気がつくと雲の隙間から光がさしてきていて,朝が来たことを嫌でも教えさせられた。
「うわ…もう朝か…」
「うぅ…ってあれ?」
私はまた疑問が浮かんできた。てか,憂にあってから疑問しか出てこない…
「憂学校は?」
今日は月曜日。本来なら学校があるはずなのに…私は家出中だからとにかく,憂はどうするんだろう?
「あー…俺今不登校だから学校のセンセにバレなかったらいいんだよ」
「そっか〜ってええ?!」
不登校だったの?はじめて知った…ていうか,私憂について知らないことの方が多い気がする…
「まぁそゆことでほら,行くぞ」
「…はーい」
若干の違和感を感じながら私たちは歩き始めた。眩しい光が飛び交うビルの間を,私たちとは反対を行くサラリーマンの姿を見ながら私は家出する数日前のことを思い出していた。
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