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4 - 第4話 サイド キリ

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2022年03月24日

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サイド キリ


パン、と赤いジャージの少年が手を叩いた。

「よし!キリが新しく入ったことだし、俺らも自己紹介するか!!」

ああ、そういえば私、ルネ以外の名前知らないや。(それも、盗み聞きした)

勢いよく立ち上がって、赤いジャージの少年は手をあげる。

「俺はキノっていうんだ!入団番号は1番で、この団の団長をつとめている!!中学3年生だ!」

ってことは、私の一つ上?!最初は小学生かと思ったんだけど……。


画像 「わ、私は田江 結花(タエ ユイカ)っていいます。……名前はあんまり好きじゃないから、タエって呼んで欲しいな……。入団番号は2番で、い、一応キノとは同い年です…」

水色のワンピースの少女はか細い声でそう言った。

「俺は森脇 真緒(モリワキ マオ)っていう。高校2年で、今のところこの団の最年長だ。入団番号は3になる」

黒いパーカーを着た青年はそう言った。

「マスクしてるのは?風邪かなんかなの?」

この人だけマスクをしていたので、私は気になっていたんだけど……。

「これは、トレードマークだと思ってくれ」

そ、そっか…。

「最後に、俺の名前は高橋 流音(タカハシルネ)。ルネでいーよ。高1でこの団の中で唯一学校に行ってるよー。今はキリちゃんがいるから唯一ではないかもだけど。入団番号は言わなくてもわかるよね?」

うん。流れからいうと4番だよね。

えっと、まとめると……。


1番・赤いジャージ⇨キノ

2番・水色のワンピース⇨タエ

3番・黒いパーカー⇨マオ

4番・オレンジ色のTシャツ⇨ルネ

私・白いTシャツ⇨キリ


ってことかな?

「全員私より年上なんだね」

敬語とか使わなきゃだめかな?

「あー、上下関係とかないから。ふつーに話とかしたほうが楽しいし」

ルネがそう言った。この人、本当に私の心の中読んでるんじゃ……ない、よね?

でも敬語無しはふつーに嬉しい。

「それじゃ、これからよろしくお願いしまーす!」

「あ、キリこれ!」

ひゅっとキノが私に何かを投げた。

「えっ、わわっ……!」

受け取ってそれを見てみると、キノが投げたのは白い帽子と少し小さめのスマホだった。

「もうキリも俺らの仲間なんだからな!」

これがこの団の一員になった証なのかな?


すごく、嬉しいな。

これから何かが始まる予感がするよ!!

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