???「お口ゴクゴク!モンダミン!」???「モンダミンは飲み干すものじゃないわよ」
ここは、鬼灯町の住宅街。「雨花」はある所へ向かっているところ「桃時」に遭遇した。
雨花「おっ可愛いお嬢さんが話しかけてきた……!逆ナンなんてされるの初めて!!」
雨花「あんたを逆ナンなんてする訳ないでしょ。全く……どこか行くところ?」
雨花「うん!駄菓子屋さんに!桃時ちゃんは?」
桃時「アタシは良い撮影場所を探してるの」
雨花「撮影場所?」
桃時の手には自撮り棒と……それから小さいぬいぐるみがあった。
桃時「ミルキーと一緒に鬼灯町をデートしようと想って!だからここら辺で良い撮影場所ないかな〜って想ってたわけ」
雨花「この町広いから色んなところ探せそうだね!その分大変だけど……あはは……」
桃時「あんた良いとこ知らない?」
雨花「うーん……隣の町までに繋がる川とか田んぼは知ってるけど……」
桃時「良いじゃない!行きましょ!」
雨花「でも、わたし駄菓子屋行きたいよ〜」
桃時「仕方ない……じゃああんたの食べたいもの好きなだけ買って良いからアタシの撮影に尽力しなさい!」
雨花「イエス・マム!!」
雨花、桃時は、撮影場所を探しに行くことにした。
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雨花「このトンネル抜けると川がみえるよ!」
桃時「こんな道あったのね……」
雨花と桃時は、田んぼと田んぼの間にある道をてくてく歩いていく。
雨花「ちょっとこの川に足浸かってみようよ」
桃時「待ってここで写真撮らせて……よし!じゃあ浸かるわね」
雨花と桃時は足を川に入れる。
雨花・桃時「ふはぁ…………」
雨花「気持ち良い〜」
桃時「気持ち良いわね」
雨花「うーん川に浸りながら食べる飴美味〜」
桃時「あんたそんなの食べてんの?」
雨花「うむ!!」
桃時「何が「うむ!!」よ……」
雨花「あっこれ食べる?」
桃時「何よこれ?」
雨花「何かショートパンツのポケット中に入ってた。棒付きキャンディだね」
桃時「何か汚くない?大丈夫?」
雨花「わたしが食べれてるんだし大丈夫っしょ」
桃時「何だろう。こいつがご飯であたったり、腹を下したりするところ想像できない……」
雨花「じゃあわたしが……」
桃時「ダメよ!食べるわ」
桃時も棒付きキャンディを食べる。
桃時「はぁ〜気持ち良かった」
雨花「どうだった?」
桃時「うん!写真も撮れたし。満足よ。じゃああんたの好きな駄菓子屋に行きますか」
雨花「イェーイ!!」
雨花、桃時は駄菓子屋に行くことにした。
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雨花「おばちゃーん!いつものぱちぱちキャンディちょうだ〜い」
雨花は慣れた手つきで暖簾をくぐる。
桃時「今どきこんな昔ながらの駄菓子屋あったんだ」
雨花「あれ?こんなところで何してるんですか?」
桃時「ん?何かあったの?雨花」
桃時も暖簾をくぐる。すると、
???「おぉ!雨花さんに桃時さん。暑い中お出かけとはご苦労さん」
レジの前には「紅蓮先生」がいた。
桃時「何やってんのよ。変人教師」
紅蓮「変人教師とか言うなよ〜俺はここでバイトしてんだ」
桃時「あぁそういえばあんた教師職の他にバイトしてるのよね?新聞に載ってたわ」
紅蓮「あの新聞結局兎白のイメージアップ効果があっただけだったな……うぅ……」
雨花「マジで草」
紅蓮「まぁいいや。お前ら何買いに来たんだ?」
雨花「あはっ!桃時ちゃんが好きなだけ買って良いって言ってくれたから……ぱちぱちキャンディとアイスとガムとキャラメルと……」
桃時「ハイハイ好きなだけ食べなさい」
紅蓮「なぁ俺にも恵んでくれたり……」
桃時「あるわけないでしょ」
紅蓮「ですよね」
数分後
雨花「キャラメル美味〜」
桃時「アタシにも少し頂戴よ」
紅蓮「俺にもくれよ〜」
桃時「あんた……生徒に物をねだる教師がどこにいんのよ」
雨花「別に良いですよ!はいどうぞ」
紅蓮「ありがとよ!雨花さん!」
桃時「あんたはあんたで紅蓮先生を甘やかしすぎ」
こんな感じで雨花の夏休みは幕を開けた。