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子供を拾った
おそらく小学生くらいの
道で倒れていたからおぶって帰ってきたけど
桃「どうすっかなぁ…」
いくら倒れていたとはいえこれ誘拐になるのか?
でも体がすごく冷たかったから
それに周りの人は全く気にしてないみたいだった
最近の人達の闇を見たような気がした
にしても…
桃「おーい、起きれそう?」
?「………」
桃「寝てる…か」
ゆっくりさせてあげたほうが良いよな
近くにあった布団をかけてあげた
ポットにお湯を沸かしてコーヒーを淹れる
あの子を拾ってきたは良いけど親御さんが心配していないか不安だな
?「ん…どこ…?」
桃「起きた?」
?「ビク誰?」
桃「怯えなくていいよ」
すごく肩を震わせている
そりゃあ起きたら知らないやつの家なんて怖いよな
桃「お名前教えてくれるかな?」
青「青…です…お兄さんは?」
桃「俺は桃、なんて呼んでくれてもいいけど桃くんとかだと嬉しいな」
少しは安心してくれたみたい
問題はこの子の家なんだけど…
桃「なにか飲む?」
青「ぁ…ぃえ、大丈夫です」
桃「そう?…飲みたくなったら言ってね」
知らない人の家だしな
なにか入ってるかもしれないしな
入れないけど
桃「青くんは家はどこか分かる?」
青「家は…無いです」
捨てられた…とか?
だとしたら深く触れるのはあれだよな…
桃「だったらどうするの?」
青「出ていきます」
桃「させるわけ無いでしょ?」
すると青くんは悲しそうな顔をしながら口を開いた
青「僕幽霊なんです」