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私を救ってくれたあの子はもういない。
あの子の笑顔を思い出すたびに胸が痛くなる。
私がもっと早く決断してれば……
そうすればこんなことにはならなかったはずなのに……
後悔しても何も始まらないのは分かってるけど、どうしても考えちゃうんだよね……
はぁ〜ダメダメ!暗い顔しちゃったらみんな心配させちゃうから明るくしないとね! よしっ!元気出たぞぉー!!今日も一日頑張ろっと!! 〜数分後〜 えへへ♪やっぱり私には明るい表情が一番似合ってるかも♡さっきまで暗かったのに今じゃこんなにも笑顔になってるもん♡それにしてもあの時見た夢は何なんだろう?あんなに鮮明に見たのは久々だよ……ん?あれは……誰?
「あそこに居るのは……確かこの学校の生徒会長さんだよね?」
綺麗な黒髪に整った容姿、凛々しい佇まい。間違い無い、彼女は俺が好きになってくれたあの子だ! でも、どうしてこんな所にいるんだろう? しかも、制服姿のままだし……まさか、何か事件に巻き込まれたのか!? そんなことを考えながら俺は彼女に近づこうとしたが――その時だった。
「危ねぇッ!」
彼女が何者かに襲われそうになっていることに気が付き、咄嵯に彼女を庇ったのだ。