おはようございます。
当たり前の毎日。
普通だけど、楽しくなんかなかった。
朝起きて、規則正しく制服整えて、時間よりも早く登校して、授業を聞いて、板書して、購買か学生食べて、家に帰って、早寝する。
「偉い」とか「賢い」とか褒められても全然嬉しくなかった。
おやすみなさい
そして、
おはようございます
今日も返事はきっと来な、
「あっ!ヨツバくんおはよう!」
話しかけて来たのは愛莉と言う子だった
え?
いつも話しかけて来ないのに
「え、あ、おはよう?」
「あ!ミツバくんもおはよう!」
「あ、おはよう、」
「なぁヨツバこれ超おもしろくね?」
今度は優斗と言う子だ
「う、うん、面白いね」
「どうした?ヨツバ今日のヨツバなんかおかしいぞ」
「え?大丈夫だよ、」
「そうか?一緒に学食いかね?」
「いいよ、」
「おばちゃん!俺ハンバーグ定食!」
「あいよ!」
「カレーライスで、」
「どうしたんだいヨツバくん元気ないじゃない!たくさん食べて元気付けるんだよ!」
「は、はい」
何かがおかしい
まるで違う世界に来たみたい
でも
楽しいし人気者
このままでも、、
「い…おい…..おい!..おい!ヨツバ!」
「え?あ、ごめんどうしたの?」
「お、おう。今日の給食うまいぞ!当たりだ!」
「そ、そうなの?食べてみるね」
な、何これなんの味?変な味がする。マズい
どこかで食べたことがある。
そうだ
小さい時間違えて口に入れてしまった絵の具の味。
でもなんで絵の具?
「ヨツバどうした?不味かったのか?」
「う、ううん。何もないよ美味しいね」
「そうか!良かったな!」
「うん、」
そういえば、ミツバくんも動揺してた。ミツバくんもおかしいって感じてるのかな」
居た!ミツバくんだ
「あの、」
「ミツバくん!・ヨツバくん!」
「あ、ごめんミツバくん。そっちからでいいよ」
「ごめん。あのさヨツバくん」
「なんか最近周りおかしくない?」
「学食とか購買の味が変な味だったり、あんまり喋ったりしたことない人が急に喋りかけて来たり、まるで別の世界にあるみたいで」
「だよね、なんだか違和感が多いし….」
「とりあえず、時間迫ってるし体育館掃除行こ」
「うん、」
「おっミツバとヨツバじゃん!つまんないよなー競走せん?」
「あ、うん。いいよ」
「んじゃ愛莉審判ヨロー」
「はいはーい終わったらちゃんとやってよねー」
「位置についてー」
「よーい」
「ドンっ!」
「おっしゃ俺1位なりーピースピース」
「ヨツバくん早いね、」
「おう!」
「ね、ねぇ優斗くん。なんか腕に線?みたいなのあるけどどうしたの?」
「え?」
その瞬間
ピキピキと音がなり、ガタガタと優斗くんは崩れていった。
「い、嫌いやあ、みつ、ミツバくんこれってどういう。」
「よつ、ヨツバくんこれ何?、、どういうことか、わから、な、い、、」
「どうしたの?ミツバくんヨツバくん」
「なーんだ壊れただけじゃん」
「え?」
「み、ミツバくん行こ」
「うん、」
「先行くね」
「わかった。どうしたのかなー?」
「ねぇやっぱりおかしいよ!」
「放送室にもこの原稿用紙とか字がおかしいし」
「読めないよ!」
「ほっうっそっうっいーんたっのしいけーどちょっとだるーい」
「あ、ごめんね場所移すよ」
「あ、うんバイバイ」
「図工室に移ろっか」
「なんな、、んだ、ろ」
あれ?こんな子居たっけ?
「こんにちは」
「君の名前は?」
「ルイ、スズキルイ」
「これ模型?すごいね。自分で作ったの?」
「うん。模型とか人形に絵の具塗ったりして….」
「ね、ねえ。ヨツバくんこの人形なんかおかしいよ。生徒そっくりに作られて、壊れた優斗くんが模型でも壊れてる。」
「え?」
「アーァバレちゃった。鋭い勘な奴はこれだから嫌いなんだよ」
パチンッ
その時指パッチンの音が響き渡った。
瞬間、身の回りの物が沈んでいき、快晴だった空も真っ暗な空になった。
「この子にこれ以上詮索されても困るから、この子は没収!」
「えっちょ、ヨツバく、ん」
「助け、、」
一瞬でミツバくんは連れて行かれてしまった。
「ミツバくん!」
「い、今行くから、!待ってて、!」
でもどうしたら、、、
ん?
地面が、砂?
そういえばルイさん地面に絵を描いてミツバくんのこと連れて行った巨大な手を描いてた。
もしかしたら、
やっぱり、
この空間は書いたものが現実になるんだ
ドアを書いたら
出来た。
開けると、ミツバくんの近くに繋がるドア
居た!
「ミツバ!」
「ヨツバ!」
「絶対助かるから待ってて!」
絵で床を描いて走って飛んで、ありったけの運動神経を奮い立たせて僕はルイさんに抱きついた。
「、、、僕が居たい世界は、このフィクションで、出来た嘘だらけの世界じゃなくて、ちゃんと辛いこともある世界で生きていたいから!、、だから、」
小学生の時にいじめられてから、僕は人付き合いが苦手になっていた。
ごめんね。きっとルイさんも、もう生きていなかろうが、辛いことがあったんだ。人とは比べ物にならないくらい。
そして、
「ありがとう。素敵な世界をありがとう。」
「ごめんなさ、、こんなつもりじゃ、なく、て」
ルイさんは、泣いて、吃逆をあげながら消えていった。」
それ以来周りにあった異変は消えていった。
次回に続く!
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