テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
stpl 瑞赤 様
誤字脱字注意
日本語おかしい
昔から、れるはこいつの泣きそうな顔に弱い。
放課後の教室。夕焼けが窓から差し込んで、机の影がやたら長い。
れるはノートを閉じながら、斜め前の席に座る幼馴染――**こえ**を盗み見た。
赤髪。ピアス。周りから見たらどう見てもヤンキー。
でも、れるは知ってる。こいつがどれだけ優しくて、初心で、すぐ照れて、すぐ泣くか。
「……なあ、今日一緒に帰らへん?」
普段は標準語で通してる。優等生やし、生徒会長やし。
せやけど、こえの前やと、どうしても関西弁が出てまう。
「……う、うん。いいけど」
目を合わせへん。耳が赤い。
かわいい。ほんま、昔から変わらへん。
れるらは同じ学校、同じクラス。
それに――幼馴染や。
家に着いたのは、こえの方やった。
親は不在。分かってて、れるはここに来た。
「緊張しとる?」
「し、してない……っ」
嘘つけ。手、震えとるやん。
れるは靴を脱いで、そっと距離を詰める。
触れへん。まずは、声。
「こえ。大丈夫やで。今日は……ちゃんと、ゆっくりする」
その一言で、こえの目が潤んだ。
「……やさし……」
泣きそうな声。
あかん、可愛すぎや。
キスは、軽く。
唇が触れるだけで、こえは肩を跳ねさせた。
「っ……」
「怖ない。れるや」
額にキスして、頬に、瞼に。
時間をかける。前戯は、焦らんのが一番大事や。
指先で髪を撫でると、こえは小さく息を吸った。
「……好き」
ぽつりと。
その一言で、胸がぎゅっとなる。
「れるもや」
囁いてから、ようやく唇を重ねた。
今度は深く。舌が触れると、こえが小さく声を漏らす。
「ん……」
背中に手を回して、逃げ場をなくす。
でも、力は込めへん。包むみたいに。
服を脱がすのも、ゆっくり。
こえはそのたびに恥ずかしそうに目を伏せて、でも拒まへん。
「……いややったら、言うて」
「い、いやじゃない……」
涙目で首を振る。
ほんま、初心で泣き虫で、愛しい。
触れるたび、こえは小さく反応して、声を押し殺そうとして失敗する。
そのたびに「かわいいな」って言うと、また照れる。
時間をかけて、確かめるみたいに。
大丈夫やって、何回も伝える。
全部終わったあと、れるはタオルを持ってきて、こえを抱き寄せた。
「寒ない?」
「……あったかい」
胸に顔を埋めて、こえは泣いた。
嬉し涙やって、分かる。
「ごめん……すぐ泣いて」
「ええよ。泣くんも、こえや」
髪を撫でる。背中をさする。
「……ねぇ」
「ん?」
「れるちさ、これからも……一緒にいてくれる?」
不安そうな声。
れるは笑って、額にキスした。
「当たり前やろ。幼馴染やし、恋人やし。離れる理由、ないやん」
こえは、安心したみたいに目を閉じた。
明日も、同じクラス。
学校では優等生とヤンキー。
でも、二人きりのときは――
世界で一番、大切な恋人や。
申し訳ございません、stpl短編集の第5話を間違えて消してしまいデータにも残っていないので復元できなくなってしまいました。本当に申し訳ございませんでした。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!