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12月となった。
イルミネーション当日まで残り一週間となっていた。
八尾は美華のLINEにこう送った。
《遂にあと一週間だね》
すると音速で返信が返ってきた。
《うん!超楽しみ!八尾君は?》
俺の答えは決まっていた。
《うん、楽しみだよ》
《そっか、じゃあね!また明日!》
LINEはそこで終わった。
翌日……
美華はなぜか元気がなかった。というより、以前のように笑わなくなった。
どうやら体調がどうも優れないらしい。
全体的に体がダルいと言っていた。
八尾は心配になり、津雲に相談しようとしたが、自分で考えろ。と一蹴されてしまった。
確かに、彼氏なら他人に相談せず自分の意思で動かなくては。
八尾は自分の優しさという武器で美華の心と体を癒してあげよう思った。
が、その日すぐに美華は早退した。
夜、美華にLINEを送ってみた。
《大丈夫?早退してたけど》
すると、今度は少し時間をおいて返信がきた。
《うん、大丈夫だよ。気にしないで》
《ほんとに?何かあったら言ってよ!》
《ありがと、ほんとに優しいね…》
八尾はひとまず安心した。
が、翌日学校に行ってみれば、
やはり美華は元気がない。
だが、イルミネーション当日は八尾と行きたいと強く願っていた。
その日まで八尾は慎重に美華を見守ることを決めた。一日…また一日と過ぎていく。
その頃には美華は全回復していた。
八尾は安心して普段通り生活することにした。
そして、遂にイルミネーション当日となった。