テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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俺って存在してる？

第2話 - #2 突然の家出

2024年05月06日

#snowman

#ご本人様には関係ありません

#兄弟

yume

辰哉)あいつ今日もノートとってきたよな

蓮)今日は、いつもよりも綺麗に書いてある。てか、大介兄さんが元気がなかったよ

照)あいつのことだから大丈夫

翔太)ただいま

涼太)ただいま

辰哉)おかえり

照)おかえり

亮平)おかえり

康二)おかえり

ラウール)おかえり

翔太)蓮！朝からは本当にごめんなさい

蓮)全然いいよ。俺も謝らないといけないと思っていたし

〜一方大介は…〜

大介)もう嫌だ。学校でいじめられて家では存在しているのか分からないし、家出しても誰も心配なんかしないよね。準備して出て行こうっと

ー準備が終了したー

大介)必要なものは全部持ったし大丈夫だよね

蓮)大介兄さんご飯だよってどこに行くの？

大介)お前には、関係がない

蓮)なんでそんなことを言うの？辛いなら誰かに相談してよ

大介)俺だって相談ができる人がいるんだったらもう相談してるしだから限界なんだよ。ほっておいてくれよ

蓮)嫌だよ。行かないでよ

大介)俺が決めたことなんだよ。否定しないで。じゃぁね。さようなら

ｶﾞﾁｬ

蓮)追いつけないと

蓮)出ていかないでよ。寂しいよ

大介)ずっとついてくるなよ。俺が出した答えなんだよ

照)おい！蓮勝手に外に出ちゃダメって言ったよね

蓮)ごめんなさい。でも理由があったの

照)だからといって勝手に外に出ていい理由にならない。先に戻っててね

蓮)うん

照)おい！勝手にどこに行こうとしてるんだよ

大介)どこでもいいじゃないか。俺を弟としてみてもらってない人に言われる筋合いない

照)そうなるよな。一旦家に帰ろう。外だと寒いだろ家に帰ったら俺の部屋に行くぞ

大介)はい

ー照の部屋に来てー

照)まず、本当にごめんなさい

大介)え、

照)俺は大介のことを弟としてみているよ。理由になっちゃうけど、お母さん達が亡くなってから、自分が弟たちを守っていかないといけないと思っていた。でも、数ヶ月後に蓮の病気が分かっていつも、大介のことは後回し毎日自分を責めていた「これでも弟を守れているのかなって」でも考えても行動ができなかった。だからいつも自分が大介のことを一番に考えたりしないといけないのに、自分が偉い人みたいに命令をしちゃった。本当にごめんなさい。謝っても許されないことっていうことは承知しているから少しずつでもいいからこの家族に生まれてきて良かったって思って欲しい

大介)うん。今まで勘違いしてごめんね

照)大介が謝ることじゃないよこれから仲良くしてください

大介)当たり前でしょ