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もう既に神作ぅ~.ᐟ.ᐟ.ᐟ
初ノベルです.ᐟ.ᐟ.ᐟ
そして、新連載です.ᐟ.ᐟ.ᐟ
『ずっと君の傍で居られますように』/青赤
ガラガラッ
青) 失礼します…
看) そんなに緊張しなくて大丈夫よ
青) はい…
看) あ、そうそう。今は居ないんだけど赤くんて子と同じ部屋なんだけど大丈夫?
青) あ、はい大丈夫です
看) 良かった。じゃあ私は他の患者さんの とこに行かなきゃだから
看) ゆっくりしててね
青) はい
ガラガラ
青) はぁ…
ボフッ
思わずベットにダイブしてしまう。
だけどやっぱり病院のベットだから家のと比べるとかなり硬い。
青) はぁ…なんで僕がこんな事に…
僕は心臓病と診断されてしまった。
僕くらいの年代で心臓病はかなり珍しいらしく、医者からはかなり驚かれた。
余命とかはよく分からないけど、順調に行けば1年くらいで退院出来るらしい。
まぁ1年でもかなり嫌なのだが。
…それにしても暇だな
スマホは持ってちゃだめだからって没収されちゃったし…
ほんと、何すればいいんだよ。
仕方ないから病院探検でもするか…。
と思いベットから立ち上がった時、
急に扉が開いた。
赤) ただいまー…って誰?!
青) へ、
真っ赤なさらさらした髪
黄と紫の今にも吸い込まれそうなオッドアイ
高い鼻に薄ピンク色の潤った唇。
いわゆる美少年…?、だ。
赤) あッ ! もしかして君が新しく入った子?
青) はいッ、青っていいますッ
赤)へぇ〜、いい名前だねッ! ニコッ
青) ドキッ…//
こんな可愛い子に名前を褒められて赤面にならない人など居ないだろう。
それくらい彼の笑顔は尊い。
赤) 俺は赤ッ !
赤) よろしくねッ!
青) よろしく…ッ!
赤) そうだッ、病院案内してあげよっか??
青) えッ、
赤) え、えっと、まだ来たばっかりで病院のことよく分からないかな…って思って…、
赤) どッ、どう??// ((上目遣い
上目遣いって絶対〇しにきてるでしょ…
青) お願いします…ッ!/
赤) あッ、敬語外していいよ!
青) わかった…!
赤) ふふッ…じゃあ行こ!!
赤) ギュッ(手繋
青) …?!//
急に赤くんに手を掴まれた。
無意識にやっているのだろうけど、心臓に悪い…。
病気が悪化してしまう。
赤) …?、どうしたの?
青) な、何でもないよッ!/
赤) そう…?なら良かった
赤) ほら早く行こッ!
青) うん…ッ!
案内中、赤くんは色んな事を話してくれた。
赤くんは白血病で、1年前から入院している事。
赤くんにはお兄さんが2人居て、2人ともとても優しいという事。
毎日、どちらかのお兄さんがお見舞いに来てくれる事。
沢山、沢山話してくれた。
話している時の赤くんは笑顔で、
だけど、何処と無く苦しそうな、
そんな感じがした。
赤) …ッく、青くんッ、!
青) へッ、
赤) ぼーっとしてたけど、どうしたの?
青) あー、…ううん、ちょっと疲れただけニコ
赤) えッ…、!、ごめんねッ!
赤) そうだッ…、!
赤) ちょっとこっち来てッ…!
青) …?、うん
僕は誘導されるがまま赤くんについて行っ た。
少し行くと赤くんは立ち止まり、大きなドアを開けた。
ガチャ
青) わぁ…!
赤くんが扉を開けるとそこは屋上だった。
赤) へへッ、空、綺麗でしょ
赤) 俺のお気に入りの場所なんだッ!
青) へぇ…、!!
赤くんの言う通り、空はとても綺麗で、
真っ暗な闇の中に沢山の光が散らばっている。
いつの間にこんなに暗くなっていたのだろう。
もう部屋に戻った方がいい、と思い、
後ろを振り返ると
ふと、両手をかざしている赤くんが瞳に映る。
赤) …ねぇ、青ちゃん
青) ん、…なに、?
急なちゃん呼びに少し戸惑ってしまう。
赤) 青ちゃんはさ、人はしんだら何になると思う?
青) え…、?
急にそんな事を聞かれ、もっと戸惑ってしまう。
赤) …まぁ分かんないよね、w
赤) ……俺は星になると思うなぁ…、
青) なんで?
赤) んー…、なんか、そんな感じがする、
赤) …言ってなかったんだけど、
赤) 俺、親いなくて、…
青) …えッ、
赤) お母さんは病気、お父さんは事故で亡くなっちゃったの…ニコ
青) ッ、!
無理して笑っている。
本当は辛いはずなのに。
赤) …だけどね、
赤) ここで星を見てるとなんだか、
赤) お母さんとお父さんに見てもらえてる気がするんだ、!、ニコ
赤) だから…、ッ、毎日頑張れるんだッ…!ニコ
赤) …、青ちゃん、 ?
青) …無理、してるでしょ。
赤) …、へ、
青) 無理に笑わなくていい、僕の前では、
青) 泣いても良いんだよ…?
あぁ、何言ってるんだ僕。
今日初めて会った人にこんな事言われても、
泣けないだろ。馬鹿なのか。
と思っていたら、
赤くんの目からぽろりと、雫が流れ出た。
赤) …、辛いよ…、ポロ
赤) お母さんもッ、お父さんもッ、居なくなって、
赤) 他の患者さんにはお母さんもお父さんも居るからッ、
赤) 毎日、ッ、羨ましくてッ、
赤) お兄ちゃん達が励ましてくれるけど、ッ
赤) お母さん達は帰ってこないから…ッ!
赤) 本当は早くお母さん達の所に行きたい…ッ!
赤) だけど、ッ、治さないとッ…て、
赤) 毎日、注射打ったりッ、痛い検査我慢したりッ、
赤) もうッ、嫌だよッ…ポロポロ
赤) 辛いよぉ…ポロポロ、
青) …ッ、…
ギュッ、
赤) へッ、ポロポロ
いつの間にか抱きしめてしまっていた。
泣きながら話す赤くんはとても辛そうで、
どうしても僕が守ってあげたいと思った。
赤)…ポロポロ、//ギュ、
赤) へへ、ありがと、ッ、//ニコッ
青) ッ、//
赤) …スーー、…、スーー、…
青) …あッ、寝ちゃった…、
青) …、サラッ、
そっと、赤くんの髪を撫でる。
赤) んぅ、…スー、スー、…
青) ……僕が赤くんの傍に居てあげるからね、
続く …♡100