改造されたように感じる。どこを触られてもビクッとはねた。
ぱちゅんっぱっちゅんっ♡ぱちゅ♡ぱっちゅんぱちゅんっ♡
くちゅぐちゅっ♡♡
厭らしい音が聞こえる。肉棒が子宮をつく度に逃げ出したいほどの快感が身体を襲う。
たまに降ってくるキスが脳の酸素を減らす。
どんどん何も考えられなくなって、イくことだけが頭を支配する。
「イクッ♡イきそうっ/////」
「っ俺もイくッ」
欲を吐き出し、きゅっとあそこが締まる。
ちゅぽっと音がしてモノが中から抜かれる。 それに合わせて、白濁液が身体にかけられた。
そのまま意識が落ちていった。
目を覚ますと、布団が掛けられていて、身体は綺麗になっていた。まろが拭いてくれたのだろう。
その張本人は、りうらの隣で寝ていた。スマホを開くと朝の五時。まだ外は薄暗い。
身体の相性はいい。身体の相性は…
でも、りうらはまろの好物も家族関係も知らない。2人で出かけたこともない。
なんなら前に行為後の朝にご飯を作ろうと提案して拒否された。 まろの私生活に関われたことがない。
いつもだったら、寝ているまろを尻目にさっさと家に帰っている。
ただそんな関係に嫌気がさした。りうらはまろが好きなのだ。どうしようもなく好きなのだ。
恋人でなくてもいい、関われないよりはいい。そう思ってずるずると続けてきた関係が余計に己の心を苦しめていた。
知っている。まろの相手がりうらだけではないことくらい。まろが女の子と歩いている場面を見た事がある。それも2回も。まだ関係になって日が浅かったから、そういう遊び人なんだと納得した。初対面でりうらと関係を持っているぐらいだったから、それくらいは予想していた。
キスした時に嗅ぐ、まろの首筋もいつも違う香りがする。しかもエリート会社員だ。若い頃はこうして遊びまくって、年頃になったら良家の娘さんとでも結婚するのではないか。りうらの恋は望み薄だ。ゼロを通り越してマイナスくらいの。
でもいきなり関係を断つのは流石にはばかられた。何よりりうらの心の準備期間が欲しかった。そうでもしないと3日は寝込んでしまうそうなくらい好きだったから。
汗をかいて、布団の中がじめっとしている。
緊張で変な汗もかきそうだった。手早くシャツを羽織っていると隣でまろがもぞっと動く。起きたようだった。
「…あれ?りうら、まだ帰っとらんの」
「うん」
まろは驚いたようだった。それもそのはず。りうらはいつもならもういないから。行為後にまろとりうらが顔を合わせるのは稀だった。
そっかーとだけ返される。身体にかかっている真っ青な布団を握り寄せてぎゅっと掴んだ。
「あのね、りうら話があってさ、」
「もう会いたくない、もうここには来ないから。出来ればバーにも来て欲しくないかも」
言えた。何か大事なものが心から抜けてしまったように感じる。でも言えた。
声をふるわすことも無く。
「なんで」
「好きな人が出来たから。こんな場所に来てる場合じゃないでしょ」
じっとまろを見ていた視線をついと外す。
「じゃーね、りうらもう行くから。今までありがとう」
ベットから起き上がった。もうまろの方は見れない。今見たら、何か言ってしまいそうだった。
沈黙が部屋を包む。寂しいくらいの静けさだった。
ベットから立ち上がろうとした時だった。グッと手首が掴まれる。
まろに掴まれたんだと、数秒たって理解する。
「何?」後ろを向いたままそう言った。
「……最後なんやろ?ちょっと言いたいことがあって、、こっち向いてくれん?」
まさか引き止められると思って居なかったから、ちょっとだけ心が踊っている自分がいた。
またまろと視線が絡まる。その目に全てが見透かされている気がした。
「俺さ…りうらの事好きやった。セフレからこんなにこと言われても、すぐには理解出来んやろけど」
「…え……」
都合のいい夢でも見ているのではないかと、頬をつねったが痛かった。
混乱している間にもまろの話は続く。
「言うつもりはなかったんやけどさ…りうらは俺の事なんとも思っとらんやろし。今日で最後なら言っとこかなって思って 。気持ち悪いと思うんだったら、思ってくれてもええよ。 」
「伝えたかったって言う俺の自己満やから、気にせず新しい男と幸せになってな。ありがとう。」
「は…え……いや、新しく好きな人なんてできてない。りうらが好きなのはまろだけだし」
未だ頭は混乱で回っていなかったけれど、言葉を振り絞った。
「…え、うそ。りうらの言う好きって…?」
「もちろん恋愛感情の好きだけど。まろ、りうらのこと好きだったの!?いやでもまろ他にもセフレいるでしょ」
「おったけど、振った。今はりうらとしか関係はないよ。」
「でもまろりうらに興味無いじゃん!!」
「そ…それは…セフレやのにそんなの気にしたらキモがられるかもって…」
ふと訪れた沈黙の後に言う。
「え…じゃ、両思いってことでいいの?」
あまりにも現実味がない。
「…そーなるな。」
まろが順番違う気がするけど、と前置きする。
「りうら、好きです。俺と付き合ってください。」
「よろしくお願いします」
まろの視線が突き刺さる。満面の笑みで答えた。
不思議な感覚がする。もう諦めていた相手と恋人になれた。
これからもまろに会える。まろの特別な人になれる。そう思うと、自然と涙が出てきた。
「りうら、大丈夫?」
「うん。嬉しくて、涙が出ただ…け…」
霞んだ視界の先に、優しく微笑むまろが見える。
恋人にはこんな顔するんだ、と思ってまた涙が溢れてくる。
すっとまろの手が背中に回された。ぎゅっと抱きしめられて、まろの胸に顔を埋める。
そのまま触れるだけのキスをした。何回もしてきたキスなのに、そのどれとも違う感覚がする。包み込まれるような温かさがあった。
まろの首筋をすっと嗅ぐと、りうらがつけすぎた香水の香りがした。
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お疲れ様でしたー!!
今回はしむね様のコンテストに参加させていただく用の小説を書きました!まじで締切ギリギリすぎてやばいです💦
楽しんで頂けましたでしょうか?
見て頂きありがとうございました🫶♥
またどこかでお会いしましょう。