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20 - 第20話『お師匠様へ』

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2022年08月27日

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。  「ここはどこだ……ん?なんだこの紙は?」  彼が目を開けるとそこには一枚の手紙があった。『お師匠様へ』「…師匠…?」 お師匠様がいない時を見計らい、 私は手紙を書きました。 この手紙が届く時には、もう私はこの世にはいないでしょう。 その前に私が調べたことをお伝えしますね。…あなたは私の夢を見ましたか? 『はい』か『いいえ』で答えてください。 この夢を見た後、私と同じような人を見たことがありますか?『はい』ですか『いいえ』ですか?…そうですか。…やはりあなたにも見えていたのですね。なら話は早いです。 この人が誰なのかわかったら教えてください。 ヒントは二つあります。 1つ目は夢の中にいた人物です。 2つ目のヒントは『神』と呼ばれる存在のことです。 この二人は同一視するな、という言霊がありますよね。 彼らは私たちの世界では信仰の対象でした。ですがこの世界では違うみたいです。 彼らが何をしていたのかはわかりません。ただ彼らは… 世界を滅ぼそうとしました。 そのために戦争を起こしたりなどしていました。でも最終的には争いをやめています。…その理由は何かは不明です。 私たちの世界は平和になりました。今はそのおかげで、人々は豊かになっています。でもその代償に多くの犠牲がありました。だから私たちはあのような悲劇を繰り返してはいけないのです。もしまた、  戦争が起こったら今度こそ私たちが止めないといけないんです。 私たちにはその力があるのですから。 そして私は最後にこう書き加えます。「たとえどんな姿になっても絶対に諦めない」 これで終わります。どうかよろしくお願いします

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