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放課後…
スバルがキラキラな笑顔をあんずに向ける。
「あんず、家まで送ってくよ!、オッキーは……」
「俺は、姉が迎えに来るから大丈夫です。 」
すると、いかにも高級そうな車が校門の前に止まった。
車の中から、カールがかったショートの白髪に優しい金色の瞳をした大人の女性が出てきた。そう、悠の姉こと、月丘陽だ。
「”優”おまたせ。」
「全然待ってないよ。 それでは皆さんまた明日。」
「ばいばーい…。/またな。/また明日…。」
スバル、真、北斗、あんずが同時に言う。
悠が車の中に入り、姿が見えなくなるまで手を振る。
「……オッキーってお金持ちだったんだね。」
「うん…。僕もリアルで初めて見たよ。」
スバル、真がぽかーんとしてる。
「ん?あれくらいなら俺の家にもあるぞ。」
北斗が真顔で言う。
「それはホッケー/氷鷹くん家が普通じゃないからだよ!!」
スバル、真がツッコむ。
それを見て、あんずがくすくすと笑う。
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「優〜。悪いけど時間が変わってそのまま現場に向かうよ〜。……だから、そのウィッグとカラコンは今のうちに取っておいてね。」
「は~い。 」
悠のいつもの優しい低音ボイスから、クールな声だけれど女の子らしい声に変わった。悠から”優”に変わったのだ。
そして、柔らかそうな薄い茶髪から漆黒だけれどどこか煌めいてるように見えるロングの黒髪に……穏やかな緑目から存在感のある夜空のような紫目に変わった。
そう、その姿は子役から初め、今でも女優として活躍している、月丘優だった。
「……学校はどうだった?」
少しかすれた声で陽が聞いた。
数秒間が空いてから優は答えた。
「……校舎の中は少し荒れてた。ライブなんか今日見たのはただの殴り合いだったよ。ほんとにひどかった。……プロデューサーの仕事については今日ほとんど学んでない。普通の授業だったよ。 」
「…そう。」
少し悲しそうに陽がいった。
そして、優が迷うように口を開いた。
「今、夢ノ咲に通ってるのは遊びじゃないことは分かってる……」
優がまごつく。すると、とてもか細い声だけれど意を決した声で言った。
「友達ができた、 」
「……そっか…!」
陽は前を向いたままだ。けれど、顔を見ずとも、
とびきりの笑顔をしてることが分かった。
いつもより明るい声……うるうるした声にも聞こえた。
「お友達の話聞かせてくれる?」
「……うん!」
優は今日あった出来事を楽しそうに話した。
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楽しい時間はあっという間でもう目的地に着いた。
「いってらっしゃい。」
陽が笑顔で送る。
「いってきます!姉さん!」
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優が楽屋で深呼吸する。
今日は、優が待ちに待ったライブの日だ。
そう、優は今、アイドルもしている。それも、優にとってはアイドルが本業だ。
これまで、覚えてきた振り付けを頭の中でシュミレーションする。
「…よし!」
静かに声を出した。
そして、スマホのロック画面を見る。
「待っててね。プロデューサー。」
その画面には2人の男女のツーショットが写っていた。月丘優とプロデューサーこと小日向悠だった。
「月丘さん!そろそろ時間です。」
優は凛とした声で言った。
「……はい!」
これはとあるアイドルとプロデューサーの物語。
登場人物(オリジナルキャラクター)
月丘優(月丘悠)
アイドル兼女優。
夢ノ咲に月丘悠として転校してきた。
女優としては活躍できてるが、アイドルとしてはあまり伸びを見せれてない。
月丘陽
優の姉。
優のマネージャーをしている。
小日向悠
男性。
優のプロデューサー???
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