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コメント
2件
ありがとうございます! 面白かったです! これからもがんばってください!
それでは
どうぞ。
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放課後の体育館は、部活を終えた生徒達の足音だけが残り、
少しひんやりした空気が漂っていた。
私は汗で張り付いた髪を手で払いながら、疲れた足を引きずり、
バレボールのネットを片付けていた。
部活の疲れは全身に残りつつも、どこか心は高鳴っている。
今日も先輩に会えるかもしれないと思うと、胸が少し跳ねた。
💙「大丈夫?」
突然の声に振り返ると、百花先輩が立っていた。
普段はクールで、近寄りがたい存在。
でもその笑顔には、わずかに照れた笑みが浮かんでいる。
その瞬間。
心臓がぎゅっと締め付けられた。
○○「は、はい…少し、足がつって…、」
声が震えてしまったのを、先輩は気付かないふりをして、すぐに手を差し伸べてくれる。
その手は温かく、力強くて、思わず息を吞む。
💙「無理せんで、」
💙「座って休んどいて。」
💙「ももがするから。」
私は体育館の端に腰を下ろす。
先輩はそっと膝をつき、私の足を優しく伸ばしてくれる。
触れるか触れないかの距離に、心臓が高鳴り胸が熱くなる。
💙「痛い?」
○○「痛くない、です…。」
○○「でも、その…先輩の近くにいると、」
○○「ちょっとドキドキ、します…。」
思わず口にした言葉に、先輩は一瞬目を見開き、照れくさそうに笑う。
💙「そう、?」
普段のクールな先輩が、私のためだけに少しだけ緊張している。
その事実に、胸の奥がじんわり熱くなる。
息が少し早くなるのを自覚しながら、私は目を逸らせずに先輩を見つめた。
○○「…、ありがとうございます。」
小さな声で礼を言うと、先輩はそっと手を握り返した。
その瞬間、体の奥が甘く締め付けられる。
握った手は少し長く離さないようにしてくれているようで、胸の奥が熱くなる。
💙「無理したら、…ももが見とるから…」
その言葉に頬が熱くなる。
自然と視線が合い、2人の距離がさらに近づく。
胸の奥がぎゅっと締め付けられ、心臓が高鳴る。
体育館の午後の光が先輩の笑顔を優しく照らしていた。
○○「先輩、」
💙「ん?」
○○「…あの、部活、また一緒にやりますか?」
先輩の目が少し大きく見開かれる。
でもすぐに、柔らかく微笑んで軽く頷く。
💙「勿論。」
胸の奥がぎゅっと温かくなる。
触れた手、交わした視線、
照れた笑顔____
全てが恋の始まりを告げていた。
少しの沈黙の後、先輩が小さく囁く。
💙「明日も、会える?」
○○「はい、会いたいです。」
💙「じゃあ、約束やな。」
胸の奥に甘く切ないものが弾けた。
手を握ったままの距離感、ほんの少し触れた肩。
まるで春が訪れたような気分。
放課後の静かな体育館で、先輩と私__
2人の距離が少しずつ、確実に縮まっていた。
end.
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リクエストありがとうございました!
テスト期間が終わったので、これからもまた投稿していこうと思います。
リクエストもお待ちしています!!