…この世界は残酷だ。
政府という名の悪は、異能力者を利用し、戦争の道具に使っている。
だから、私は…
「この世界を変えたいのだ!」
「……………」
あ、あれ…?
「な、なんで凸さん何も言わないのだ!?」
「いやさ…だってodmnのメンバー、俺とおどろくちゃんだけだよ?戦力足りないし、拠点は無駄に広いし…」
凸さんの言葉のナイフが、容赦なく私の心に刺さる。
「じゃ、じゃあ!仲間を増やせばいいのだ!それに、うたいさんも…」
「うたちゃんのことは話すな!」
凸さんの大声に、私はびっくりして固まる。
凸さんもそれに気付いたのか、ハッとしたように謝った。
「ごめん、おどろくちゃん…けど、政府に連れ去られて…生きてるかも分からないのに、無駄に期待したくないんだ…」
凸さんの顔は物凄く辛そうだった。
「…うん、私もごめん。」
「別にいいよ…それで?仲間に出来そうな人はいるの?」
「いるよ!貧民街に、物凄く強い子が居るって聞いたのだ!その子は…」
「孤独のさぁーもんって呼ばれてる。」
コメント
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新作だ、、楽しみにしときます!