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お久しぶりに書く話は……。そうだな、東リベファンが🍀のフォロワーに多いと思うから……。東リベss小説書きまっせ!!
【小さな幸せ】
(梵天)
「………暇」
「………仕事しろ」
「………今日の分終わった」
「………死ね」
梵天は犯罪組織であり、上に立つ者は梵天を支える役目、仕事がある。が、それも数年こなしてしまえば裏切り者の始末も探索も、資料の確認だってすぐに終えてしまう。イコール、時間が余っている。が、時間が余っているとしてもホワイト企業みたいに家に帰る等出来る訳では無い。緊急で仕事が入る事が多々ある組織だからであり、それと同時に裏切りと言う罪を行う者が居るからだ。
今、梵天の転々としてきたアジトの一室でNo.2三途春千夜と幹部の灰谷蘭はそれはそれは有意義な時間を……過ごしている訳ではなく、暇、暇、暇。ただ暇すぎる時間を過ごしていた。何もせず時間が過ぎるのを待つ時の時計の針の進み方。それはそれはとても遅く、なんだか時間を無駄にしている気分だ。いや、その通りなのだが。
不意に、誰かの足音がした。廊下から聞こえてくる靴の音。段々と此方へ近付いて来て、横向きのドアノブが45°回転した。
「…あ、先客居たんだ」
入ってきたのは蘭と同じく幹部の灰谷竜胆だった。何しにきた、と問えば暇だったから。と返事が返ってくる。そして、蘭と春千夜が向かい合わせに座っていたソファ。蘭の隣に竜胆が座る。
暫くの沈黙の後、あ。と声をあげたのは春千夜だった。
「あれやろうぜ、なにから始まるリズムに合わせて。ってやつ」
「ああ…いいけど」
了承を貰った所で皆スマホを置き、相手を見る。ルールを少し決め、春千夜から始まる事になった。
「「「___ハルから始まるリズムに合わせて」」」
パンパン、と二回手拍子が鳴り、春千夜が口を開く。
「ラン2」
「、、ランラン。、、リン2」
「、、リンリン。、、ラン3」
「、ランランラン__」
この調子でゲームは続いていった。
「、、ハルハル。、、リン4」
「、りんりんrあ。」
「はいざっこ〜〜〜おつかれぇい」
「竜胆だっさ」
「はあ!?うっっるせえな!!おい、もう一回やんぞ!!!!」
梵天の一室に響いた声。
それが、小さな、幸せ。
……いつまで、続くかな。
コメント
2件
何これずっと幸せでいろやお前ら…☆ 何か聞いた事ある様で無いようなゲームだ……☆とりあえず可愛い☆ 可愛いすぎるべこの会話☆ ありがとぅございやす☆