テラーノベル
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社員用通信網で、瞬く間に作戦は立てられ、進んでいく
まず、技術室の3人を分断するように動くこと。
コントロールルームにいるエージェントをコントロールルームに幽閉すること。
通信が、途切れたとはっきり分かった。
リボルバー「…まずい、1度撤退しなくては」
入口付近を照らす扉の向こうの明かりが途切れ、扉が閉まったことを悟る
リボルバー「……!!閉じ込められた…! 」
リボルバーはすぐに切り替え、コントロールルームの探索を続ける
膨大なデータを保有する箱達の電源は全て落とされ、干渉が不可能な状態である
リボルバーは考える
現在、コントロールルームにリボルバー以外の人は居ない、足音が全く聞こえてこないのだ。
隅の方に座り込み、考えをまとめる
3人の状況が不明な以上、やる事は2つだ。
セメントの身体調査、緊急脱出口等を見つけること
そうと決まれば動き出そう、とまずはセメントの方に向かった
相変わらず倒れ込んでおり、ポケットを探してみれば社員証が見つかる
だが、社員証は黒く塗りつぶされたかのように全ての情報が消えていることに気がつく
リボルバー「…こ、これは…勝手になんでしょうか…?」
リボルバー「…末恐ろしいですね…セキュリティなんでしょうか…」
後で撹乱に使われては困ると思い、社員証はリボルバーの装備の中に隠された
もう少し身体調査をすれば、明らかに普通のもの、自身がかけている眼鏡より数倍ほど重い眼鏡に違和感を持つ。 眼鏡に特殊な細工があることが予想できるだろう
それをかけてみれば、眼鏡越しに床に蛍光色の緑で道のようなものが表示されるだろう
それは、コントロールルームの奥の方を示しているが、先は分からない。
リボルバー「…こんな状況です、これを頼りに進むしかないですね。」
一刻も早く合流することを考え、リボルバーは行動を開始した。
警報音が、絶えず鳴り響く。
エレベーターから技術室は一本道で、隠れる場所は存在しない
りさ (…こうなった以上、強行突破しかない)
前後共にロボットによって包囲されており、交渉が通じる様子もない。
りさは
侵入者を包囲するロボットに、裏切る可能性なぞ搭載されていない。
りさはピストルを取り出し、すぐさま発砲しようとする
りさ「…!?弾がない…?」
sepia「っ…!りさ、何やって_」
りさ「違う_弾切れじゃない_」
sepia「…え…?」
ロボットA『プログラムの書き換えを確認』
ロボットA『部外者”4人”に対し直接干渉プログラム起動_』
sepia (…部外者)
sepia (そうだよな_)
sepiaは少しの哀しみに浸りながら辺りを見渡す
ロボットB『…侵入者、早急ニ抹消ヲ。』
りさは思考する
事前準備の段階で、確かにリロードは行った
弾切れを起こすほど弾薬を使ったわけが無い、
愛用している銃のことを知らないわけが無い
だんだん、だんだん、距離が詰められていく
りさは思考を加速させる
今はアクシデントだ、思考を加速させれば何か変わるはず、そう信じるしかない。
廊下、ロボットと混ざり合い、他のこういった施設よりは歪に思える金属のにおい、そしてジリジリとした空気と、共鳴する機械の音_全てが恐怖を掻き出して、3人を追い詰めていく
ロボット『…プログラムの書き換えを確認』
無機質な身体から発せられる無機質な声
ロボットB『戦闘モードに移行します。』
リボルバーは、真っ暗なコントロールルームて、グレネードをホログラムから実体になる。
そして、それを入り口に向けてピンを抜き、投擲した。
投擲されたグレネードが、5秒程で爆発する。
そして、扉がひび割れる。
微量ではあるが、廊下の光が漏れ出す
だが、まだ足りない。たった数ミリの希望のみが映し出される
リボルバー (…大丈夫_)
汗がじわりと滲む
リボルバー 「…」
焦り、恐怖、心配_全てが混ざり合う
まるで、炎がとめどなく燃え盛り、広がっていくように
もはや、リボルバーすら制御が出来ないほどであった。
今にも溢れ出そうなそれを、漏れ出す光にかざす。
刹那、その感情が、エネルギーに転化した。
3人は、気づけば煙に包まれていた。
ロボットは全て頭や腕が取れ、ボロボロになって黒煙をあげていた
かなが緊急脱出プログラムを実行する。
かな「…はぁ、はぁ 」
3人が現実世界に戻った途端、かなは顔を青くしてしゃがみ込んだ
りさ「かな!?大丈夫?」
かなは頭を抑える
耳鳴りが覆い尽くすかのようにガンガンと響く
捻り出すかのように、声を出す
「ご、めん」
「負荷…に、耐えられ、なかった」
sepia「…!」
sepia「そうか、かなは…」
かな「…少し…休めば…治るから」
かな「置いて………」
かなは静かに目を閉じ、言うなれば”スリープモード”に移行しようとしていた。
揺すっても、かなは反応しない。
“有機物は、長時間ネットに滞在してはいけない。”
sepia「俺が背負うから!お前は座標転移を解除する方法を!」
りさも、大きなショックに潰されてしまいそうであった。
りさ「え、えぇ…。」
かなに、また無理をさせてしまったのだから。
りさ (こんなこと考えてる場合じゃない_)
りさ (_っ!!でも、頭が、痛…)
りさもまた、大きな耳鳴りに襲われていた。
戦闘開始から2時間ほど経っただろうか、絶えず気を張ってきた反動が、今ここで襲う
安全な場所はないかと、sepiaと共に走って探す
座標転移に誰かの意思が干渉することはなく、ただランダムに飛ばされる
りさ (…この規則性さえ見つかれば、どうにか…)
りさ「とりあえず安全な場所に!!」
sepia「了解!!」
30分ほど走り続け、りさでさえ疲れてきたというタイミングで、事務室に繋がるであろう廊下に飛ばされ、事務室に飛び込むように入った。
事務室には、AIがスリープモードで眠っていた。
おそらく大きな衝撃を与えなければ朝まで目覚めることはないと2人は考え、放置することにした。
二人が座り込んだ瞬間、リボルバーからの通信を受信した。
リボルバー「御三方!!怪我はありませんか!?」
sepia「かながネットの負荷に耐えられず気絶、りさも様子がおかしい。」
リボルバー「なるほど、通信ができるうちに私の行動を説明します」
リボルバー「端的に言いますね。」
リボルバー「_私は1度撤退し、ケヤキと接触します。」
sepia「なるほど、でも俺の携帯からじゃダメなのか?」
リボルバー「今はmia外への通信がブロックされている状態です、私からsepiaさんへ連絡は出来ても、sepiaさんからケヤキさんへは出来ないでしょう。」
リボルバーがそういうと突然、通信が途絶える音がした。
sepia「リボルバー!!おい!?」
sepia「クソ、時間がない_」
sepia「どうすれば…!!」
sepiaが挫けてしまいそうな、その時
事務室の電気が、消えた。
sepia「うわっ!?」
sepia「…なんで急に…」
ひと呼吸して冷静になると、重い体を奮い立たせ立ち上がる。
記憶と手探りで扉を探し、外に出る
_真っ暗だ、まるで一瞬にして闇に覆われたかのように、全てが真っ暗である。
ネットから懐中電灯を生成すると、それの電気を付ける
sepia「…1回事務室に戻るか」
懐中電灯の明かりだけでさっきの扉を探し、座り込むりさを揺する
りさ「…!?」
正気を取り戻したりさも、その光景に驚く
もとより静寂に思えた施設が、より静かで、孤独に思えてくる
りさ「…さっきはごめん、作戦会議を再会しよう。」
sepia「了解。」
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