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「うわぁ…明那、不破くん……大丈夫?」


レイブンクロー生の黛は心配そうに聞く。

黛の目の前にはうつぶせで倒れている三枝の上に、仰向けで乗っている不破がいた。

黛の手には一本のほうきが握られている。

三人がいるのは広めの中庭だ。

今は昼休みで人通りの多い中庭なので結構な生徒が三人を見ている。

その後ろからホグワーツのエルフ教師であるグウェル・オス・ガールが来た。


「明那さん!不破さん!大丈夫ですか?」


二人のほうきとグウェルのほうきの三本を持って駆け寄る。


「一応、生きてます…。ごめん、明那…。」


不破が答える。


「い、いいってことよ…。」


三枝が死にそうな声で答える。

黛は不破に手をさしのべる。

黛の手を取って起き上がる不破。

そして、二人で三枝を起こす。

どうしてこんなことになったのか……。

時は少々遡る。




「不破さん、飛行術の成績がやばいです。」


三人が昼食をとっていたところに現れたエルフ教師グウェル。

彼の話によると不破の飛行術の成績が非常に悪く、このままでは冬休みを使って補習をすることになるらしい。

次のテストで挽回しなければ補習確定らしい。

冬休みは黛や三枝、後輩である甲斐田とも遊ぶ約束をしていた。

なにがなんでも補習を回避しなければならなかった。

そこで飛行術の練習を黛と三枝に頼み、それの監督をグウェルがすることになったのだ。


「ふわっち頑張れ!俺達の冬休みがかかってるぞ!!」


三枝の言葉に鼓舞される不破だったが、不破は想像以上に飛行術ができなかった。

先ほど壁に衝突しそうになったところをぎりぎりのところで三枝が止めたのだ。

その結果が今だ。

泣き目になりながら謝る不破に黛が声をかける。


「とりあえず、テストまであと一ヶ月あるし。練習頑張ろ。」


黛の励ましに三枝も付け加える。


「そうだよ、ふわっち。まだ諦めるには早いぞ。」


二人の言葉を聞き不破は涙を腕で拭う。


「そうだよな!!」


笑顔で二人の言葉に答える不破。

そんな三人を見て微笑むグウェル。


「まぁ、練習の前に明那を健屋さんのところに連れて行こうか。」


明那を支えながら黛が歩き出す。


「相変わらず仲がいいですね。あなた方は”昔から”。」


グウェルが不破に話しかける。

不破は少し目を細め微笑んだ。


「当たり前っすよ。”メッシャーズは不滅卍”なんで。」


グウェルの方を向きニカッと笑顔を見せる不破。

そして、黛と三枝のあとを追う。


そんな三人が校舎に入るまでグウェルは見届けた。




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